祝電




お目汚し、失礼いたします。



最後の独身大物俳優と言われ、ミュージシャンや写真家としても活動していた福山雅治氏が
去る9月28日、電撃的な結婚報告をいたしております。
ファンの女性にとってはさぞかしショッキングなニュースでございましょう。
お相手はかねてから噂の有った、女優の吹石一恵さん。
目がとてもチャーミングで清潔感のあるかたでございます。



福山氏は、吹石さん以外にも何人かの女性と浮名を流していたことがございました。
後出しジャンケンだとの誹りを承知で申し上げますが私
当初からこの吹石さんが本命であり、いずれ二人は結ばれるだろうと確信しておりました。
色々とヤンチャをする彼氏に対して、決して怒ったり軽蔑したり無視したりすることなく
一歩引いたところから何気ない自然体でつきあいを続け
やがていつの間にか添い遂げてしまう。吹石さんにはそういうイメージがございました。



もちろん、福山氏と吹石さんが結ばれた経緯が、実際はどのようなものだったのかは存じません。
しかしお似合いのカップルだという気はいたします。
福山氏はイケメン俳優としては比較的同性からの受けも良いようでございまして
私も悪い印象は持っておりません。
氏はその声がややオッサン臭い老け声でございまして
また下ネタ好きとして知られており、けっこうその方面の話を平気で口にするところから
イケメン俳優としてのキラキラした部分が中和されていたような気がいたします。
そのことがプラスに作用し、今日の人気と地位を築き上げてきたのでしょう。



不思議な魅力と雰囲気を有する俳優でございまして
私はかねてより面白い男だなとは思っておりました。
されど、まさかこれほど突然に、しかも私が予想していたとおりの相手と添い遂げるとは
めでたい反面、氏に対する興味や関心がやや薄れてしまったという感は否めません。



私の目下の関心は福山氏が吹石さんを相手に
ベッドの上でどのようなパフォーマンスを演じるかでございます。
氏は下ネタ好きだとのことですが
リアルでの夜の生活はいかようなものなのでございましょうか。
意外とあっさりした淡白なものなのでしょうか。
それとも、ファンならずとも思わず目を背けたくなるようなマニアックなものなのでございましょうか。



差しさわりが無ければ一度、テレビやラジオの番組において
福山氏自らに実際のところを語っていただきたいものでございます。
そして申し遅れましたが、福山さん、吹石さん、御結婚おめでとうございまする.....



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不正のニオイ




お目汚し、失礼いたします。



ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン社が販売していた製品について
排ガス規制の検査をパスするために不正がおこなわれていたことが発覚し
大問題となっております。
発覚したきっかけは米国の環境保護庁( EPA )による調査でございまして
クルマに搭載されたコンピュータに細工を施し
検査の際、排気ガスに含まれる有害物質の濃度が低くなるようにしていたとのこと。



ガラの悪そうな自動車屋でやっている違法改造レベルの不正を
世界的に有名な大企業がやっていたわけでございます。
この問題の責任をとって同社のCEOは辞任いたしましたが
米国政府からの制裁金やリコール関連・訴訟関連の諸費用は莫大なものとなり
何よりもブランドのイメージに生じたダメージが深刻でございます。



まぁ、フォルクスワーゲン社の気持ちはわからないでもありません。
メーカーにとってその製品は、手塩にかけて育てた娘も同然でございます。
その娘が念願かなって添い遂げた相手の家で
姑からこともあろうに「 屁を出せ 」と命令されるのでございます。
そして羞恥に身もだえする娘に向かって
「 いいかい。おまえさんの屁が臭かったら即刻、この家を出て行ってもらうからね!」
と言われるのでございます。
何とかして娘の屁のニオイがわからないように細工をしてやろうと思うのは
親心としては当然でございましょう。



しかし、クルマの排気ガスは地球環境に与える影響が大きいため
行政機関による規制が厳しいのは、やむをえないところ。
各メーカーは、その規制をクリアしながらより良い製品を開発してきたわけでございまして
今回の不祥事、その努力を汚すような感がございます。
自動車メーカーとしてのプライドを地に落してまで売りさばこうとしたのは
何ゆえでございましょうか。



此度のスキャンダルでフォルクスワーゲン社が被る損失は
10兆円にも上る可能性があるとのこと。私には自殺行為にしか見えません.....



