嘘は方便




お目汚し、失礼いたします。



本日はエイプリルフールでございまして
笑って済ませることのできる嘘なら何でもOKの日でございます。
わざわざこうやって嘘をついてもいい日というのを設けるのは
嘘とは本質的に悪である、という共通認識があるからでございましょう。



確かに嘘が氾濫すれば世の中は立ち行かなくなってしまいましょう。
しかし逆に嘘が一片も無い状態でも世の中は立ち行かなくなってしまいます。
要は程度問題なのでございますが
自分や他人のついた嘘が原因でひどい目に遭ったり大変な苦労をしたり
という経験の持ち主にとっては、嘘とは徹底的に撲滅すべきものでございましょう。



私も自らの嘘や自分以外の人間がついた嘘によって
散々な思いをしたことが多々ございます。
しかし人を憎んで嘘を憎まずでございまして
社会生活上、嘘を完全に排除しようという気はございません。



昔、「 コメットさん 」という特撮テレビドラマがございました。
宇宙からやって来たコメットさんという魔法使いの女の子が
お手伝いさんとして人間の家庭に住み込んで活躍する
コメディータッチのドラマなのですが
この中で、コメットさんが嘘をつくことは悪いことだからと
全く嘘をつかないで行動したことがございました。



その結果、嘘をつかないことがかえってあだとなり
小さな騒動が次々と巻き起こって大きな騒動へと発展し
挙句の果てに住み込み先の家の御主人さまが大ケガをして
危篤状態になってしまうのでございます。
自分が間違っていたことを知り、うろたえて号泣するコメットさんなのですが
結局、時間を逆戻りさせることで事態は解決いたします。
何やらドラマの展開がいつもとは違っていたようで
ある意味非常に深刻な感じがいたしました。



嘘は人類にとって最も身近な必要悪なのでございます.....






邪神の領域




お目汚し、失礼いたします。



先ごろ起きたドイツ旅客機の墜落事故は
副操縦士の男性による意図的な事故である疑いが濃厚になっております。
何か精神的な病を抱え込んでいて
旅客機もろとも自殺を図ったというのが事の真相のようでございまして
調査すればするほど、この副操縦士がガチで自殺をもくろんでいた
という形跡がボロボロと出てまいりまして、慄然とするものを禁じえません。



航空会社が副操縦士の精神状態について把握できていたかどうか
まだまだ精細な調査が必要でございますが
ドイツにおいては、たとえなんらかの疾患で精神科に通っていたとしても
主治医には患者に対する守秘義務があるために
本人による自己申告を俟たなければ、周囲はそういった異常を把握できないとのこと。
つまり、一個人が数百人の命を左右するようなポジションにいるとしても
その個人の内面や心象は外からはうかがい知れないようになっているのでございます。



これは一般的に政治家・役人・裁判官がその思想信条や個人的趣味を
苛烈なまでに晒されることと比べると著しく衡平を欠くような気がいたします。
政治家・役人・裁判官とそれ以外の人間というメルクマールではなく
むしろその人間がどれだけ大勢の人間の命を左右するか
どれだけ大きな政治的・経済的・社会的影響を及ぼすかというパラメータによって
その人間の内面を晒す必要が生じてまいります。



語弊があるかもしれませんが
そういう人間は神の領域に近い位置にいます。
ただし、それは神は神でも邪な神、すなわち邪神でございます。
その人間がどれだけ邪神の領域に近い位置にいるかを見極め
それに応じて、ある程度プライバシーを制限することが
これからは必要になってくるのではないでしょうか.....






土日の眠り方




お目汚し、失礼いたします。



土曜の夜は私、寝床に就く前にときどきコーヒーを飲んでおります。
私の場合、コーヒーを飲んでも眠気にさほど影響はなく
スンナリと眠れるのでございますが、水分を摂取するため
夜中に必ず目覚めてトイレへ行くハメになります。



なぜこんなことをするかと申しますと
そうすることによって土曜の夜から日曜の朝にかけてが
長くなったような気がするからでございます。
寝床に入って朝起きるまで同じ6時間でも、途中でいったん目覚めた方が
時間的に長く過ごしたような気になるからでございます。
もっとも、これでは寝不足にもなるわけでございまして
グッスリ眠るにはあまり良い習慣とは言えません。



サザエさん症候群というものは極端な話、土曜の夜からすでに始まっております。
私のこの悪習は迫り来る憂鬱な月曜日に対するささやかな抵抗なのでございます。
月曜日に至るまでの時間をできるだけ長くしたい、否、できるだけ長く感じたい。
そのために講じた私なりの知恵でございます。



