心理学的トリック




お目汚し、失礼いたします。



毎日毎日暑い日が続いておりますが
皆様、いかがお過ごしでございましょうか。
今日から8月でございますが
8月と聞くと、なおいっそう暑さがつのるような気がいたします。



この暑さはあきらかに異常でございましょう。
日本各地で33℃、34℃、35℃という気温が
あたりまえのように観測されるというのは
10年ほど前にはなかったはずでございます。
その当時、気象庁が「 高温注意情報 」なるものを発令していた
というようなことは、少なくとも私の記憶にはございません。



気象庁もただ単に気温を観測して発表するだけではなく
気温を下げる方策を考えて実行するような
積極的活動をしてもらうわけにはいきますまいか。
まぁそれなりの予算が必要となりましょうが
毎年熱中症で死者が出たり大勢入院したり
というようなことを避けるためなら、国庫の支出もやむなしと言えましょう。



仮に予算が付いたとして、問題はどうやって気温を下げるかでございます。
気象制御についての最先端テクノロジーが
どの程度まで進んでいるかは存じませんが
何らかの効果があるものでなければ
税金をドブに捨てることになってしまいましょう。



人工的に雨を降らせる技術は聞いたことがございますが
水不足を自由自在に解消できるほど画期的な技術がある
という話はまだ聞いたことがございませんし
まして気温を広範囲の地域にわたって下げる技術については
まったく聞いたことがございません。



しかし、とにかく暑くてかないません。
なんとかならないものでしょうか。
いっそのこと、嘘も方便と申しましょうか
プラシーボ効果と申しましょうか
気象庁が嘘の観測結果を発表してみてはいかがでございましょう。
実際の観測結果より2℃か3℃低い気温を発表するのでございます。



あまり極端に低い気温を発表すれば、すぐ嘘だとバレますので
体感温度では区別の付かない程度に低い観測データを
国民に伝えるのでございます。
そうすれば気持ちだけでも涼しくなり
暑さが原因となるストレスやトラブルが減るのではないでしょうか。



しかし反面、熱中症による被害が拡大する
というリスクが付いて回りましょう。
正確な気温を知ってこそ、正しい暑さ対策ができるのでございます。
気象庁の言うことを鵜呑みにして、まだ大丈夫だとタカをくくり
水分の補給をおこたったり
体を冷やすための措置を講じなかったりすれば
大変なことになってしまいます。



やはりそういう小手先じみた心理学的トリックのようなもので
何とかしようというのはNGでございましょう。
とはいえ、気温を実際に下げる科学的な技術が無い限りは
そういう方法もやむなしなどということになりかねません。



そして考えたくないことではございますが
現にその心理学的トリックがすでに使われているとしたら……
本当は36℃37℃38℃39℃40℃・・・となっているのに
わざと低いめの気温を国民に対して気象庁が発表しているのだとしたら……



何やら一瞬、背筋を冷たいものが過ぎって凉しくなりましたが
これも気象庁による心理学的トリックでございましょうか.....






推計50万人




お目汚し、失礼いたします。



厚生労働省の調査によると、日本全国の中高生のうち
推計で約50万人がネット依存症になっているそうでございます。
一見すると大変な数に見えますが
これは要するに「 推計 」でございまして
推計の基となったアンケート調査によれば
中高生の8.1%がネット依存症と認定されるような回答を
おこなったとのこと。



10人に一人弱ということになりましょうか。
学校のクラスが一クラス30人とすると
一クラス2、3人はネット依存症ということになりましょう。
これが多いか少ないかはなんとも申せませんが
私個人の印象としてはそれほど大騒ぎするほどの数ではない
という気がいたします。



ただ、これは現時点での話でございまして
これが等差級数的、ひいては等比級数的に数が増えるようであれば
国として何らかの対策が必要になりましょうし
そういった悪い芽をあらかじめ摘んでおくためにも
今からでも早期の対策が必要になってくるかもしれません。