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医は忍術




お目汚し、失礼いたします。



先月下旬にネットのニュースで報道されていたのですが
毎年秋から冬にかけて流行するノロウイルスによる感染症。
このノロウイルスの新型が、今年の初めからわが国において感染を広げているとの事。
新型ゆえ免疫を持つ人がおらず、大流行するおそれがあるそうでございます。
今年は韓国においてMERSという伝染病が大流行しておりましたが
新型ノロウイルスについても要注意でございましょう。



ところで、MERSによる感染拡大が韓国において大きな騒動になっていたころ
そのニュース映像をテレビで見ておりましたら
世界保健機関WHOのシンボルマークが映っておりました。
マークには蛇の巻き付いた杖があしらわれておりましたが
この杖、ギリシア神話に登場する名医アスクレーピオスの持ち物でございます。



神話によりますと、アスクレーピオスはノイローゼの患者を治療するとき
蛇を使ったそうでございます。私が子供の頃に読んだ本に記されていたのですが
あらかじめ目隠しをしたノイローゼ患者にアスクレーピオスが声をかけ
何も知らない患者がその声に応じて目隠しをはずすと
目の前に蛇を突き付けられていて、それを見た患者はビックリして失神いたします。
そして失神から目を覚ますと患者のノイローゼが治っているという
一種のショック療法に、蛇が使われていたそうでございます。



医は仁術と申しますが、場合によっては
こういう不意打ちや虚仮威し、あるいはハッタリによって患者を治療する
「 忍術 」のようなものが必要となる場合がございましょう。
しかし昔はそういう忍術を逆手にとり、悪事に利用する医師もいたわけでございまして
その結果、今現在はインフォームド・コンセントというのが
医療の現場において重要視されております。



もっとも、今でもそんな忍術を使って
患者に接している医師はいるかもしれません。
まぁ、アスクレーピオスのような荒っぽいことをする医師などいないでしょうが
目隠しを取った患者に自分の股間の蛇を突き付けてビックリさせ
不感症や男性恐怖症を治療する医師はいるかもしれません。



こういうのを藪医者というのでしょうが
きちんとした治療効果が現れるなら、それもアリでございましょう。
しかしその蛇を患者にしゃぶらせる、患者の赤貝に食べさせる
という行為にまで及んだならば、それは薮蛇でございます.....



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Mutation




お目汚し、失礼いたします。



おっかないオッサンが二人、怒鳴り立てております。

「 なにしとんじゃコラァ!」
「 おんどれ~、コラァ!」
「 何をぬかしとんじゃコラァ!」

某引越し社Aの社屋前での光景でございます。
不当な扱いを受けたというA社の社員の訴えを代弁するために
街宣活動をおこなっている労組とA社側の様子を映したYouTube動画なのですが
いわゆる「 ブチギレ映像 」の様相を呈しております。



怒鳴っているのはA社の経営陣の人間のようですが
「 おんどれ 」などという言葉を使っておりまして
とても有名引越し会社の関係者のようには見えません。
具に二枚貝を使ったパスタは「 ボンゴレ 」でございまして
まぁそれはこの際、触れないでおきますが
その場にいた労組の関係者が、怒鳴る二人に向かって
「 とても尋常な話し方じゃないよ 」と淡々と申しておりました。
まさにそのとおりなのですが、そんな恐ろしいオッサン二人を相手に
淡々と話しかけることのできるその労組関係者も、ある意味、尋常ではないと言えましょう。



どちらの言い分に理があるのかは存じませんが
少なくともあの動画を見る限りは、A社側の負けでございましょう。
あのような言動はただ単に労組側に恐怖を与えるだけでなく
労組とは無関係な社員にまで影響を及ぼします。
そして今、A社に引越しを頼もうかと検討中の人間はもちろん
現にA社と引越し作業の請負契約を結んでいる顧客も、恐怖を催すことになりましょう。
何しろCMのイメージキャラクターが元プロボクサーでございますので
何かトラブルが生じたら殴られるのではないかと怯えているのではないでしょうか。



