落日の光景




お目汚し、失礼いたします。



三日前の日曜日に大阪府のウオーターフロント、南港へ出かけました。
南港には通称「 ATC 」と呼ばれている
「 アジア太平洋トレードセンター 」がございます。
ここは各種テナントやイベントホール、ショッピングモールなどを有する
複合型商業施設なのですが
このATCのすぐそばに帆船が停泊している岸壁がございまして
その埠頭のような場所を散策いたしました後
喫茶店へ入って景色の良い窓際の席でコーヒーを飲みました。
ATCのビルは、大阪府咲洲庁舎と連絡橋でつながっており
この庁舎ビルには有料展望台がございまして
夜には美しい夜景を楽しむことができるとのことでございます。



連休序盤でございまして、ATCのイベントホールでは「 トミカ博 」
そして付近の見本市会場では「 食の博覧会 」といった催し物が開かれ
多くの人出が見受けられました。
そういった人出の多い地区から少し離れた場所に
ドーム型の建造物がございます。
海に浮かぶミラーボールのようなその建物は
「 なにわの海の時空館 」と申しまして
大阪市立の海事博物館だったのでございますが
入場者数が思いのほか少ないことから経営難に陥り
先々月、閉館となったのでございます。



大勢の人々が集まっている商業施設から離れた場所で
忘れ去られたように海に浮かんでいるその博物館の姿は
遠目から見ても侘しさのあふれる荒涼とした光景でございました。
ハコモノ行政の悪弊がもたらした当然の結果とはいえ
私も以前から一度ここへ行ってみたいなと思っていましたので
実にツライ光景でございます。
この施設、撤去するのか何らかの再利用をするのか存じませんが
夕日を浴びてぼんやりと光っていたドーム型の建造物は
何やらひどく寂しそうに見えました。



そんな落日の光景とは対照的に
JR大阪駅の北側には「 グランフロント大阪 」と呼ばれる
大規模な商業施設が作られ、去る4月26日にオープンいたしております。
この商業施設、学術研究都市のような側面を持った区域も存するとのことで
単なる商業施設とは若干、毛色の変わった部分を持ち合わせております。
報道によると、来場者はオープンしてからの三日間で
百万人を越えたそうでございまして、かなりの盛況でございます。



私も行ってみたいとは存じますものの
人込みに揉まれるのが苦手な私、当分の間は遠慮するつもりでございます。
人込みに股間を揉まれるのならイッてもいいのですが
どうせなら優しく気持ち良くお手柔らかに揉まれたいものでございまして
まぁそのような僥倖に巡り会うことは、おそらく皆無でございましょう。



ともあれ、この盛況が長続きするように、そしてこの商業施設が付近一帯の
ひいては大阪府の、さらには日本全体の景気に
好影響をもたらす場所となることを願って已まない次第でございます.....






発信力




お目汚し、失礼いたします。



ゴールデンウイークの前半は地元の大阪府で過ごした私ですが
後半の3日から6日まではちょいと泊りがけで遠出をしようかと存じます。
その間、これはブログの記事として書いてみようかなと
食指が動くような体験ができればイイのでございますが
実際のところ、そういった体験にめぐり合うということはなかなかございません。



世界一周旅行などいたしますれば
さぞかし貴重な体験をしたり珍しい物や光景を目にしたり
ということもできましょうが、あいにくカネがございません。
車に乗って野宿しながらの日本一周ぐらいなら
何とかできそうな気もいたしますが、あいにくヒマがございません。



つい先ごろ、USJで大学生が迷惑行為を繰り返し
その様子をブログやツイッターで披露して大問題になっておりました。
このように、ネタが無いなら作ればイイとでも申すようなやり方は
論外でございますが、ただ、そういったことを気に病んで
インターネットを利用した発信力を弱めてしまうのは
いかがなものかという御意見もございましょう。
やり過ぎでさえなければ、ネタを作るために何らかの行為に及ぶのは
許されるのだという主張もあろうかと存じます。



とはいえ、その線引きについては微妙な部分があって
「 これぐらいなら大丈夫 」だったはずが
蓋を開けてみたらとんでもない炎上騒ぎになるというケースもございましょう。
タイムトラベルで過去へ戻り
山の中で雑草を一本抜いて現在に帰ってきたら
山全体にわたって禿山になっていたというようなことが起きるのが
ブログやツイッター、インターネットの世界ではないかと存じます。