しかし日曜の夜のサザエさん症候群は
もはや何を講じても全く効果がございません。
夜中に目覚めて月曜に至るまでの時間を長く感じたいというような
小手先の対症療法では太刀打ちできませんし
目覚めたことによって「 ああ、もうじき月曜の朝がやって来る..... 」
と憂鬱な気分になり、眠れなくなっても困ります。



憂鬱になろうがラテン系になろうが、月曜は否が応でもやってまいります。
だが私は、なんとしても月曜の到来を回避したい。受け入れたくない。
それゆえ私、日曜の夜は夜半に目覚める原因となるような飲み食いや
その他の行為は一切いたしません。
それもこれもグッスリと「 死んだように 」眠るためでございます.....






DAKYOU




お目汚し、失礼いたします。



一億以上のカネを無利子・無担保で貸してくれるとなったならば
跳び付かない手はございません。
しかしそれと引き換えに悪魔は大切なものを掻っ攫ってしまいます。
日本テレビの某局アナが掻っ攫われたのは報道の中立性でございました。
本人はそんなことは無いと申しておりますが、仮にその言葉に嘘がないとしても
リスクとしては厳然として存在するわけでございます。



ここで言うリスクとは「 妥協 」のリスクでございます。
朝の情報番組のMCを務めるようなアナウンサーですから
将来有望な人材なのでございましょう。
いずれは局の主要なニュース番組でメインキャスターとして
国家の一大事に関わるようなニュースを伝えることになるのかもしれません。
そのような局面に立ったとき
「 妥協 」という誘惑に勝つ見込みがあるのでしょうか。



妥協というと何か高度なレベルの大人の選択というイメージがございますが
この場合の妥協とは「 屈服 」もしくは「 敗北 」でございます。
もちろん大人の選択としての妥協もございましょう。
今朝、「 おはよう朝日です 」というテレビの情報番組の中で
MCを務める男性が、れっきとしたテレビ局のアナウンサーであるにもかかわらず
大阪のオバチャンのメイクとコスチュームに身を固め
食料品売り場のレポートをノリノリでやっておりましたが
大人の選択の妥協とはああいうのを指すのでございます。



もっとも、妥協というのは麻薬のようなものでございます。
ある海外ドラマの主人公がこのように申しておりました。
一度妥協をしてしまうと、二度目からは簡単に妥協をするようになり
以後、妥協をするのが当たり前になってしまうと。



「 おはよう朝日です 」のMCの局アナが
もし再び大阪のオバチャンに扮して何かのレポートをやっていたら
それは二度目の妥協を許してしまった証左でございます。
そしてそれ以後、大阪のオバチャンのキャラを演じることが
当たり前になってしまいましょう.....






買春の亡者




お目汚し、失礼いたします。



25年
12000人
1200人
140000枚




マスコミやネットの報道で御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
これらは、横浜市立中学校のとある元校長の男性にまつわる数字でございます。
現在64歳のこの男性、25年ほど前から
フィリピンへ行って12000人以上の女性相手に買春をいたしまして
そのうちの少なくとも1200人が未成年だそうでございます。
そしてその行為の最中の写真を140000枚以上も所持していたとのこと。



大雑把に計算いたしますと
一日あたり女性一人を買春
一週間あたり未成年女性一人を買春
女性一人あたりハメハメ写真を11枚撮影した勘定になります。
この男、1988年から3年間、フィリピンの日本人学校で教師として働いておりまして
そのころに買春の味を覚えたのかもしれません。
その日本人学校の生徒に対する不適切な行為が無かったかどうかも
気になるところでございます。



まるで買春の亡者でございます。
本人曰く、仕事のプレッシャーに耐えかねて
このような行為を繰り返していたとのこと。
下は14歳から上は70歳までという買春相手の年齢層の幅広さを考えると
プレッシャーに苦しんでストレスが溜まっていたというのは説得力がございますが
ただ単にストライクゾーンが広かっただけだとも考えられます。



そして、ストレスによる異常な精神状態だったということを言い訳に申すなら
買春相手は女性だけではありますまい。
下は14歳から上は70歳までの男性相手にも買春をおこなっているやもしれませぬ。
また人間に限らず、ジュゴンやニワトリ、犬や豚相手にも
何かやらかしている可能性も否定できないのでございます。



動物園や畜舎の関係者で
女衒としてこの男に便宜を図った者がいるかもしれません。
フィリピン警察当局は、それらの関係者に対して
一度、事情聴取をしてみた方がよろしゅうございましょう.....