一部不届きな業者がいるせいで
業界全体がDQNだと見られてしまうのは不幸なことでございます。
そういったイメージを払拭しようと、各業者が日々たゆまぬ努力を続け
業界のイメージアップにつなげていくのでございます。
しかし時として、あってはならないネガティブな突然変異によって
業界の足を引っ張るような先祖返りを起こしてしまう業者もいるわけでございまして
そういう事例を見聞きすると非常に残念な思いがいたします.....



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どこにもドア




お目汚し、失礼いたします。



昨日、テレビで某イケメン俳優が出演しているクイズ番組を見ました。
この俳優、去年の6月にちょっとしたトラブルを引き起こし
警察から事情聴取を受けて書類送検されてしまったのですが
まだそのスキャンダルのことを気にしているのか
なんとなく元気が無さそうに見えました。



その一件については不起訴処分となり、とりあえずカタが付いているのですが
今まで積み上げてきたタレントとしての自分の経歴に汚点が付いたことを
そのイケメン俳優はひどく気に病んでいるのかもしれません。
なにしろ警察沙汰でございます。なかなか吹っ切れないのは無理もありません。



思い切って開き直るという手もありましょう。
事情や真実がどうあれ、自分に付いたダーティーなイメージを
自分自身の中で払拭することができないのであれば
いっそダーティーなキャラに衣替えをして
そのまま突っ走るというのもいいかもしれません。



しかし開き直るというのも、なかなか難しいものでございます。
本人は良くても周りが困るという場合が多々ありますし
自分では開き直ったつもりでも、実際はまだドアの内側でノブを握ったまま
ドヤ顔をしていることもありましょう。
あるいは、一つのドアを開けると、また次のドアが現れたり
開かなければならないドアがあっちにも、こっちにも、ということもありましょう。



世の中、真に開き直った人間が実際にいるとは思えません。
いるとしたらそれは神か狂人でございます。
まぁ、これまでの人生において開き直ることも閉じこもることもできなかった
私のような人間がえらそうに語ることではないかもしれませんが.....


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回収方法




お目汚し、失礼いたします。



お得意様の中に支払いの悪いかたがおられて難儀しております。
あからさまに踏み倒すようなタチの悪い人ではないのですが
こちらが催促をしなければいつまで経ってもお支払いになりません。



毎月20日締めで請求書をお送りするのですが
2回目、3回目と請求書をお送りしてもナシのツブテでございまして
督促の電話を入れるとようやくその翌日に振り込んでくれるのでございます。
請求書を送るにも何がしかの経費はかかるわけで
こんな調子なら、締め日に請求書を送るのはやめて
代わりに電話をかけることにしようかと考えるのですが
しかしそういうことをやりはじめると、事が口約束のレベルにまで落ちてしまい
いずれは電話での督促までスルーされるような気がいたします。



まぁ、このようなお客様はまだマシかと存じます。
もっとタチの悪いお客様がいらっしゃいますし
以前、私が勤めていた所では、大手・中小・個人を問わず
支払いの悪い上に態度がデカいお得意先がいくつかございました。
見積もり書を見て御納得いただいていたにもかかわらず、極端な値引きを要求したり
勝手に値引きした金額を小切手に書き込んで領収証を切らせたり
お支払いがいつも台風手形だったり。



はっきり申しまして、厚顔無恥な人たちだなという気がいたしました。
もし許されるならば、睾丸を鞭でブン殴ってやりたいぐらいでしたが、お客様はお客様。
それに、お支払いいただけるだけ良心的だったのかもしれません。
全く払わないというケースもいくつかございましたから。



ともあれ、冒頭で書いたお客様ですが
次の締め日に請求書を送るか、電話をかけることにするか
目下のところ思案中でございます.....


