くすぐったい違和感

くすぐったい





お目汚し、失礼いたします。



海外赴任をする企業関係者のために役立てようと
外務省がテロや犯罪などに巻き込まれないようにするためのマニュアルを作成して
ホームページに掲載しております。
で、そのマニュアルですが、なんとあの劇画「 ゴルゴ13 」の主役であるゴルゴ13
すなわちデューク東郷が海外での安全対策に関して説明するというような内容になっており
企業関係者ならずとも見てみたくなるようなコンテンツでございます。
コンテンツの詳細については外務省のホームページを御覧くださいまし。



それにしてもゴルゴ13はある意味
特定の思想信条や宗教理念に囚われないビジネスマンなのですが
重火器による破壊活動もおこなう超A級のスナイパーでございまして
そのゴルゴ13にテロや犯罪から身を守る方法を教えてもらうということに
何やら不思議な違和感を禁じえません。
何と申しましょうか、ズボンの上から股間を軽く撫でられるような感触でございまして
どこかくすぐったいようなこの違和感は随分昔、私が中学生のころだったかと存じますが
そのときにも似たような経験がございまして、何やら懐かしさを覚えました。



それは当時の新聞で見かけた広告なのですが
実写映画化もされた劇画「 さそり 」で有名な篠原とおる氏の作画による
麻薬撲滅キャンペーンに関するものでございます。
麻薬の売人が一般市民に接触する手口を説明したものでございまして
「 さそり 」こと松島ナミは登場しなかったものの、篠原氏の描く目付きの悪い麻薬密売人が
言葉巧みに一般市民に麻薬を売りつけていく様子が描かれておりました。
「 さそり 」という劇画に対してどちらかというと反社会的なイメージを持っていた私は
そういう劇画を描く篠原とおるという作家が警察に協力するような形で筆を振るうということに
妙なくすぐったさを覚えたのでございます。
そしてそれは先述の外務省のホームページ上のコンテンツに対して感じたのと似たものでございました。



反社会的な存在が、あるいは表面的なイメージとして反社会的な感じのするものが
犯罪の危険から身を守るための助言を与える、アドバイスをするということに対して
妙にくすぐったく感じるというのは、私ばかりではございますまい。
思うにそれは自分にどこか不道徳な部分、悪人に通ずるものがあるため
そのような形で助言やアドバイスを受けることに後ろめたさを感じるからではないでしょうか。



それがこの、ズボンの上から股間を撫でられるようなくすぐったさの正体でございましょう。
それゆえ、自分は根っからの善人だと豪語するかたは
胸ではなく股間に手を当ててよ~く考えてもらいたい。
そしてズボンの上から中身をそっと撫でてもらいたい。
何も感じないかた、それはきっと「 思い上がり 」に対する不感症なのでございます.....





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