それゆえ私は、自分からアクションを起こしてまでして
ブログのネタを作るようなことは決していたしません。
また仮にそのようなことをする必要性が生じても
極力、当たり障りの無い行為で済ませるつもりでございます。



ブログやツイッター、インターネットなるものの発信力の強さは
未知数でございまして、予測不可能な部分もございます。
繰り返しますが、タイムトラベルで過去へ戻り
山の中でマスをかき、一発ヌイて現在に帰ってきたら
山全体にわたって自分の子孫が集落を作っていたというようなことが
起こりうるのでございます.....






覚え書き 2013年5月6日




お目汚し、失礼いたします。



何やら予定が狂ってしまいました。
たっぷり5月の6日まで旅行を楽しむつもりだったのでございますが
仕事の予定が急遽繰り上がり、店に戻らなければならなくなったのでございます。
5日の夕刻に自宅に戻り、本日6日から早速仕事となった次第。



それはさておき、旅行中、ブログの記事の材料になりそうなことがあれば
メモに書き留めておこうとしたのでございますが
何かと慌しい旅行でございましたゆえ
メモを取る余裕がろくにございませんでした。
そこでこの場を借りて、旅先で出くわした「 材料 」を
思い出せる範囲で順不同に仮タイトルとサブタイトルという形で要約し
書き留めておこうかと存じます。



こんなところに2ちゃんねる!
 乱文紳士が淡河パーキングエリアで見たものは?

何屋? 何人? 何教?
 リアクションに見る社会心理学

不要なポスト
 時は今、インターネットの時代!

リアマニア
 念のために申し上げますが、私はモーホーではございません.....



なお、これら以外にも思い出すことができた「 材料 」があれば
追ってブログ化するつもりでございます.....






インパクト




お目汚し、失礼いたします。



兵庫県を通る高速道路、山陽自動車道に淡河というパーキングエリアがございます。
この前のゴールデンウイークに車で山陽自動車道を走りまして
途中、休憩のためにこのパーキングエリアに停まりました。
その際、トイレに行って用を済ませたのですが
大便用の個室トイレのドアに貼紙がしてございます。



貼紙には「 段差あり! つまづき注意!」という文言が
何やら某電子掲示板でよく見かけるAAのような絵とともに記されております。
この絵についてですが、本来なら写真をアップすべきところ
トイレでカメラ撮影をすることがいかに誤解を招きやすい行為であるか
ということは私も重々承知しておりますゆえ
残念ながら私のおぼろげな記憶でしか申すことができません。
絵は「 ○ 」や「 」、「 / 」や「 \ 」といった
単純な記号もしくは図形、線分のみで構成されており
まさに2ちゃんねるに投稿されているAAのような代物でございました。



ドキュメント1圧縮Webページ.jpg



ざっとこんな感じだったかと存じます。
念のために申し上げますが、あくまでも私の記憶による再現画像でございますゆえ
正確さは保証できません。この再現画像では上り段差となっておりますが
実物は下り段差だったかもしれません。



この貼紙が、ネットで散見されるアスキーアートを意識して作られたのかどうかは
判然といたしませんが、そういった予備知識がある者にとっては
この絵は非常に興味深いものがございます。
ただ個人的な感想で申しますれば
単純な記号・図形・線分で構成されている絵ゆえに
インパクトが弱いような気がするのは否めません。
トイレの利用者の注意を促し、不慮の事故を避けるという実効性を確保するなら
せめてこのような絵にするべきではないかと存じます.....



ドキュメント2圧縮Webページ.jpg






物差し




お目汚し、失礼いたします。



先のゴールデンウイークにおいて、自家用車を使って旅行に出かけた私なのですが
高速道路を走行中、いわゆる「 痛車 」なるものを目撃いたしました。
アニメの「 けいおん! 」のキャラが描かれた車でございます。



「 痛車 」というと以前の私、イタリア製の車だと勘違いするより以前に
「 つうしゃ 」と読んでおりました。
萌えキャラのデザインが施されたオタク趣味のクルマだということを
最近知ったのでございますが
それまでの私、「 痛車 」を見かけるたびに
「 乗ってる人は『 何屋 』さんなのだろうか 」と首をかしげたものでございます。