しかしこういった対策を立案したり実行したりするのは
なかなかむずかしいものでございます。
今やネットはわれわれの社会にとって欠かせないインフラとなっており
日常生活においてネットに接する機会を
完全に排除するのは困難でございましょう。
水を飲む際に水道の蛇口を使わず、川の水を煮沸したり
海の水を蒸留したりして水を飲むようなことは、今さらできますまい。



思えば時代も変わったものでございます。
中高生が思春期に罹る依存症といえば
かつてはオナニー依存症だったはずですが
今やサイバー空間に入り浸るのがトレンドに。
イチモツやオサネを弄る代わりに
今の若者はキーボードやタッチパネルを弄って
ハァハァしているのでございましょうか.....






The Mirage Lady




お目汚し、失礼いたします。



4、5年前のことでございまして
今でも印象に残っている光景がございます。
日曜の午後、JR大阪駅前近くを歩いておりました。
夏の暑い日で、道行く人も大方はエアコンの効いた地下街の方へ避難し
地上を歩く人の姿はまばらでございました。



大手の書店がテナントとして入っているビルの前を歩いておりましたら
前方からこちらに向かって歩いて来る女性の姿を見かけました。
地面から立ち上っている陽炎に揺らぐその女性は
薄茶色でフード付きのマントのようなものを身にまとっております。



一見すると、このクソ暑いのになぜそんな暑苦しい格好をしているのだ
という印象ですが、たぶん日焼けするのを嫌ってのことでございましょう。
また、砂漠の遊牧民は高い気温から身を守るため
できるだけ体を布で覆ったり重ね着をしたりして
体温を一定に保つようにしているという話を聞いたことがございます。
そういった異文化の知恵を活用しているのかもしれません。



人影のまばらな街を歩くその女性の姿は
エキゾチックでミステリアスな砂漠の旅人のようでございました。
砂漠でオアシスの蜃気楼を見かけたかのような気分になり
私はその女性の方に歩み寄っていきました。



背丈は160㌢前後、顔つきはふっくらしておりましたが
体つきはどちらかといえばスレンダーな御婦人でございます。
年齢は50代半ば、すれ違うとき
ライチかカシスのような香りが漂うのを感じました。
香水だったのでございましょう。



さりげなく振り返ってみましたところ
その御婦人は駅前に立ち並ぶビル街へと向かって
歩み去っていきました。
真夏の午後の白昼夢、いや白熱夢のようなその御婦人の姿に
私は立ち止まってしばし魅了されておりました。



たったこれだけの出来事なのに今も私の記憶の片隅に残っているのは
何か特別な事情があるせいかもしれません。
炎天下の真夏に、フード付きのマントを身にまとっているのが
エキセントリックでそれでいてお洒落に見えたせいかもしれませんが
まぁ一番の要因は、そのフード付きマントが豹柄だったことでございましょう。



何かと豹柄好きと揶揄される大阪のオバチャンではございますが
ジリジリと太陽が照りつける真夏の屋外で
豹柄のフード付きマントをあれだけスタイリッシュに着こなせるのは
大阪のオバチャンならではなのでございます.....






回線速度の法則




お目汚し、失礼いたします。



先日、テレビを見ておりましたら
インターネットの回線業者のCMが流れておりました。
回線の速さをアピールするCMでございますが
インターネットの回線といえば、今や最大速度1ギガbps
というのが当たり前という状況になっているようでございます。



私がネットを使い始めた頃と比べると
データ通信の速度は格段に高速化いたしました。
当時の私、ネットの回線はナローバンドでございましたゆえ
アニメやゲームなどのダウンロードやストリーミングに時間がかかり
5分程度の長さのアニメ作品を視聴するのに
一時間近くかかることもございました。
しかしそれだけに、ダウンロードを完了してから
アニメを見たりゲームを始めたりするときの嬉しさは
ひとしおでございました。



