ブログの鑑




お目汚し、失礼いたします。



人気ブログというもの、アクセス数が多いことは勿論でございますが
それにプラスαとして、どんなときも、どんな状況下でも
読んでみたい、見てみたい、訪問してみたいという
何かを秘めているものではないかと存じます。



今年の1月に亡くなったSF作家、平井和正氏の著作
「 狼男だよ 」( ハヤカワ文庫版 )の中の一編で
昭和40年代に書かれた「 夜と月と狼 」という作品がございます。
その物語の中で、主人公の犬神明が謎の秘密組織に囚われの身となり
催眠ガスのようなものを吸って失神した後に目を覚ます場面がございます。



犬神明は目覚めるや否や、秘密組織のボスにむかって
加藤芳郎の漫画が見たいから新聞を持って来いと申すのでございます。
加藤芳郎氏は2006年に亡くなった漫画家で
毎日新聞夕刊において1954年から2001年まで
「 まっぴら君 」という4コマ漫画を連載されておりました。
犬神明が見たいと申していたのは、この漫画ではないかと思われます。



このとき犬神明は日常的に殺人がおこなわれているような
陰惨な感じのするコンクリート張りの地下室に監禁され
鉄のベッドに全裸で横たわり、革のベルトで縛りつけられております。
ごくごく一般的な市民感覚として
全裸のまま革のベルトで縛り付けられていたらボッキするか
もしくは恐怖に怯えてパニックになるはずでございましょう。



にもかかわらず犬神明は
加藤芳郎氏の漫画が読みたいと申しているのでございます。
確かに犬神明はその正体が不死身の狼男で
トップ屋を生業にする荒事に慣れた身の上ではございますが
作者の平井和正氏があえてこういうくだりを入れたのは
それほど加藤芳郎氏の漫画に人気が有ったことを
伝えたかったからでございましょう。



素っ裸にされて鉄のベッドに拘束されているにもかかわらず
ボッキするほどの、否、読んでみたい見てみたいというほどの
そんなブログであればこそ訪問者は引きも切らず
また、そんなブログこそブログの鑑と言えましょう。
私もさようなものが書ければと、日々願って精進している次第でございます.....






老眼郷




お目汚し、失礼いたします。



先日、愛用していた老眼鏡が壊れました。
仕事中にうっかり乱暴な扱いをしてしまい
つるの部分が千切れてしまったのでございます。



百均で買ったものなのですが
私の顔にピッタリとフィットして、けっこう気に入っておりました。
老眼鏡はいつも百均で買っているのですが
所詮、百均は百均なりのものでしかなく、当たり外れがございます。
買って間もないうちからつるが外れたり
鼻あての部分がいつのまにか歪んでいたり
レンズが抜け落ちたりということがよくございます。
壊れた老眼鏡は、そういう点でも貴重な掘り出し物でした。



老眼は確実に進行しております。
50歳前後の頃は私、度数1.0の老眼鏡で間に合っていたのに
近頃は2.5でなければ満足に見えません。
このままでは細かい字を読む時だけに限らず
人間の姿や街の景色さえ、ぼやけて見えなくなるような気がいたします。



テレビのバラエティ番組の取材ビデオで
スポンサーと競合する企業名の入った広告物や商品とか
あるいは通行人の顔や個人の住居にボカシが入っているのを見かけますが
ちょうどあんな具合になるのではありますまいか。
そんなふうに裸眼ではっきりと見えるものが日々どんどん減っていく。
それは自分を取り巻く世界が少しずつ消え失せていくようで
実に寂しい限りでございます。



しかし、これも不老不死ではない人間の宿命でございましょう。
あきらめるよりいたしかたございません。
むしろその状況をプラスに考えることが肝要ではないかと存じます。



たとえば、ぼやけているのは
そこに何か見えてはならないものがあるからだ
人前では見せられないものがあるからだ
そこで何かイヤらしくて卑猥なことをやっているから
ボカシが入っているのだ、モザイク処理が施されているのだ
前貼りが貼ってあるのだ……
このように考えれば、ボンヤリとした人の姿も街の景色も
ドキドキ感・ワクワク感に満ちた刺激的なものとなり
脳と体に活力を与えることとなりましょう。



若返りの秘訣は想像力と妄想力でございます。
ただしそれらが高じてドキドキ感やワクワク感がエスカレートし
所構わず自家発電をおっ始めるというのは
厳に慎むべきではございますが.....