変質液




お目汚し、失礼いたします。



人間の顔とはこうまで変わるものなのでしょうか。
群馬県で女性に硫酸をかけて回っていた通り魔の
容疑者と思しき男が逮捕されたのですが
この容疑者、犯行現場付近に映っていた防犯カメラの画像と
それ以外の画像とを見比べてみますと
その顔つきの違いに驚いてしまいます。



学生の頃の写真や警察に連行されるときの映像を見ますと
比較的おとなしいような印象がございまして
いかにもそんなことをやりそうだという感じはあまりいたしませんが
防犯カメラの画像では凶悪無比な変質者という表情が
剥き出しになっているように見えます。
同じ人間のようには思えませんでした。



この男、自分の精液を入れた容器を蓋もせずに女性のバッグに入れた廉で
有罪判決を受け、執行猶予中の身だったとの事。
液体を使った犯行だという点では
今回の事件も何やら似たようなパターンでございますが
犯行に使われた硫酸、果たして本当に硫酸だったのでございましょうか。



この男、前回の事件で逮捕されたものの
自らの異常な行動の欲求をずっと抑えきれないままだったのかもしれません。
溜まりに溜まった欲望は凝縮され圧縮され濃度が高まり
それが肉体にまで影響を及ぼし
精液が硫酸並みの劇物になってしまったのではないでしょうか。



異常な欲望によって変質した精液が女性の足の皮膚を焼き
衣服に穴を開けたのではないでしょうか。
防犯カメラに映っていた容疑者のあの恐ろしい顔つきを考えると
私にはそんなふうに思えてなりません.....






キャッチボール




お目汚し、失礼いたします。



以前、とある工事現場で見かけた光景なのですが
足場を組み立てる作業を数人の職人がおこなっておりまして
途中まで組み立てた足場の上に一人の職人が立っておりました。
その下にもう一人、職人が立っておりまして
下の職人が足場の部品と思しきものを真上に向かって投げ上げております。



30センチ前後の大きさの重そうな部品が
宙に浮き上がるようにして上の職人の胸の辺りまで飛んでまいりますと
上の職人はスッとその部品をキャッチいたします。
同じ事を繰り返して、部品は次々と上に向かって運ばれておりました。
安全上、本当はこういうやり方をしてはいけないのかもしれませんが
上と下の職人の息が見事に合った職人技でございます。



球技が苦手でキャッチボールが下手糞な私にも
なんとなくできそうな気がいたしましたが
実際にやってみると難しくて失敗してしまうかと存じます。
キャッチボールにしろ、こういう運搬作業にしろ
息や呼吸を合わせることが肝要でございますので
超マイペース人間の私にはムリでございましょう。



先日、キーファー・サザランド主演の海外ドラマ
「 24 」のシーズン1を見ておりましたら
主人公が女性の部下から電話機の子機を受け取るシーンがございました。
階段を降りながら

( 子機を貸してくれ )

と身振り手振りで指示する主人公ジャックに部下のニーナが子機を投げ渡し
ジャックはそれを歩きながらキャッチいたします。



わずか数秒のシーンですが
二人がいかに息の合った者同士かということが見事に表現されておりました。
単に息の合った上司と部下というだけでなく
肉体関係のある男女という雰囲気まで感じられる秀逸な演出でございます。
ベッドの上でも、お互いにスキンやバイブを投げてキャッチできるほどの
親密な間柄だったのでございましょう。



超マイペースを信条とする私ですが
ときには相手に合わせる、キャッチボールをしてみる
そういうことも必要ではないか
ふと、そんな気がした次第でございます.....






光る小物




お目汚し、失礼いたします。



某ニュースサイトの報道によれば
テレビニュース番組「 報道ステーション 」のMC、古舘伊知郎氏のギャラが
年間12億5000万ほどもあるそうでございます。
古舘氏といえば、同番組のオンエア中に元官僚の古賀茂明氏とモメてしまい
保守勢力と妥協した番組スタッフに追従するようなスタンスでいたことが暴露され
手厳しく叩かれておりますが
このギャラに関する報道は、そんな氏のスタンスを裏打ちするかのようでございます。