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ヤモリを見た




お目汚し、失礼いたします。



もうすでに半月ほど前の話で恐縮でございますが
朝、仕事に出かけるときのことでございました。
マンションの自宅を出て1Fにある駐車場からクルマを出そうとしたところ
近くの植え込みから小さな生き物が出てくるのが見えました。



よく見るとヤモリでございます。
体長は5、6センチほどで身体は細く、まだ若いヤモリのようでした。
ヤモリはしばらく植え込みの付近をチョロチョロと動き回っていましたが
やがて出てきた植え込みの中へ再び引っ込んでいきました。



小学生だった頃の記憶が不意に頭を過ぎりました。
両親に連れられて百貨店か遊園地へ行き、夜遅く帰宅したことがあったのですが
そのとき玄関から家の中に入ろうとして何気なく上を見上げると
自宅の2階の壁面にヤモリがへばりついていたのでございます。
その不気味な姿に最初はびっくりしましたが
壁にへばりついたままおとなしくじっとしているので
いったん見慣れてしまうとそれほど怖い気がいたしません。
そしてなぜかこのときのことが少年時代の印象深い思い出となり
家のそばの街灯の明かりに照らされ、小さな灰色の影と化していたヤモリの姿が
今も昨日のことのように思い出されます。



ヤモリは「 家守 」といって家の守り神だそうでございます。
ヤモリというのはどちらかといえば山や森よりも
むしろ人間の生活圏内で生息することが多いそうですが
私が小学生だった頃に比べると都市化・ハイテク化がかなり進んで
昔のような民家が少なくなり、むしろヤモリにとっては住み難くなったかもしれません。



あの日の朝に見かけたヤモリは、私が住むマンションに居付いているのでしょうか。
それとも、たまたまあそこを通りかかっただけなのでしょうか。
守り神として居付いてくれるのならば、けっこうなことではありますが
一戸建てと違って、マンションのような集合住宅には大勢の人間が住んでおりますし
いつどのような災難が襲ってくるか全くわからないほど
予測不可能・複雑怪奇な今の世の中でございます。
そして、頻発する大規模自然災害の数々。



守り神を務めるには、少々荷が重いかもしれません.....



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恐妻家に告ぐ




お目汚し、失礼いたします。



以前、あるお客様に商品をお届けしたところ
その商品の型番が違うというクレームが来たことがございました。
お客様にカタログをお見せして、お客様が指定したとおりのものを
お納めしたはずなのですが、後日電話連絡があり
別の型番のものがお入用だったとおっしゃるのでございます。



問題の商品はお客様の御自宅でお使いになるものでした。
当初はクレームということだったのですが、よくよく話を聴いてみたところ
どうやらエンドユーザーはお客様の御内儀のようでございまして
しかもお客様は、御内儀から聞いた型番を別の型番と勘違いして
発注されたようなのでございます。
そしてそのお客様、私の受注ミスだということにしてくれたら
実費交換には応じるとおっしゃるのでございます。



このお客様、私より少し年上の60歳前後のかたなのですが
ものすごい恐妻家でございました。
もし自分の発注ミスで型番の違ったものが納品されたと
女房が知ったらどんなことになるかわからない……
そのような物言いをされて怯えているのでございます。



結局、そのお客様の御提案はおことわりいたしました。
ヘタに譲歩してこちらの信用を失うようなことになれば、元も子もありません。
それに、家庭内の力関係をビジネスの場で持ち出されても困ります。
こういう場合、恐妻家であろうが愛妻家であろうが
発注先を巻き込むよりも、まず家庭内での解決を図るのが筋道というもの。
そして妻の機嫌を直してやるのも男の甲斐性のうちでございましょう。



たとえば

「 次からはあたしが業者と話をするわよ。あなた、あてにならないもの 」
「 手厳しいなぁ。ちゃんと埋め合わせはするから勘弁してくれないか 」
「 あら、何を埋め合わせするっていうのよ 」
「 決まってるだろ。おまえのアソコを俺のイチモツで埋めるのさ~♪」
「 ちょ、ちょっとやめてよ、こんなところで…… 」
「 フフフ……生娘でもあるまいし、何を言ってるんだ。ほぅ~ら、もうこんなになって 」
「 あっ、ああぁ……だ、駄目、お願い、堪忍して頂戴!」

という具合に。



もちろん、これは一例でございます。
場合によっては土下座や高額なプレゼントも必要となりましょう.....



