哀愁の猫舌男




お目汚し、失礼いたします。



このところ日曜の昼食は決まって素麺を茹でて食べておりましたが
本日は天気が雨模様のせいか肌寒ぅございましたので
うどんにいたしました。
鍋に沸かした湯へうどんスープを溶かしまして
そこへ市販のゆでうどんを放り込み
軽くひと煮立ちさせてから天カスを散らして頂いたのでございます。



ところがこのうどんが異様に熱ぅございまして
食べるのに難儀いたしました。
以前はこんなことはなかったわけでございまして
どうやら私、猫舌になってしまったようでございます。
熱いものを食べ過ぎると身体に良くないそうですので
その点では良い傾向なのかもしれませんが、切ないものを感じました。



もともと自分は、人生何事に対しても猫舌でございました。
熱いものが苦手でございました。
情熱に繋がるようなことは避けてまいりました。
特に女性に対してはそれが顕著で
その結果、随分と損をしたり、変な方向に走ったりもいたしました。
そんな自分が、とうとう食べ物に関しても
熱いものが苦手となってしまったのでございます。



もはや舌が猫と化してしまった私は、女性についても食べ物についても
冷凍マグロのようなものしか受け付けなくなったのかもしれない。
ふとそんな気がした次第でございます.....