今ではアニメはもちろん、ドラマや映画などのウェブコンテンツも
ほとんど途切れることなくストリーミング再生ができるような回線を
使っておりますが
逆にそういった快適さが祟って
一つ一つのコンテンツにありがたみが見出せなくなってしまい
印象に残るコンテンツになかなか出会えません。
ここに一つの法則が成り立つようでございます。
すなわちインターネットの回線の速さと
ウェブコンテンツに対するありがたみや感動の度合いは
反比例するということでございます。



それは、エロサイトで動画を再生する際も同様でございます。
回線が速くなった当初は
テレビのチャンネルを変えるがごとく
いろエロなサイトを縦横無尽に渡り歩きながら
即座にエロ動画を閲覧できるのが
楽しくてしょうがなかったのでございますが
近頃ではそんなワクワク・ドキドキ感はすっかり薄れてしまい
どんなに過激な動画を見ても興奮しなくなってまいりました。



一つ一つのコンテンツにありがたみが見出せなくなり
その結果、インポテンツになってしまったのかもしれません。
ここにまた一つ、法則が成り立つようでございます。
すなわち、インターネットの回線の速さと
イチモツの仰角は反比例し
俯角に正比例するという法則でございます.....






人間離れ




お目汚し、失礼いたします。



一昨日から第95回高校野球選手権大会が
兵庫県西宮市の甲子園球場にて始まっております。
私どもの地元、大阪府からは大阪桐蔭高校が出場し
新潟県代表の日本文理高校を下して2回戦進出を決めております。



最近はテレビやラジオで高校野球の中継を見聞きすることは
ほとんどございません。
もともと運動音痴で野球には興味の無い私なのですが
大学生の頃まではテレビやラジオで春の選抜と夏の大会を
なぜかよく視聴しておりました。
高校生の野球選手が高校生なりの巧さや拙さ
そしてドラマチックな試合展開を見せることが面白かったのでございましょう。
同世代の人間に対する共感やシンパシーのようなものは
ほとんど感じていませんでした。



社会人になってからは、次第に世代的にもかけ離れていったせいか
高校野球の試合を見ることがめっきり少なくなってしまいました。
そして今やとうとうテレビ・ラジオのニュースでしか
高校野球のことは見聞きすることがなくなってしまったのでございます。



その理由の第一は、前述のとおり世代的に遠くなったということですが
さらにもう一つの理由は、彼ら高校球児たちが
何か人間離れした異質の存在のように見えてきたということでございます。



彼らは果たして人間なのでございましょうか。
毎年、まるで熱した中華鍋の底のような甲子園球場のグラウンドで
熱中症にもならずに長時間にわたってプレイに励む彼らは
灼熱の惑星で生まれた異星人だとしか思えません。
そしてそんな彼らに、適度の気温の下でプレイをさせてやろうとしない
周りの大人たちも人間だとは思えません。



私にはスポーツのことはわかりません。
したがって、関係者からこれが当たり前だと言われれば
はいそうですかと言わざるを得ません。
しかし今や夏場に気温が35度を越えるのも当たり前になっております。
あの中華鍋の底はおそらくそれ以上でございましょう。
こんなことは申し上げたくはございませんが
今年の大会において選手が何らかの体調不良を訴え
救急車が出動する事態にならないか
一抹の不安めいたものを感じます.....






凶音




お目汚し、失礼いたします。



びっくりいたしました。
先週の木曜日、夕方の5時ごろ、緊急地震速報を告げるメールが
私のスマホに着信いたしました。
そのときは私、自分の店にいたのでございますが
何をどうすれば良いかも分からず
店の外と中を行ったり来たりしておりました。
ところがメールの着信中はおろか
着信後10秒以上経っても何も起きません。



大阪府と奈良県でかなり強い地震が起きるという警報だったようですが
結局誤報でございました。
こういった情報に関して誤報をしでかすというのは
確かに人騒がせで迷惑千万なことかもしれませんが
誤報でなかった場合のことを考えると、複雑な気持ちになってまいります。
実際のところ、誤報だったことを喜んだかたが
大多数だったのではないでしょうか。