上から目線




お目汚し、失礼いたします。



本日5月5日は国民の祝日「 こどもの日 」でございます。
「 国民の祝日に関する法律 」によれば「 こどもの日 」とは

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

という日になっております。



とはいえ、そういった理念を虚しく思わざるを得ないような
重苦しい現実がございます。
つい先ごろも、言うことを聞かないからと
3歳の子どもが親にウサギ用のケージに入れられ
虐待されて亡くなったというむごい事件がございましたが
そういった子供に対する虐待以外にも
保育園・幼稚園と周辺住民との間の園児の声にまつわる騒音トラブルや
子供が起こした事故で高額な賠償金が発生する事例など
子どもだからといって特別扱いはできないという世の流れがございます。



今や「 子供叱るな、来た道じゃ 」という理屈は通用せず
「 そこのけそこのけ大人が通る 」というのが
トレンドとなりつつありようでございます。
いずれは「 こどもの日 」など影が薄くなって
いっそ廃止してしまえということになるかもしれません。
当然、少子化対策など二の次になりましょう。
そして代わりに「 大人の日 」なるものが設けられ
政府からの補助金によって、この日だけは酒やタバコが半額になり
いわゆる風俗店なるものが、タダ同然の料金で入店できるようになりましょう。



どうやら昨今は「 上から目線 」が失われつつあるようでございます。
良い意味での「 上から目線 」が。





火の気




お目汚し、失礼いたします。



ちょうど一年前の今ごろ、連休明けぐらいのころでした。
出先から帰ってきて駐車場に車を入れ
歩いて店に戻る途中のことでございます。
以前お取引をさせていただいたお客様の女性と
偶然お会いいたしました。
お客様の方が先に気づいてくださいまして
気安くお声をかけていただき、恐縮至極でございます。
私どものところへ用事があったわけではなく
私の店がある街でお買い物をして帰る途中
たまたま私の店の近くを歩いておられたとの事。



50代半ばのおっとりとした御婦人でございます。
お稽古事の先生でいらっしゃいまして
お取引の際には私、色々と詳しくアドバイスをして差し上げました。
私としては必要最低限の商品説明をしただけだったのですが
親身になって接してくれたと非常に喜んでいただきまして
気持ちの良い仕事ができた次第でございます。



道端で立ち止まり、そのときのことを少し喋っているうちに
ビジネスの話からプライベートな話へと
何やら話の花が大きく咲いてしまいました。
御婦人はほかに用事があるわけでもなく、立ち話も何ですので
私の店に入ってもらって、ゆっくりお話しようかと思いましたが
結局、頃合を見計らって丁重にいとまを告げました。



心根の優しい天真爛漫なかたでございました。
また同年代のせいか、私と妙にウマが合いました。
しかしそれは表層だけのことであって、会話や交流が継続すれば
やがては乖離を感じてくることもございましょう。
それに相手は人妻でございました。
私の店にお連れして二人っきりで話をしているうちに
お互いに妙な気分になっても困ります。



私は火遊びというものに縁がございません。
またそんなことをしたいとも思いませんし
そんなことができるような人間でもございません。
しかし自分にその気が無くても、体は正直でございます。
店に戻ってトイレで確認いたしますと
ブリーフが我慢汁で濡れておりました。



気の無いつもりでいようとも、火の気はおのずと湧き出ます。
火の無い所に煙は立たず、気の無い所にマラ立たず、でございます.....






How are you?