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癒す動き




お目汚し、失礼いたします。



その夜、私はいつも行くドラッグストアではなく
ときどきにしか行かない、とある小さな薬局へと向かいました。
目的は二つあり、ひとつはのど飴を買うため
そしてもうひとつはその薬局の店員のオバサンを見るためでございます。



閉店間際の店内に入り、のど飴を一袋選ぶとオバサンがいるレジへ向かいました。
商品といっしょに、申し訳なさそうな態度で一万円札を差し出すと
白衣を着たオバサンはお釣りの千円札と硬貨を私の前で数えて確認してから
のど飴といっしょに私に渡してくれました。



御夫婦で営業しておられる薬局のようでしたが
奥様と思しきそのオバサン以外に店員の姿を見かけたことはございません。
ポッチャリとした小太りな体形で、私より少し年下と思われ
無表情ではありましたが、冷たい感じはしない女性でした。
いつも感情を露わにすることが無く淡々と応対をするその姿に、なぜか癒されるような気がいたしまして
ちょっとストレスを感じているときなどは私、その薬局へ行ってみるのでございます。
まぁ、ときどきしか行かないので、そのオバサンの別の顔を見たことが無いのかもしれませんが。



私が癒しを感じるのは、そのオバサンの淡々とした仕事ぶりだけではございません。
私が一万円札を渡したのは、わざとでございます。
実はそのオバサン、お釣りの千円札を数えるときに独特の動きを見せてくれまして
その姿にも癒されるのでございます。



どういう動きかと申しますと、まず私に向かって斜め45度に構えます。
そしてまるで手品師が「 さぁ、よく見てください 」と言うかのように
手元の千円札を私の方に向け、「 1、2、3、4、5…… 」と数えながら
その声に合わせて身体を上下に揺するのでございます。
そのリズミカルな動きは、アップテンポな曲を歌うロックミュージシャンのようでございまして
こちらまで体が上下に動いてしまいそうなのでございます。



オバサンのその独特な動きが見たくて、ときどきその薬局へ行くのですが
残念ながら、その日は見せてはくれませんで
腰から下が固まってしまっているかのような印象でした。
きっとそのときの私と同様、元気が無かったのかもしれません。



上下に身体を動かすことができないのなら
せめてメトロノームのように左右に身体を動かしながら
お釣りの千円札を数えてほしかったのでございますが、贅沢は申しますまい。
また今度、別の日に行ってみることにいたしましょう.....


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悲しき門外漢




お目汚し、失礼いたします。



横浜市都筑区のマンションが傾いている、と大きなニュースになっております。
原因は基礎工事の際の施工不良だとのこと。
有り体に申せば「 手抜き工事 」でございます。
住人が一年近くも前に、隣の棟とこちらの棟との連結部において
手すりの高さが違うことを指摘し続け
デベロッパー側が調査した結果、ようやく判明したそうでございます。



私もマンションに住んでおりますゆえ、他人事ではございません。
あの横浜のマンションと似たような連結部が私のマンションにもございますので
念のため手すりの高さを見ましたが、異状はございませんでした。
とはいえ私が建てたマンションではありませんから、絶対に安心かといえば断言はできません。
今回のような基礎工事に限らず、どの箇所にどんな手抜きがおこなわれているか
素人には確認や判断のしようが無いのでございます。



専門的な知識や高度に特化された技術を持った者に対し、いかにしてきちんと仕事をさせるか
門外漢がそのガバナンスに関わることは事実上不可能でございます。
建築に限らず、法律的な実務や医療行為といった特殊な業務に関して
知識の無い者がプロを相手に何ができるというのでございましょう。



ともあれ、ここしばらくは日本全国津々浦々のマンションで
傾いていないかどうかの確認作業がおこなわれることになりましょう。
デベロッパーや管理組合のレベルでなくとも
個人的に査定業者を雇って調査するかたがおられるかもしれませんし
あるいはネットで漁った中途半端な知識を元に
傾いてるだの、曲がってるだのと騒ぎ立てる者が現れるかもしれません。



しかしまぁ無理もないでしょう。事は自分の住みかに関わることであり
もしかすると生命の危険にさらされているかもしれない問題なのでございます。
勃起したときに右か左に傾いている、曲がっているというような次元の話ではございません。
ちなみに私は左曲がりでございます.....