ところで緊急地震速報を告げるメールのあの着信音
なんとかならないでしょうか。
現時点での地震予知の技術では
大規模地震が起こることを事前に予測してその情報を提供するのは
せいぜい秒単位での話。
数分前、数時間前、数日前に警報を出すのは不可能でございます。
だからこそ「 緊急地震速報 」なのでございましょうが
あの耳障りな音を聞きながら、もしくは聞いた直後に
大規模地震災害に遭うと考えたら、いい気持ちはいたしません。
まぁ、どんな音を着信音にしたところで不吉な音であることに
変わりはございませんし、あのような耳障りな音だからこそ感知しやすく
迅速な対応を促すのに役立つのかもしれませんが。



あの音に関してはもっと書きたいことがございますが
何やら度が過ぎて不謹慎なことまで書いてしまいそうですので
ここまでにしておこうかと存じます。
将来、地震予知に関する技術が飛躍的な進歩を遂げ
何時間も何日も何年も前からの予知が可能になり
地震発生後の人的・物的被害に対する保護やケアの仕組みが
万全となった時、あらためて書いてみる所存でございます.....






人気ドラマ




お目汚し、失礼いたします。



日曜午後9時からオンエアされている
「 半沢直樹 」というテレビドラマが好調のようでございます。
回を追うごとに視聴率はアップし
8月11日は30㌫近くまで跳ね上がったとのこと。



ここ何年もテレビドラマを見ることが無く
特に連続ドラマを見ることなど皆無の私ゆえ
そういった話題には興味がございませんし
どのような内容のドラマかも詳細には存じません。
そんな私ですが、先日、漫才コンビのトミーズが
ラジオ番組でこのドラマのことを話しており
昔、やはり日曜の午後9時からオンエアされていた連続ドラマ
「 どてらい男 」にどこか似ていると申しておりました。



それを聞いて私、ドン引きしてしまいました。
「 どてらい男 」とは1973年から1977年にかけて放映された
西郷輝彦・主演の人気ドラマでございます。
機械工具卸商の業界で大成した
ナニワ商人の生き様を描いたドラマなのですが
私が何回か見たところでは、ナニワ商人の生き様というよりかは
登場人物のアクの強さや敵役の嫌らしさばかりが目立ち
全体的に「 ねちっこい 」ドラマだという印象でございました。



性格の悪い姑や偏屈な夫など
見ていてストレスが溜まるような登場人物満載の昼ドラを
テイストはそのままで体育会系的に調理した男性向けドラマ
とでも申しましょうか。
オンエア当時、私は十代の少年でしたが
そのコッテリとしたしつこい味が苦手で
クラスメートがその「 どてらい男 」の話題で盛り上がっていても
ついていくことができませんでした。



そうこうするうちに「 どてらい男 」が最終回を迎え
次のドラマが始まったのでございますが
そのタイトルが「 さわやかな男 」。
柴俊夫・主演の、やはり商人モノのドラマでございまして
タイトルに「 さわやかな 」と入っているので私
前よりいくぶんアッサリした感じのドラマだろうかと思っておりました。



で、あるときたまたまチャンネルを
そのドラマに合わせてみたのでございますが
現れたのは、主人公の妹が自らを餌にして敵役の男を誘惑し 
レイプをさせるように仕向けて罠にかけようとするシーン。
随分とえげつないな~と思いつつも
股間をふくらませながら私、そのシーンを見ていたのでございますが
レイプされそうになっている現場を
あろうことか彼女の父親が目撃し、大激怒。
男は父親に襟首をつかまれ、石垣に何度もガツンガツンと頭をぶつけられて
額からダラダラ流血する  という事態に。



それ以来、商人モノのドラマはちょっとしたトラウマでございまして
まぁ「 半沢直樹 」がそういった内容のドラマだとは思えませんが
何やら見るのが億劫な次第でございます.....