お目汚し、失礼いたします。



これはいったいどうしたことでございましょう。
お客様の御機嫌が悪ぅございます。
ついこの間までは電話にしろ対面にしろ
どのような話をしている時でもにこやかで快活だったのが
今では仏頂面とイラついた口調でお話になられるのでございます。



しかもこれは特定のお客様に限ったことではなく
どのお客様についても同じような徴候が見られます。
私の接客態度に何か問題があるのかもしれませんが
ここ数日ですべてのお客様の態度がガラッと変わるというのが解せません。



いろいろ考えてみましたら、一つの結論に達しました。
態度が変わったのはゴールデンウィークの前後でございます。
たぶん、ゴールデンウィーク前はもうじき連休が到来するという喜びから
上機嫌だったのでございましょう。
ところがゴールデンウィークが終了していつもの日常が戻って来たため
それが不機嫌さの種になっているのでございます。



そこまで考えた時、私は以前勤めていた会社の
とある取引先のことをふと思い出しました。
この取引先は私の受け持ちだったのですが
そこの担当者、年の頃は40代半ばの気難しい男性で
おまけにニコリとした顔を見ることが全くと言っていいほどございません。
いつも抑揚のない冷たい口調で喋る無表情な人間だったのですが
給料日と賞与の支給日、それと連休の前日だけは表情に生気がみなぎり
いつもより口数が多くなる上に軽口まで叩きます。



血液の温度が低そうな爬虫類のごときオッサンでしたが
フトコロが温かくなったり、明日から連休だったりした日に
上機嫌になるからには、やはり人間なのでございましょう。
しかしそんな日にしか上機嫌にならない人間を相手に
営業活動をおこなうのは困難を極めます。
いっそ、ケツの穴に薔薇の花を咲かせることも覚悟の上で
いわゆる「 枕営業 」でもしようかと思いましたが
私にそこまでの根性はございませんでした。



私がその会社を辞めてから
この担当者を誰が受け持つことになったのかは存じませんが
さぞかし苦労したことでございましょう。
会社としては重要な取引先だったので
ぞんざいな扱いは出来なかったはずでございます。
たぶん、通常の営業手当以外に「 ケツ手当 」を支給してでも
受け持ちの人間に取引を続けさせていたのではないでしょうか.....






怪演




お目汚し、失礼いたします。



一昨年に公開されていた映画「 HK 変態仮面 」という作品を
某動画サイトで拝見いたしました。
漫画家のあんど慶周氏の作品「 究極!!変態仮面 」が原作となっている
実写映画でございます。



私も原作はよく読んでおりましたので、映画は見に行きたかったのですが
誰かを誘っていっしょに見るには恥ずかしく、一人で見るには恥ずかしく
レンタルビデオ店で借りるには恥ずかしく、結局そのまま見ずにいたのですが
とある動画サイトでこの作品を見ることができることを知り
思わず「 ギャオ!」と歓喜の叫びを上げた次第でございます。



で、コソ~リ拝見した感想でございますが、確かにおもしろぅございました。
ただ、若干テンポが悪かったような気がいたしまして
もう少し畳み掛けるような、あるいは流れるような展開になっていても
良かったのではないかと存じますが
ヒロイン役の清水富美加というオニャノコが可愛かったのと
戸渡役の俳優の怪演を見ることができたのはラッキーでございました。



この俳優、安田顕というかたでございまして
つい最近では北野武監督の映画作品にも出演されております。
「 HK 変態仮面 」では主役の変態仮面を上回る変態ぶりを演じておられまして
またその変態哲学が実に理にかなっており
私、安田氏の演技やセリフに一々頷いていた次第でございます。



以前、テレビドラマ「 ずっとあなたが好きだった 」において
マザコンで変態の夫役を俳優の佐野史郎氏が演じ
その怪演が評価されて売れっ子俳優となったことがございましたが
それと似たような成り行きで、安田氏も大ブレイクするかもしれません。
時代は今、「 変態 」なのでございます.....