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おらんだ妻との邂逅 【 1/2 】




お目汚し、失礼いたします。



印象的な顔というものは、何年経っても忘れられないものでございます。
彼女の顔を最後に見てから30年以上の月日が経過しているというのに
私は即座に彼女のことを思い出しました。



契約している保険会社へ用事で出かけたときのこと。
担当者が来るまで、その会社の玄関脇にあるロビーのようなところで待っておりましたら
ソファに腰掛けている私のところへ
スーツを着た女性社員らしきかたがお茶を持ってまいりましたが
その顔をひとめ見た私はハッといたしました。
私が社会人として初めて勤めた会社に同期で入社した女子社員と
顔がよく似ていたからでございます。



ショートカットで髪を茶色く染め、頬骨が高くて三白眼。
多少、顔に年齢を感じさせる皺らしきものがある以外、当時と全く変わっておりません。
何かスポーツでもやっていたのかスタイルが良く
その点についても、昔と今と全く変わっておりません。



苗字のイニシャルは「 T 」でございました。
高卒入社だったので年齢は私より4つ下だったかと存じますが
今は結婚して苗字は変わっているかもしれません。



私の前にあるテーブルにお茶を置くと、Tさんは無言のまま会釈して立ち去っていきました。
同期入社と申しましても、彼女と私は別々の部署で働いていましたので
頻繁に顔を合わせていたわけではなく、おそらく私のことなど記憶には残っていないでしょう。
残っていたとしても、30年以上の歳月の経過によって
私の頭髪は薄くなり、加齢臭は濃くなり、顔の皺は深くなっておりますので
たぶん彼女の方は気づかなかったはずでございます。



しかし私は彼女のことを覚えております。
なぜそれほど彼女のことをよく覚えていたかと申しますと
彼女がダッチワイフにそっくりというユニークな顔の持ち主だったからでございます。



申し訳ございません。少々込み入った話になりますので、この続きは次回の記事にて.....


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おらんだ妻との邂逅 【 2/2 】




お目汚し、失礼いたします。



前回の記事の続きでございます。
ダッチワイフと申しますと、最近はかなり生身の人間に近いものが開発され
バリエーションも色々とあるようですが
約30年前の当時の私の個人的なイメージからすると
ヘアスタイルは黛ジュン、日吉ミミ、朱里エイコのような、せいぜい顎の辺りまでのショートヘア。
そのショートヘアが茶色に染まっていて、頬骨は高く
口は ◎ というふうに、クパァと開いた状態というのが
ポピュラーかつスタンダードなタイプだと思っておりました。



Tさんが口をクパァと開いたところを一度も見たことはございません。
ですが30年ほど前、ときどき会ったときの印象では
彼女は茶色いショートヘアと高い頬骨、スタイル良好であまりお喋りをせず
いつも無表情というミステリアスな雰囲気を発しておりました。
その雰囲気のせいで、彼女は私の中でダッチワイフとして息づいていたのでございます。



保険会社で用事を済ませた私は、自分の店に戻りましたが
何やらその日は一日中、軽い興奮を覚えておりました。
当然、夜は自家発電に勤しんだのでございますが
しかし、これはいったいどうしたことでございましょう。
その不思議な興奮も、2、3日もすると急激に醒めてしまったのでございます。
発電所が老朽化していて、キャパシティが小さいという問題もございますが
そういう肉体的な要因ばかりではございません。