夏バテ報告




お目汚し、失礼いたします。



盆休みも明け、充電完了・準備万端・心機一転という形で
休み明けから仕事に取り掛かろうと思いましたが
夏バテにやられたせいか、体がだるく頭はふらつき
食欲も全くございません。



特に食欲不振がひどぅございます。
どうにか食べることはできるのですが
食べる喜びのようなものが感じられません。
御飯やおかずを時間をかけて細かく歯で噛み砕き
ゆっくりと胃の中へ流し込んでいるような状態でございます。



今年の盆休みはけっこう出かけることが多くございました。
墓参りに大手家具チェーン店のウインドウショッピング
大阪府豊能郡にある道の駅、箕面のショッピングセンター
阪急百貨店梅田本店の地下食料品売り場、奈良の生駒山と
あちらこちらをクルマや電車で動き回っておりました。



その間、熱中症を警戒して水分はこまめに取り
エアコンで適度に体を冷ましていたのですが
それでも何か至らない点があったようでございます。
運動不足も夏バテにつながるとのことですが
逆にあちこちへと移動したのが良くなかったかもしれません。
あるいは、休み明けに面倒な仕事が待っているため
その精神的ストレスが休み前から自分でも気づかないうちに溜まり込み
休みが終わった途端に溜まったストレスが一気に牙を剥いて
私の体に襲い掛かったのかもしれません。



ともあれ、連日35度を越える気温でございます。
50歳を越えた体にはホトホト応えます。
医者に診てもらうほどでもございませんゆえ
自分なりに何か対策を考えようかと存じますが
皆様も夏バテには十分お気をつけくださいまし.....






進撃の中国人




お目汚し、失礼いたします。



大阪府堺市の府営住宅内の敷地に
無許可で菜園を作っている住人たちがいるそうでございます。
先日、某テレビ局が取材に行ったときの様子がテレビで流れておりましたが
問題の住人たちはテレビ局の取材記者に対して
ケンモホロロな態度を見せ
中には取材記者に食ってかかる輩もおりまして、おまけにこれが中国人。



大阪府の担当者はいろいろと法律的な問題があって
対応に苦慮していると申しておりましたが
あまり真剣に取り組んでいるようには見えませんでした。
いったいどういう法律的問題があるのかということより以前に
日本人が納めた税金で日本の国内に日本が建てた府営住宅において
中国人が住みついてでかいツラをしているというのがイマイチ解せません。
菜園にはごく普通の野菜が植えられているようですが
怪しげなハーブの種を植えたり
ケシの栽培を始めたりという事態にならないか、心配でございます。



法律的な問題だとか言葉の壁だとか文化の違いだとかいったものが
このようなトラブルの解決を阻んでいるようでございますが
私には日本人が持つべき大切な何かを
無造作に寛容さと交換してしまったために起きた
唾棄すべき瑣事のように思えてなりません。
ジャックと豆の木という童話がございますが
まるで寛容さと交換したちっぽけな豆が
この府営住宅の敷地において成長し
厄介な巨人が棲み付く大樹と化してしまったかのようでございます.....






レベルは無限大




お目汚し、失礼いたします。



福島第一原発の敷地内において、
放射能汚染水を貯めておくタンクがございますが
先日、そのタンクから汚染水が漏れ出しているとの発表がございました。
当初、その漏出量を120㍑と発表していた東電は
その舌の根も乾かないうちに
漏出量は300トンだったと言い直しております。
300㍑ではございません。300トンでございます。



これまでにも東電は、原発事故に関する発表内容を
コロコロと変えたことがございまして、この300トンという数字も
ことによると少なめに報告しているのやもしれません。
状況報告を軽いめに済ましておいて
あとで深刻な実態を打ち明けるというこのやり方
情報を受け取る側としては精神衛生上、非常に悪ぅございます。



実にイライラするような東電の対応でございますが
向こうは向こうで国民に対して苛立っているのかもしれません。
原発事故関連の発表が、こんなにも猫の目のように変わったり
情報の後出しをおこなったりするのは
それだけ最悪の事態に陥っているということなんだよ。
俺たち、もう限界。いいかげん気付けよ。空気嫁……
とでも言いたいのでございましょう。