パワフルな掛け声




お目汚し、失礼いたします。



老いたせいで体力が衰え、ちょっと力仕事をすると
「 ヨッコラショッ 」とか「 ドッコイショッ 」とかいった掛け声を口にしてしまいます。
今日も力仕事をしたときに、つい出てしまいました。
こういった掛け声は何やら自らの老いをアピールしているようで
恥ずかしくて人前ではあまり使いたくありません。



しかし仕事柄、力仕事をせざるを得ないことがけっこうございまして
そういう場合、往々にしてこういった掛け声が私の口から出てしまいます。
でも、しんどいのをムリに我慢してこれらの掛け声を抑え込んでしまいますと
精神衛生上よくありませんし、そういった不自然な我慢をしながら力仕事をすると
肉体的に悪影響を及ぼして骨や筋肉を傷めるかもしれません。



そこで考えたのでございますが
「 ヨッコラショッ 」とか「 ドッコイショッ 」といった
老いを感じさせるようなものではない、別の掛け声をあらかじめ決めておき
力仕事のおりには、その掛け声を出すように意識して心がけたらどうだろうかと。



とはいえ、同じ掛け声といっても、何でもいいというわけではございません。
老いを感じさせない元気の良い掛け声
また実際にその掛け声を発することによって
力の湧いてくるような掛け声でなければなりません。



そこで私が思いついたのは「 ウンコラショッ 」という掛け声でございます。
以前、コンビニで店員の女の子が荷物を持ち上げるときに
「 ウンコラショッ 」という掛け声を発しているのを見たことがございまして
そのときの私、その掛け声の力強さに感動し
また実際に下腹部に力がみなぎってくるのを感じました。



「 ウンコラショッ 」──これほどエネルギッシュな掛け声がございましょうか。
こういった掛け声なら自然と力が湧いてまいりますし
何よりその音の響きには若々しくて溌剌とした印象がございます。



体力に衰えを感じてきたみなさん
何か力仕事をしなければならないとき
「 ウンコラショッ 」という掛け声を試してみてはいかがでしょう。
私は遠慮しておきますが.....






資源屋敷




お目汚し、失礼いたします。



名古屋のとあるゴミ屋敷の住人が
ネットやテレビでそのだらしなさを晒され
いい笑いものになっております。
自宅はもちろん公道にまでハミ出ているゴミが
周辺住民にとって迷惑なのでなんとかしろと
役所から指導されているのですが
ゴミ屋敷の住人は、これは「 資源 」だと申して
なかなか応じようとしません。



報道の取材映像などを見ますと
この住人が市役所の職員と押し問答をしている様子が映っておりますが
外見や話し方を見聞きする限り、私の個人的な印象からすれば
それほどエキセントリックな人物には見えませんでした。
むしろ片付けのできない子どもが親や教師に説教されて口を尖らせているような
のどかな雰囲気さえ感じられたぐらいです。



まぁ私も公道にハミ出るほどではございませんが
実家に大量のエロビデオが押し入れの中でうなっており
早く処分しなければと思いつつも遅々として進まない身の上。
脛に傷を持ち、イチモツに痣のある身であるがゆえ
この住人と何らかのシンパシーを感じてそんな悠長なことが言えるのだろう
と非難されれば、返す言葉がございません。



しかしあえて申し上げますが、まるで他人事のように
この住人を世の中のはみ出し者だと揶揄し
それこそ公道にはみ出たゴミ同然に扱えるものでございましょうか。
わが国の借金は1,000兆円を越え
返すあてなど到底あるようには見えません。
また日本には死刑制度があるにも関わらず
未だに100名以上の死刑囚が刑を執行されないままでございます。
そして少子高齢化は、リアルタイムで進行しているというのに
スプーンでプールの水を汲み出す程度の対策しかなされておりません。



いずれも解決がとてもむずかしい問題だと言われておりますが
本当は「 面倒だからとりあえず放っとけ 」とばかりに
塩漬け・棚上げ・凍結しているだけなのではございませんかな。
しかも「 解決がとても難しい問題 」で
「 塩漬け・棚上げ・凍結 」されているものは
枚挙に暇がございません。



我が国にはそういった目に見えないゴミが山積しております。
ゴミと呼ぶことに語弊があるのなら「 資源 」と呼びましょうか.....