12億と言われてもピンと来ません。
数万円のお金をお得意様が支払ってくれるかどうか
一喜一憂している私にはどうでもいい話でございまして
それゆえ古舘氏がどれだけ叩かれようがディスられようが
私にとっては知ったこっちゃ無いのでございます。
それゆえ、氏を気の毒だともイイ気味だとも思いません。



ただ願わくば、私は氏に「 ワールドプロレスリング 」で実況をおこなっていた頃の
ギラギラして毒々しいものを含んでいるようなキャラに戻ってもらいたい。
「 報道ステーション 」でMCを務め始めてからの氏は目に見えてやつれており
のっぺりとした白っぽい陶磁器のような人相になってしまって
非常にイタイタしゅうございました。1990年のNHK紅白歌合戦で
DQNオーラ全開の長渕剛氏へ現場レポーターとして恐る恐る近寄り
小物臭を漂わせながら話しかけていたときでさえ
古舘氏には何かしら光るものがあったと記憶しております。



古賀氏との確執や此度の報道は、図らずも古舘氏の小物さ加減を
露見させることになってしまいましたが
少なくとも私のように股間まで小物ということはないはずでございましょう。
これを機に「 報道ステーション 」を辞し
大胆なキャラ変更をしてみてはいかがでございましょう.....






消えたビアホール




お目汚し、失礼いたします。



今月初めから社会人としてスタートを切られた新入社員の皆様
いかがお過ごしでございましょう。
会社において歓迎会などはございましたでしょうか。
最近の若い世代は、いわゆる飲み会のようなものとは
距離を置くそうでございますが、実際のところ、どうなのでございましょう。



私が新社会人として働き始めて2週間ほど経った頃のことでございます。
会社全体としての新入社員の歓迎会は済んでおりましたが
所属部署での歓迎会がまだ済んでおらず
その日、部長の一声で仕事を終えてから歓迎会をかねて
上司や同僚、総勢5、6名ほどでミナミの方へ飲みに行くことになりました。



自分の直接の上司や同僚、そして所属部署の部長といっしょに酒を飲む
ということで私、いささか緊張しておりましたが
飲むほどに酔うほどに、何やらその緊張感が急激にほぐれてまいりまして
私、自分でも驚くほど深酒をしてしまいました。
しかし若かったせいか酔い覚めもスムーズでございまして
翌日、いつもどおりに会社に出勤いたしました。



ところが昼休み、昨夜の飲み会のことで上司や同僚と話をしていると
彼らの話と私の話が微妙に食い違っているのでございます。
飲み会は3次会まで行ったそうなのですが
私の記憶では2次会までしか行っておりません。
1次会は大衆的な炉端焼きの店、その次はオシャレな洋風の居酒屋だったのですが
その間にもう一軒、ビアホールへ行ったらしいのでございます。



その間の記憶が全くございません。
しかし私はとっさに「 ああ、そうでしたね。そうそう 」と周りに話を合わせました。
その間に私がどんな状態だったか、上司や同僚に対する態度はどうだったか
放言・暴言・妄言の類は無かったか、立ちションや野グソはしていなかったか
それらが気にはなりましたが、あえてそれを確認しようとはしませんでした。



酒を飲んで記憶をなくしていたなどということが知れると
会社内においてどんな目で見られるかわからないと思ったからでございます。
そしてそれ以降、私は酒を飲むときに細心の注意を払うようになりました。



今では懐かしい思い出でございます。
もっとも、最近ふと思ったのでございますが
記憶がなくなったのではなく、元々2次会しかなかったわけで
あのときの私、上司や同僚に担がれていたのではないか
ただ単にからかわれていただけだったのではないか
そんな気がする今日この頃でございます.....






濁ったウエディングドレス




お目汚し、失礼いたします。



発言の真の意図がどこにあるのか存じませんが
はっきり申しまして私、ドン引きいたしました。
女性タレントと女優の、いわゆる「 同性婚 」の結婚式。
そこでおこなわれた記者会見で、その女性タレントが発した言葉でございます。



「 皆さんに議論してもらうきっかけになれば 」



自分たちが自らの意思で好き好んでやったことを
社会全体の重大問題にして、どうしようというのですかな?
愛し合っているからこそ結婚式を挙げたのではないのですかな?
同性婚を社会問題として扱ってほしいというアピールのために
結婚式を催したのでございますか?
自分たちは愛し合っています、だから結婚しました、今こんなに幸せです。
それで十分でございましょう?



