夏みかん修行

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お目汚し、失礼いたします。



親戚が夏みかんを送って来ました。
ダンボール箱いっぱいの量ですので、腐らせずに食べきることができるか不安でございます。
柑橘系の果物は嫌いではないのですが、あまり酸味が強いものは苦手でございまして
私はグレープフルーツもキウイフルーツも食べますが
グレープフルーツには必ず砂糖か蜂蜜をかけますし、キウイはゴールドキウイの方が好みでございます。
夏みかんは私の中ではどちらかといえば酸味が強い方なので
送って来てもらったのはありがたいものの、いくぶん困惑気味でございます。



とりあえず食してみました。
皮が分厚いのでペティナイフで皮に切れ目を入れて剝かなければなりません。
この手間が夏みかんを私から遠ざける一因となっております。
で、皮を剝いて実の入った小袋を取り出し、更に小袋から実を出して食するわけですが
小袋の果心側の端を歯で噛み切り、袋を捲り返して実を起こす時、実から汁が飛び散ることがございます。
その汁が目に入らないように、あるいは手や顔の擦り傷、切り傷に降りかからないように注意せねばなりません。



そうやって取り出した実を食する時も
誤嚥で喉に酸っぱい汁が引っかかってむせないように用心する必要がございます。
このように夏みかんを食するときは相当な手間がかかるわけでございまして、一種の苦行でございます。
しかし1個食べ終えたあと、私はその一連の作業が苦行だと感じる一方
何やら儀式めいたことをやり終えた爽快さのようなものも感じました。
また夏みかんにはビタミンCやクエン酸が多く含まれており、健康にもイイということで
夏みかんを食するのは肉体的・精神的な鍛錬、修行の類だと思えてまいりました。



カルト教団の信者めいた物言いになってしまいましたが私は大真面目でございます。
まぁそうでも思い込まなければ大量の夏みかんを食いきれないという切羽詰まった事情もあるのですが
こういう発想を習わしとすることによって他の苦手な食べ物も克服できるような気がいたします。
その食べ物を食する際の手間、味、ニオイ、食感など敬遠したくなるものを
あえて一つ一つ噛み締めることに修行色を見出せば
メンタルやフィジカルな充実感を覚えるようになりましょう。



そしていずれはドリアンや鮒寿司、シュールストレミングなども克服できるはずでございます。
もっとも、あまり修行が行き過ぎて、ヘビだのムカデだのゲテモノ料理の類に手を出し
挙句の果てに熟女のオシッコをゴクゴク飲み干すようになったり
若い女性のウンコをパクついたりするようになっても嬉しい…いや、困りますが。



まぁそれはともかく、明日から毎日1個、夏みかん修行に励もうかと存じます。






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