鬼の首




お目汚し、失礼いたします。



何かと物議をかもしていた軍用輸送機オスプレイが
ハワイの米軍基地で墜落事故を起こしております。
このオスプレイ、やたらと死亡事故が多いという印象で喧伝され
既婚の米兵が犠牲になるケースが多いことからでしょうか
「 未亡人製造機 」などという、大昔の日活ロマンポルノの映画タイトルのような
不謹慎な呼び方をされております。



沖縄の普天間基地にオスプレイが配備される前は
事故を起こしやすいというイメージから来る不安や
元からある米軍に対する拒絶反応があいまって
配備を阻止しようという運動が盛んにおこなわれておりました。
今でも沖縄の方では、そういった配備反対派による抗議活動が
おこなわれているはずでございます。
そして此度のハワイでの事故の報道に接し
そういった反対派は鬼の首を取ったかのように、ドヤ顔をしていることでしょう。
ことによると反対運動にさらなる火や勢いが付くかもしれません。



しかし相手は米軍、または米国でございます。
オスプレイの事故については、これまで何度となく繰り返されてきたトラブルとして
想定内のはずでございましょう。
配備反対派をはじめとする、アンチ米軍に対してどう対処するか
100通り以上のシナリオを用意しているのではないでしょうか。
陰に陽に根回しをおこない、米軍や米国が悪者にならないような
巧みなネガティブキャンペーンによって
反対派やアンチ米軍を抑え込もうとすることも考えられます。



まぁそういう手法は、ちょっと海を隔てた向こう側や
そのまた北の方にある国のような、いわゆる「 大国 」と呼ばれるところでは
どこでもやっていることでございましょう。
しかしその手の工作に関して米国に勝るものは無いかと存じます。



ハワイで起きた此度のオスプレイの事故など
首はおろかカリ首を取られたほどにも感じていないかもしれません。
所詮、赤鬼にはかなわないのでございます.....






ナマケモノの夢




お目汚し、失礼いたします。



先週後半はちょいとドタバタしておりまして
当ブログの更新が儘なりませんでした。
最低週2回という、夫婦の夜の営みのようなノルマについては
かろうじて達成しておりますので
まことに恐縮ではございますが
それにて御勘弁のほどお願い申し上げます。



最近、いつも以上に貧乏ヒマ無しでございまして
このところ毎週日曜日が仕事となり、満足に休むことができません。
今日もそうですが、次の日曜日も仕事となりそうでございます。
ミッキー・ローク主演の「 Year of the Dragon 」という映画で
チャイニーズマフィアへの潜入捜査をしている警官が
ミッキー・ローク演じる警察署長に休ませてくれと懇願しているシーンを
ふと思い出しました。



私はしがない自営業者でございまして
危険と隣りあわせで働く潜入捜査官とは雲泥の差があるのですが
とにかく休みたいというのが正直な今の心境でございます。
もっとも、休むと申しましてもカネが無いので
思い切って羽を伸ばすということができません。
せいぜいネットで拾ったエロ画像やHビデオを見ながら
鼻の下と股の下を伸ばす程度でございます。



しかし今はそれさえも疎ましく思えてまいるほどでございます。
つくづく思いました。
私はワーカホリックとは程遠い、ナマケモノなのだと。
私が今一番したいこと、それはどこか見知らぬ遠い所へ行き
静かな海辺の砂浜か小高い丘のてっぺんで
日がな一日、椅子に腰掛けてボ~~~ッとしていることでございます.....