私が「 痛車 」を見て運転者の商売が「 何屋 」だろうかという反応を示したのは
私が商いの町、大阪府に住んでいるからでございましょう。
人間は何かユニークなものや不可解なものに接した場合
その対象を把握しようとする際に
自分の周りの社会環境の影響を受けやすいものでございます。
それゆえ同じものを見ても、見た人が普段生活している社会的な環境によって
そのユニークさや不可解さを把握する「 物差し 」が異なるはずでございます。



まぁ異論はあろうかと存じますが、私の率直な考えを述べさせてもらうなら
たとえば何か不可解な行動をとる他者と出会ったとき
宗教が日常的な社会生活に染み渡っているイスラム諸国の人なら
「 こいつは何教の信者だろうか?」と思い
人種の坩堝、多民族国家と言われている米国の人なら
「 彼は何人なのだ?」と思うのではないでしょうか。



車に話を戻しますが、何か奇天烈で型破りなデザインが施された車を見た人間は
自分が属している社会的な環境に応じて
何屋か、何教か、何人かと運転者の素性を推し量るものでございます。
そしてときには何屋か、何教か、何人か、まったくわからず
そのかわり派手さにかけては、絶対に負けないという
非常にパワフルかつシュールな車を見かけることがございます。



これはある意味、どんな「 物差し 」にも当てはまらない
最強のクルマでございますが
あえて「 何人 」かと申しますなら、おそらく関西人でございましょう。
関西人の私がこんなことを申し上げるのも、口幅ったい限りではございますが.....






不要なポスト




お目汚し、失礼いたします。



私の地元にはございませんが、地方または郊外の町や村で
ときたま「 白ポスト 」なるものを見かけることがございます。
ゴールデンウイークの旅行中に
たまたまその「 白ポスト 」を見かけたのでございますが
今更ながら感じたのは、あのポストへ「 有害図書 」を投函しに来る者が
実際にいるのだろうかという疑問でございます。



ノコノコとあのポストまで行って有害図書を捨てるなど
普通の神経の持ち主なら恥ずかしくてできようはずもなく
それは私とて同様でございます。
私の実家の押入れには百冊近いビニール本・エロ雑誌の類が眠っておりますが
それらを一度に捨てるとなると、マジソンバッグにでも詰め込んで
エッチラオッチラとポストの前まで行き
そこでバッグのチャックを開けて一冊一冊、ポストに投函しなければなりません。



その間、そばに誰もいなければいいのですが
白ポストは、ひと気の無い鬱蒼とした森の中にあるわけではございません。
一冊だけならまだしも、百冊近いものを投函するとなるとそれなりの時間を要し
必ず他人の視線にさらされることとなりましょう。
そもそもチキンな私には
一冊ですら恥ずかしくて投函することができそうにありません。
通りすがりにサッと突っ込むことさえ無理でございます。
20メートルぐらい離れた位置からジョギングをするフリをしながら
投函口めがけて投げ込んで走り去るというピンポンダッシュのようなやり方なら
まだできそうな気もいたしますが。



しかし、ここまで考えてから私、ふと気付きました。夜でございます。
深夜、人通りが完全に途絶えるころを見計らって投函すればいいではないかと。
そう考えると、単なるお飾りのようなあの白ポスト
意外と利用者は多いのかもしれません。
だとすると、それなりの需要はあるといえましょうが
時は今、インターネットの時代でございます。
今やエロ画像は紙媒体ではなく、電子媒体を使って手に入れる御時勢でございます。
いずれあの白ポストは無用の長物と成り果ててしまいましょう。



だからといって、今度はネット上に白ポストのようなものを設けたとしても
やはり無用の長物と化してしまいましょう。
どのコンピュータにも「 ごみ箱 」という名の
白ポストが付いているのでございます。
そして仮にネット上に白ポストのようなものが設けられ
頻繁に利用者が訪れるようになったとしたら
そこはむしろハッカーやクラッカーたちにとっては
有害図書の「 宝庫 」となってしまうかもしれません.....