まぁ最悪の事態に陥っているというのはなんとなくわかりますが
俺たちもう限界だとか、いいかげん気付けよとか、空気嫁とか言われても
困惑するばかりでございまして、それならとっとと国営化して
必要とあらば恥をしのんで
他国や国際機関の助けを求めるべきでございましょう。
煮え切らない態度でいると、バッシングは余計に激しくなるばかりでございます。



そんなバッシングに嫌気が差したのか、それとも他に何か理由があるのか
東電から社員がどんどん辞めていくそうでございます。
バッシングを受けるような会社そのものにも問題は有りましょうが
そうやって人手が足りなくなり、事態の収束が長引くことに対して
「 オラシラネ 」とばかりにさっさと居心地の良い船に乗り換えようとする
ネズミたちにも、何やら違和感を覚えます。



原子力規制委員会は、貯蔵タンクからの汚染水漏れについての
国際原子力事象評価尺度をレベル3( 重大な異常事象 )と決定し
IAEAにその決定が妥当かどうかを照会するとのこと。
IAEAがどのような裁定を下すか存じませんが
この評価尺度は最高レベルが「 8 」でございます。
この「 8 」という数字、見ようによっては
「 無限大 ( ∞ ) 」という記号に見えなくもなく
ひどく不気味でございます。



東電の皆様、他にも何か隠していることはございませんかな。
有るなら洗いざらい吐き出して、早いとこ楽になりましょうぞ。






電車中年男




お目汚し、失礼いたします。



私のように小汚くてくたびれて頭頂部の毛が薄くなった
加齢臭芬々たるオッサンでも
天は時として珠玉の恵みをお与えになることがございます。
もう二年前のことになりますが
そんな出来事を私、体験いたしました。



二年前の夏、7月のとある日曜日
私は炎天下の中、JR大阪駅を見物に行きました。
まだグランフロント大阪が開業する前のことでございますが
JR大阪駅は大規模な改装をおこない
三越伊勢丹や大丸といった百貨店を擁する一大商業施設として
その年の5月にリニューアルオープンしていたのでございます。



オープン早々だと人の混雑が激しいかと思い
少し時期をずらして見物に行ったのでございます。
駅の施設自体にはあまり変化は無いようでしたが
駅の施設の上には幅広の巨大な滑り台を思わせる大屋根が広がり
そのファンタジックな屋根と駅の施設との中間には
空中都市のような広場が構築されておりました。



そのテーマパークのような空間を歩き回り
伊勢丹や大丸にも入ってみた後
私は自宅に帰るべく私鉄の電車に乗りました。
自宅に帰るにはJRよりも私鉄の方が
交通の便が良かったのでございます。



Tシャツにチノパンという出で立ちでおったのでございますが
折からの暑さと、JR大阪駅を見物するために
あちらこちらを歩き回ったせいで大汗をかいており
私の上半身は濡れ雑巾をかぶっているような状態でした。
電車の車内は比較的空いており
私は長椅子に背中を預けて座っておりました。



やがて私が降りる駅から3つ手前の駅で
若いOLか女子大生風の女性が電車に乗り込み
私の隣に腰掛けました。
一瞬見ただけでございますが
顔は女優の沢口靖子に似ていたように記憶しております。



その女性が横に腰掛けてから2、3分後
濡れ雑巾のようなTシャツで覆われた私の右肩に
何かが触れるのを感じました。
どうやらさっき腰掛けた沢口靖子似の女性の髪のようでございます。
髪はやがて重さを増し
私は女性の頭が右肩にもたれてくるのを感じました。



疲れているのか眠いのか、女性は私の右肩に頭をもたれさせ
ウトウトしているようでございます。
右肩を覆っているTシャツが汗でジットリとしていることなど
全くお構いなしでございます。
何やら申し訳ないような気持ちになり
私はさりげなく右肩を動かして女性の頭を元の位置に戻しましたが
しばらくすると、またもたれてまいります。
もう一度やってみましたが、結果は同じ。
諦めた私は、そのままにしておくことにいたしました。