過ぎたる痛み




お目汚し、失礼いたします。



今日の午後、接着剤を使っておこなう作業をいたしておりまして
手のひらや指先に接着剤が付着してしまいました。
乾いた接着剤が薄い皮膜のようになり
手や指がガビガビになって見た目も良くないので
自分の爪を使って丹念に剥がしておりました。
溶剤を使って拭き取ろうかとも思いましたが
ニオイがするので使いたくなかったのでございます。



面倒臭い作業でした。
剥がした接着剤の皮膜を、その都度ゴミ箱に捨てていったのですが
突然、鋭い痛みを覚えました。
はて、これはどうしたことかと老眼鏡をかけてよく見ますと
指の皮が剥がれ、その部分が赤くなってヒリヒリしております。
どうやら漫然と皮膜を剥がしていたため
自分の指の皮と接着剤の皮膜とを見間違えてしまったようでございます。



人間、一皮剥けるというのは良いことでございます。
しかし自己に対する冷静な観察眼を備えていなければ
ゆがんだ形で成長し、誤った方向へと進んでしまいましょう。
また、剥ければ剥けるほどイイというわけでもないのでございまして
度が過ぎて根本まで剥けてしまえば
それはもはや人格や肉体の破壊に他ならず
何より、ヒリヒリしてたまらないはずでございます。



人格もイチモツも剥け過ぎは良くありません.....






コーヒー・ルンバ




お目汚し、失礼いたします。



「 コーヒーを一日3、4杯飲むと長生きができる 」
というような健康関連の情報をつい最近知りました。
また、同じコーヒーでもブラックコーヒーの方が健康にイイそうで
これまでコーヒーはどちらかといえばアメリカン
砂糖は多めという飲み方をしていた私ですが
このところ、ちょっと甘さを抑えた濃い目のコーヒーを飲んでおります。



おりしも近頃、コンビニで挽きたてのコーヒーを飲むのが流行っておりまして
流行に乗り遅れまいとして私
コンビニへ行った際には、時間とフトコロに余裕があればいつも
紙コップに入った薫り高いコーヒーを飲んでおります。
お好みで甘いめのコーヒーを飲むこともできるようですが
子供っぽく見られるのがイヤですし
ブラックの方が健康には良いとの事なので
砂糖もミルクも控えめでございます。



ところで、タレントの関口宏氏の奥様
西田佐知子さんが歌っていた往年のヒット曲
「 コーヒー・ルンバ 」の歌詞において
コーヒーは媚薬、もしくは催淫剤のようなものとして描かれております。
もしそれが本当だとしたら、喫茶店並みの美味しいコーヒーを客に提供するという
コンビニ業界の昨今のトレンドは、少子化対策の一環として
政府から何らかの支援を受けているのではないでしょうか。



まぁコーヒーを飲んでムラムラしてきたという経験は私自身ございませんし
そういった話を人から聞いたこともございません。
コーヒーとその手の話との接点といえばせいぜい、むかし流行った言葉遊び
「 飴・コーヒー・ライター 」ぐらいのものでございましょう.....






ミスと罰




お目汚し、失礼いたします。



面倒なことになりました。
お客様のところへお詫びに行かなければなりません。
私に手落ちは無いのですが
私が商品を仕入れているメーカーの担当者が
チョンボをしたのでございます。



お客様はウルサ型の御婦人で
私が詫びるだけでは済まないかもしれません。
場合によってはミスをしたメーカーの担当者も
連れて行かなければなりません。
二人並んで雁首そろえて、謝るのでございます。



相手は鬼のように怖い御婦人でございます。
おそらく担当者と私、ハゲしい言葉の鞭にさらされるでしょう。
肉体も精神も身包み剥がれて
容赦の無い鞭の洗礼を受けるのでございます。



これでもか、これでもかと襲いかかってくる鞭、鞭、鞭。
そして素っ裸にされて四つん這いにさせられた担当者が
火矢のような鞭の雨を浴びながら
その横で同じく全裸で這い蹲っている私に語りかけます。



「 社長、すみません。僕のせいでこんな目に遭わせてしまって…ウッ!」
「 いや、私こそ君をこんなことに巻き込んでしまい、すまないと思って…アッ!」



てなことにならないか、ワクテカ…いや、ガクブルしている次第でございます.....