私は「 議論のきっかけ 」だとか「 一石を投じる 」だとか「 問題提起 」だとか
臆面も無く申す人間が信用できません。
採決の取れない議論やただ周囲をかき乱すだけの一石
解決の見通しの無い問題を提起して何をどうしようというのでございましょう。
そういうことを言い出す輩は何か別の目的があったり
いつのまにか第一線からこっそり逃げ出したりするものでございます。



どうせ大勢詰めかけたマスメディアからお約束めいた質問をされて
そのような発言をしたのでございましょう。
そんな余計な発言よりも、ベッドの上ではどんなHをするのか
いわゆる貝合わせなるものを実際にするのかどうか
そういうことについて語る方がよっぽどマトモでございます.....






政治家嫌い




お目汚し、失礼いたします。



次の日曜日、4月26日は統一地方選の後半戦でございまして
市長や市会議員の選挙が全国でおこなわれます。
巷では街宣車が走り回り、搭載された拡声器が大きな声で
市会議員候補の名前を連呼しております。



選挙期間中はそういった状況を迷惑だと感じ
憤慨したり不満を持ったりする方もおられましょう。
また、選挙期間中であろうとそうでなかろうと
世の中には政治家そのものに対して毛嫌いし、ディスる方がおられます。



息子が有名なシンガーソングライターで、自らも歌手である某女性が
3、4年前、あるラジオ番組で政治家というものに対して
しきりに「 嫌いだ、嫌いだ 」と申しておりました。
私は日曜か祝日に京都へクルマで出かけたおり
ちょうど七条堀川のあたりを走っているときに
カーラジオからその女性歌手の声を聞いたのですが
「 とにかく政治家は嫌い 」だそうでございます。



きっと政治家という言葉を聞いただけで
この広い野原いっぱいに
禍々しい花が咲いたような気分になるのでございましょう。
政治家の強引さ、二枚舌、金権体質、上から目線、なれあい、腐敗といった
ネガティブな側面が気に入らないのでございましょう。
しかし世の中にはギターで弾き語りをしているだけでは
解決できないこともあるわけでございまして
政治家という職業が無ければ
我々の生活が成り立たないのも事実でございます。



何事にも汚れ仕事は付き物でございまして
特に政治家はその仕事のほとんどが
汚れ仕事と言えるのではないでしょうか。
もっともそんなふうに言うことこそ
政治家をディスることになるのかもしれませんが.....






情報量の不足




お目汚し、失礼いたします。



方向音痴の私にとってナビゲーションシステムとは
実にありがたい文明の利器でございます。
私がいつも利用しているのはスマホの地図アプリでございまして
カーナビを買うカネが無いための代用品なのですが
それでもかなり重宝いたしております。



以前は、お客様と現場で待ち合わせをするときに
現場の所番地を見ながら市販の地図をめくって経路図を書き
目的地までウロチョロ迷いながら行ったものでございます。
また所番地をおっしゃっていただけるならまだしも
縮尺や方位もでたらめな手書きの地図を渡されたり
西だ東だ南だ北だ、1kmほどだ、5分か10分ぐらいだなどと
電話口で主観的な説明をされたりすることがございまして
ほとほと困り果てておりました。



今では所番地さえいただければ
「 答え一発、ナビゲ~ション♪」でございまして
道に迷うことなどほとんどございません。
しかし現場への経路を主観的な説明で済ませるお客様が
未だにいらっしゃるわけでございまして、そんなときは困惑いたします。



先日もそんなお客様がいらっしゃいまして
現場は某ショッピングモールの近くなのでございますが
それ以外の情報がほとんど無く
「 その近くの交差点を右に曲がって約100m 」、これだけでございます。
もう少し目印になるものとか、交差点の名前とかお知らせいただきたいのですが
お年を召した御婦人で、調べるのがわずらわしいのか
それ以上はわからないとおっしゃるのでございます。



確かに「 エロい美人でナイスバディ 」と聞いただけで
大体どんな女性かということは想像がつきましょう。
場合によっては髪の長さや顔の大きさ、スリーサイズやパンティの色
男性の趣味や好きな体位、割れ目の形やオナニーの回数まで
なんとなく思い浮かぶはずでございます。
しかし、事が道順になりますと「 エロい美人でナイスバディ 」
という程度の情報量では皆目見当がつきません。



結局、お客様の携帯電話の番号をお聞かせいただいて
現場近くまで来たら連絡を取って誘導してもらうことにいたしました。
どんなに文明の利器が発達しても
それを活かせるだけの情報量が不足していますと、元も子もございません.....