もっとも、「 これ幸い ♪ 」という気分になっていたのは否めません。
若くて美しい女性が、ウトウトしながら頭を私の肩に
もたれさせてくるのでございます。
周囲の目は少し気になりますが
男性としては嬉しくないはずがございませんし、多少興奮もいたしましょう。
私とて男性の端くれ、例外ではございません。
女性は頭をもたれさせ、私は亀頭をもたげさせ
そのままの状態がしばらくの間、続きました。



やがて電車は私が降りる駅に到着し、名残惜しゅうございましたが
女性の頭をそっと元の位置に戻すと、私は電車を降りました。
電車が走り去っていくとき電車の窓を見ましたが
女性は依然として眠っていたようでございます。



何やらちょっとしたキセキのような体験でございました。
汗でジュクジュクになっていたTシャツをまとっている私の右肩に
若くて美しい女性が頭をもたれさせてくるなど
通常では絶対にありえないことでございます。
もしかすると、このTシャツは、そんなキセキを起こす
パワーアイテムなのでございましょうか。



そう思った私は、あの女性の頭が触れていたということも相俟って
帰宅後もそのTシャツを洗わずに置いておくことにいたしました。
そしてそれ以後、夏の暑い日にそのTシャツを身に着け
あの女性と巡り合うことを期待して何回か電車に乗りましたが
ことごとく空振りに終わった次第でございます。



そもそも、そんな巡り合わせなどあろうはずはなく
さすがに馬鹿げているという気はいたしましたが
「 いや、もしかしたら…… 」という思いもぬぐいきれません。
そのためあのTシャツは今も保管してあります。
もちろん、「 洗わずに 」でございます.....






担保付政治




お目汚し、失礼いたします。



政府は消費税増税を実行するか否かについて
GDPの値を参考にしてこの秋、決定するようでございます。
具体的には今年の4月から6月のGDPの値を見て判断を下すようですが
野党のみならず政府与党内の一部でも
依然として増税に対する慎重論が見え隠れしております。
世間一般の人々の胸のうちも、増税止む無しとは思えど
あけてビックリ玉手箱、上げてゲッソリ消費税というリスクを恐れて
増税による景気の冷え込みや急激な物価高などへの不安が拭えない
といったところでございましょう。



今までの政府はこの件に関してずっと先送りをしてまいりました。
あるいは増税したものの、その後の選挙で大敗する
というしっぺ返しを食らうことがございました。
しかしおそらく、4~6月期のGDPの値が芳しくないものであっても
現首相は増税を実行するでしょう。
よほどのことが無い限り、それは既定路線ではないかと存じます。



たぶん「 私の責任において消費税増税を敢行する 」などと申して
強引に消費税アップの法案を国会で通すのでございましょう。
そしてそのあと適当に理由をつけてヤリ逃げのように
首相を辞任するのでございましょう。
首相を辞めても、いや、いっそ政治家を辞めて無職になっても
食うには困らない人間にしかできない芸当でございます。
そういえば「 尖閣は日本が中国から盗んだ 」と申していた馬鹿も
大金持ちでございました。



元々、政治というものはそういった「 富める者 」が先導役となって
執り行うものなのかもしれませんが
これからはそういう傾向がなおいっそう強まりましょう。
また、現代はあらゆる意味で「 保険社会 」でございます。
いずれ、政治を執り行う上で生じるリスクをカバーする保険
「 ポリティカル・インシュアランス 」なるものが登場するやもしれません。



国民から総スカンを食らいそうな政策を採用した場合に備えて
支持母体をつなぎとめておくための活動資金の支給。
その後の選挙で落選した党員の生活費の保障。
政党または政治家個人を狙ったテロを回避するための
セキュリティ関連費の給付、等々。
もはや政治は、カネで買うとかカネ目当てとかいうレベルを通り越し
その存在や実行がカネによって担保される時代が到来するのでございます.....