ドイツ製刑事ドラマ




お目汚し、失礼いたします。



最近、ドイツ製の刑事ドラマを拝見いたしました。
字幕付きなのですが
アクションシーンがけっこう多くて激しい刑事ドラマでございまして
強いて例えるなら「 西部警察 」をコンパクトにしたもの
といったところでございましょうか。



あまり細かいところにこだわらずにボンヤリ見ておりますと
米国製の刑事ドラマに見えなくもありませんが
そこはやはりお国柄の違いがございまして
喋っている言語も英語とは違いますし、金勘定はユーロでございます。
また、サングラスをかけた角刈りの刑事が取調室で
容疑者を殴ったり怒鳴りつけたりというシーンはございませんで
かわりに弁護士が同席していたり
容疑者から理詰めで情報を引き出したり
というシーンになっておりました。



これから回を重ねると出てくるのかもしれませんが
日本風の「 情に訴える 」ような取調べは今のところ出てきておりません。
また容疑者にカツ丼を食わせるようなシーンもございません。
もっとも、ドイツと言えばフランクフルトソーセージ。
刑事がフランクフルトソーセージの出前を頼んで
容疑者に食べさせるシーンがいずれ登場するかもしれません。



あるいはそれでも黙秘を続ける容疑者に
「 じゃあ、俺のを食ってみるか?」
と刑事が股間のフランクフルトソーセージを食べさせて
感激した容疑者が涙ながらに罪を告白するというシーンも有り得ましょう。



この刑事ドラマ、もうしばらくのあいだ見てみることにいたしましょう.....






敗走兵




お目汚し、失礼いたします。



最近、夜中によく目を覚まします。
たいていはトイレなのですが
トイレでもないのになぜか目を覚ますことが頻繁にございます。
原因は不明で、精神的なストレスが原因なのかもしれません。



単に目が覚めるだけなら別に構わないのですが
睡眠不足は容赦なく私の体を蝕みます。
昼間、倦怠感に悩まされ、集中力・記憶力・意欲の低下に苦しみ
体調を崩して風邪をひきやすくなります。
これではイカンということで私、体力や精神力、健康の維持のため
近頃は昼の休憩時や時間の空いているときなどに
昼寝をするようにいたしております。



そういえば遠い昔、私が幼稚園児だった頃、午睡の時間がございました。
確か昼食が済んでからちょっとしたお遊戯をしたのち
おやつの時間が来るまでの間だったかと存じます。



寝ろと言われても、4、5歳の子供がおとなしく寝るわけがありませんし
午睡の次はおやつの時間なのでございます。
みんな寝たフリをして、ゴソゴソ体を動かしたり
ヒソヒソとおしゃべりをしたりして、おやつを心待ちにしており
寝ている園児たちは半数ほどでございました。



あの頃が懐かしゅうございます。
当時の元気の十分の一でもあればと思う今日この頃でございます。
確かに昼寝をすれば睡眠不足の解消に役立ちますが
100㌫とまではいかないのでございます。



おまけに私、寝覚めが良くないもので
目が覚めるには目が覚めるのですが
昼寝をする前の記憶が飛んでしまっていることがございます。
自分がいつどこで眠ったかを覚えていない・思い出せないため
起きたときに
「 ココハドコ? ワタシハダレ?」
という精神状態になっている場合が多々ございます。



シルベスター・スタローン主演の映画「 ランボー 」の終盤で
主人公のランボーがトラウトマン大佐に向かって
ベトナム戦争によって自らが心に受けた傷について
涙ながらに語るシーンがございます。
鬼気迫り、胸が締め付けられるようなシーンでございますが
その中に「 目が覚めて自分がどこにいるのかわからないときがある 」
というランボーのセリフが出てまいります。



私はベトナム帰還兵ではございませんが
これまでの人生を一種の戦いだとみなすならば
今の私は上記のようなランボーの精神状態と何百分の一かは
似通っているのかもしれません。
もっとも私の場合、戦場では逆襲に転じることなど一度も無く
敗走に次ぐ敗走だったわけですが.....