リアマニア




お目汚し、失礼いたします。


私、本物のカーキチではございませんが
新型車やモデルチェンジした車などを見かけると
つい視線が引き寄せられてしまいます。
そしてどこのメーカーのなんという車かを確認し
メーカーサイトへ飛んで3Dシュミレーターをグリグリ動かし
その外観を見て楽しむのでございます。



私が車の外観で特にこだわるのはリア部分でございまして
どんなに車のスペックがすぐれていても
リア部分が私の感性に合わないと好きにはなれません。
要するに面食いならぬケツ食いでございまして
ケツの形やデザインが良ければ、どこのメーカーの車でもオッケーでございます。



ゴールデンウイークの旅行では私、クルマを移動手段としていたのですが
行く先々でいろいろなクルマを見かけました。
しかし私の感性にピンと来るケツにはめぐり合えませんでした。
私が今まで、このケツは美しいと思った車を列挙いたしますと

7代目のトヨタ・マークII
3代目のトヨタ・カリーナED
6代目のトヨタ・チェイサー
トヨタ・コロナプレミオ
2代目のトヨタ・マークX前期型
6代目~8代目のホンダ・アコード

という具合にほとんどトヨタのクルマなのですが
なぜそうなのか自分でもよくわかりません。
きっとトヨタの工業デザイナーと私、感性の相性が良いのでございましょう。



ホモホモ…おっと失礼、そもそも私がなぜクルマのケツに惹かれるのか
自分でも分かりません。
おまけに私、交通事故に遭ったことが今までに4回ございまして
4回とも私が被害者だったのですが
そのいずれの場合もオカマを掘られております。



おそらく私、ケツとは何かの因縁があるのでございましょう。
なお、念のために申し上げますが、私はモーホーではございません.....







反省の弁




お目汚し、失礼いたします。



ゴールデンウイーク中の旅先でブログを書くための材料を見つけ
その材料を元に4つの記事を書かせていただきましたが
結果的にブログの更新が遅れがちになってしまいました。
これは5月6日の記事において、これから書く記事の内容をあらかじめ告知し
その告知した内容をまず先に消化しなければならないとこだわったため
却って手間がかかってしまったからでございます。



ブログなるもの、元々は日記のようなものでございますゆえ
そのときそのときのリアルタイムで見つけた材料を扱うべきでございましょうし
またその方が書くための瞬発力やモチベーションが高まるものでございます。
とりわけ今なら、自宅の寝室にオトコを連れ込んだところをダンナと鉢合わせして
テレビのレギュラー番組を体調不良で欠席するハメになったオチビちゃんのことが
旬のネタとなりましょう。



まぁ私としては、事前に予告編のようなものを書いて
それを順繰りに記事にして消化していくというスタイルが
オサレに思えたわけでございまして
何やら一丁前のエンターティナーの真似事をしてしまった次第。
こんなことを申し上げると何が「 エンターティナー 」だ
おまえなんざ単なる「 変態ティナー 」だろうがと
私のブログを多少なりとも継続して訪問されているかたから
お叱りを受けそうでございますが
しがない中年男のささやかな勘違いとして、どうかお許しくださいまし。



次週からはいつものスタイルで記事を書いていく所存でございます。
もっともこの「 いつものスタイル 」というのが何なのか
私自身まだよくわからないのでございますが.....






建物の中の街




お目汚し、失礼いたします。



この前の日曜日、家でゴロゴロしていても仕方ないので
どこかへ出かけようと思いましたが、特にいくアテもございません。
都心の繁華街でもブラブラしてみるかと思いつき
電車に乗って大阪の梅田界隈へ行くことに決めました。



阪急梅田駅で降りた私は、阪急百貨店うめだ本店へと向かいました。
阪急百貨店うめだ本店は昨年、改装工事が完了して
リニューアルオープンいたしております。
出かける前は、梅田界隈を歩き回った後
JR大阪駅の北側につい先月オープンしたグランフロント大阪まで
足を伸ばそうと思っておりましたが
体力的にも時間的にも、とてもそんな余裕はなさそうでございましたので
結局、新装開店した阪急百貨店を見に行くだけにとどめました。



で、阪急梅田駅から「 動く歩道 」に乗って
阪急百貨店前のコンコースまでやってきたのですが
以前よりもコンコースは広くなったような気がいたします。
なにやら空間的な奥行きが広がり
開放感を感じるような建築デザインになっておりまして
これは阪急百貨店の店舗内についても同様でございます。