無人屋上




お目汚し、失礼いたします。



ドローンなるものが巷を騒がせております。
ドローンとは無線操縦で飛ぶ無人航空機の通称でございまして
これは大型の航空機から手のひらサイズの小さなものまで
含まれるそうでございます。
この無線操縦式無人航空機が
日本の首相官邸の屋上に落下していたのが見つかり
しかも微量ながら放射性物質がその機に搭載されていたため
大騒ぎとなっているのでございます。



ところでドローン ( drone )とはまた妙な名前でございまして
元々は雄蜂のことらしいのですが
それが転じて無線操縦の無人機一般を指す言葉になり
無人航空機の通称として使われているようでございます。
ドローンと聞いた当初、私はフランスで暴れていたイスラム過激派が
同国と友好関係にある日本に目をつけ
「 太陽がいっぱい 」「 シシリアン 」「 ショック療法 」等で有名な某俳優を拉致して
首相官邸の上空からその屋上に落として墜落死させ
見せしめ的効果を狙ったのかと思っておりました。
まぁネタとしては多少強引だということは否定いたしませんが
とにかく「 ドローン 」と聞いて奇異な思いがしたのは事実でございます。



このドローンを飛ばしたのは、政府の原発政策に反発している40歳の男だそうですが
要するに昔の過激な学生運動家のごときアナクロニズムな抗議厨でございます。
原発の廃止か存続かという問題についてはさておき
今回の事件でドローンの使用や購入に規制がかかるのは必至でしょうし
また、原発反対派に対する偏見が強まってしまいましょう。馬鹿でございます。



とはいえ、このドローンが首相官邸屋上に落下して
2週間も経ってから発見されたという
日本国のお寒い危機管理状況が露見したのも事実でございまして
搭載されていたのが人体に影響のない程度の放射性物質だったから良かったものの
これがもし2週間経ってから影響が現れるような
遅効性の致死性化学物質や細菌兵器だった場合、どうなっていたでしょう。



今頃は都心でバタバタと人が倒れ、その大パニックのせいで
首相官邸の屋上に元凶が有ったことなど未だに気づいていなかったでしょう。
そして仮に気づいていたとしても
その失態が露見して炎上するのを恐れた官邸サイドによって
事実関係が隠蔽されているかもしれません.....






玄人まがい




お目汚し、失礼いたします。



素人より怖いのは「 玄人まがい 」というやつでございまして
私もプライベートや仕事関係では、そういった玄人まがいに
何回か大変な目に遭わされた事がございました。



まぁ災難に遭わされることは無くとも
玄人まがいとは何かにつけてイタイタしいものでございます。
そのモデルケースのようなものを先日、YouTubeで見つけました。
某ラジオ局の人生相談番組の内容をアップしたものなのですが
契約社員で働いている若い男性が
「 仕事が長続きしない。どうすればいいだろうか 」
という悩みを相談していたのでございます。



相談の回答者は90歳近い医学博士と体育会系の武骨な俳優。
医学者としての立場から、あるいは俳優としての経験から
何か有意義なアドバイスや回答をするのかと思いきや
誰でも考えつきそうな我慢・忍耐・努力という
今どきプロはもちろん素人でもしないようなアドバイス。
どういうふうにして我慢・忍耐・努力をするかという
肝心で具体的なノウハウやヒントが抜け落ちているのでございます。



私はこの二人の回答者を叩くつもりは毛頭ございませんし
確かに相談者にも何らかの問題があるのかもしれませんが
「 退路を断ちて道始まる 」という言葉で片付けてしまうのなら
誰も最初から相談などしないでしょう。
むしろ逃げ道があるからこそ気分的に余裕ができ
「 こういうやり方もあるな。駄目元でやってみるか 」という具合に
何かアイディアが浮かんでくるのではございませんかな。



気分的な余裕が無ければ、物事はうまくいきません。
かの水戸の御老公も、村娘が悪代官に強姦され
娘の父親が悪代官の手下に惨殺されたときでさえ
「 もう少し様子を見ましょう 」とのたまわれ、余裕綽々としておられました。
決してドラマに尺が足りなかったわけではございません。
そして最後には印籠を見せつけて悪代官とその一味を懲らしめ
村には平和と安心が訪れたのでございます。



まぁそれはともかく、いやしくも全国的に流れているラジオ番組で
人生相談の回答者として名を連ねているのなら
もう少しマシな回答はできなかったのでございましょうか。
はっきり申し上げますが
あれでは玄人まがいと言われてもいたしかたないでしょう.....