街の中に百貨店の建物があるというよりかは
百貨店の中に街がある、という感覚でございまして
特にそれは9階から12階の吹き抜けとなっている部分において
顕著でございました。
店内ギャラリーでは、ガラス工芸作家による作品の展示がおこなわれ
緑豊かな公園を思わせる13階の屋上広場では
年のころは小学生ぐらいと思われる子供たちが
ダンスパフォーマンスを演じておりました。



数年前、この阪急百貨店がリニューアルオープンのために
全面的な改装工事に入ったと聞いたときは
何やらさびしい思いがいたしました。
さほど裕福ではないごく平凡な家庭の子供だった私にとって
ときたま親に連れて行ってもらった阪急百貨店はまさに別世界であり
どこかテーマパークのような趣さえございました。
当時の私は阪急百貨店といえば、このうめだ本店しか知らず
また百貨店といえば阪急百貨店しか知りませんでした。
そんな阪急百貨店が大規模な店舗改装をすると聞き
抗えない「 時の流れ 」というものを感じたのでございます。



エレベーターの昇降状態を示す
アナログ時計のような階数表示板に目を奪われ
何も買ってはもらえないと分かっていながらも
おもちゃ売り場で胸をときめかせ
硬いボール紙でできた大食堂の食券を握り締めながら
席取りにやきもきしたあの頃の思い出が
全面的な改装工事という大きな時のうねりによって
根こそぎ持っていかれるような気がしたのでございます。
しかし、こぎれいでおしゃれな感じに仕上がり
快適で心地よい空間が演出されている百貨店内の様子を見て
「 ま、これもアリかな 」という思いをいだきました。
かつて幼い私にとってテーマパークだった場所は
大人向けの癒しの里へと様変わりしていたのでございます。



とはいえ、私にとっては癒しの里であっても
今このときにここへやって来る子供たちにとっては
やはりここはテーマパークのように感じられるのかもしれません。
そしてその子たちが私と同じぐらいの年齢になったとき
再びここが全面的に改装されたら、彼らは今の私と同じように
ここを癒しの里だと感じるようになるのでございましょうか。



もっとも、その頃には墓の下にいるであろう私には
そんなことを知るスベなどあろうはずがございませんが.....






自転車熟女




お目汚し、失礼いたします。



髪の長い御婦人でございました。
年のころは50歳前後といったところでございます。
ちょっと色黒なところを濃い化粧で隠していらっしゃるようですが
切れ長の目と背が高くてスタイルの良い体が
とてもチャーミングな熟女でございます。



どこかにお勤めなのでございましょう。
私が朝クルマで自分の店に出勤する際
自転車を漕いでおられるのをよく拝見いたしました。
急な坂道をママチャリを漕ぎながら上って来られるのでございますが
20代女性でもキツいであろう坂道を
眉間に縦ジワを寄せながら立ち漕ぎをして上って来られるお姿は
非常に官能的でございまして
この女性の勃ちコキ姿…おっと失礼、立ち漕ぎ姿を見かけることが
出勤時の私のひそかな楽しみになっておりました。



ところが最近、この御婦人が自転車に乗るのを
やめてしまったようなのでございます。
いつも歩道を歩いていらっしゃいまして、雨の日は勿論、快晴の日でも
自転車には乗っていらっしゃらないのでございます。
病気か怪我でもされたのかと思いましたが
そのような様子も見受けられません。



お年のせいかもしれません。
お勤め先までどのぐらいの距離があるのかは存じませんが
やはり50歳の大台を越えると自転車での通勤には
つらいものがあるのでございましょう。
特に上り坂の坂道を進む際はそれが甚だしく
自転車を押して上がるのも重労働となることでございましょう。



実に残念な思いがいたしました。
この御婦人の立ち漕ぎ姿を拝見することによって
何やら元気付けられていた私でございます。
人力自転車がしんどいのなら、電動自転車にでも乗っていただければ
いや、いっそ私が自転車になってもいいのにとさえ思いました。
四つん這いではなく、ブリッジのように仰け反った体勢で
自転車に変身し、彼女に乗ってもらうのでございます。
もちろん、私の腰がサドルでございます。



そんなことを考えながらクルマを運転しておりましたら
徒歩で通勤されている彼女を今朝も見かけました。
なんとなく老け込んでしまったかのような姿を横目で見ながら
ちょっぴり寂しい思いで彼女のそばを通り過ぎた次第でございます.....