約30年ぶりの邂逅をした当日は、懐かしさと相俟って
汲めども尽きぬ泉のようにエロい妄想が湧き出ていたのですが
ショートヘアを茶色に染めた頬骨の高い女性は、実際、そんなに珍しいわけでもなく
そうなると彼女はごくありふれた顔の持ち主に過ぎない
街を闊歩している多くのダッチワイフのうちの一体に過ぎないと感じ始め
そしてついには、保険会社にいた彼女は本当にTさんだったのか
ダッチワイフの空似だったのではないか。そんな気さえしてまいりました。



あの保険会社で彼女の姿を見たとき、何やらファンタジックなロマンスが生まれる予感がしたのですが
所詮、しがない中年男の幻想など儚いものでございます。
とどのつまり、私はダッチワイフに似た女性にエロスを感じたに過ぎず
そこからTさんのことを思い出しただけのことだったのでございましょう。



もしかすると私は、生身の女性よりもダッチワイフの方が好きなのかもしれません.....


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料理人伝説




お目汚し、失礼いたします。



随分と昔のことですが「 ばってら 」というタイトルのテレビドラマがございました。
私、そのドラマ自体は見たことがないのですが、その番宣のCMは見たことがございます。
寿司職人らしき割烹着の男が包丁を振り回し
同じく割烹着を来た男がその男と格闘をしているシーンが流れていたように記憶しておりますが
当時まだ子どもだった私には、その物騒な光景ばかりが印象に残ってしまいまして
どのようなドラマだったのかはさっぱりわかりませんでした。



それ以降、寿司職人というのは気が荒いものだという観念が頭にこびりつき
有名・無名を問わず、寿司職人はもちろん料理に携わる者の無茶な言動を見聞きするたびに
さもありなんという思いが深まっていきました。
もちろん、そんな寿司職人や料理人ばかりではないということは理屈では分かっているのですが
一流の料理を極めた者には尊敬とともに畏怖がつきまとうものだという
一種「 伝説 」めいた固定観念が、いつのまにか私の中に出来上がってしまったのでございます。



そんな私にとって、先日、東京の高級料理店で経営者の男性が
「 挨拶が無かった 」という理由で、板前の見習いをやっていた男性の股間を蹴って
大ケガをさせたというニュースは
その「 伝説 」の正当性を敷衍するものでございました。この事件の続報をググってみましたら
この経営者( 彼もまた料理人なのでございます )の怪物めいた言動が取り沙汰されておりまして
中でも私が理不尽だと思いましたのは、「 それをやれ 」という彼の指示でございます。



このような、指示語のみしか無いファジーな指示に戸惑う従業員に対して、この経営者は
「 『 それ 』と言ったら『 それ 』に決まってるだろ! そんなこともわからんのか!」という感じで逆ギレし
そ~れ、ソレソレソレソレソレソレ━━!とばかりに罵倒の嵐だったそうでございます。
そのせいかすぐに辞めてしまう従業員が多かったとのことで
おそらく従業員たちの間では、彼の存在は「 恐怖の大王 」だったのではないでしょうか。



国営放送のテレビにも出演し、人当たりが良く好印象だったこの経営者
厨房や店内では夜叉のような顔を見せていたようでございます.....


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醜いつぶやき




お目汚し、失礼いたします。



その女性は、年齢的に見れば母親と言うよりかは祖母に近いような気がいたします。
したがって彼女が抱えて排便をさせている子供は孫でございましょう。
その下には買い物袋らしきものが敷かれており
子供の大便はその上に載っておりました。



英国の有名服飾店バーバリーの店舗前で
中国人の女性が孫に排泄行為をさせているこの画像は
あるツイッターユーザーによって世界中に拡散されました。
尖閣諸島、小笠原諸島、南沙諸島における中国人の傍若無人な振る舞い
厚顔無恥と品性下劣さは目に余るものがございますが、その中国という国のDQN性を
たまたま観光でイギリスにやって来た、この祖母と孫の行為で例示しようとしたのなら
それは筋違いというものでございましょう。



確かに中国人観光客のマナーの悪さや常識の無さは有名ですし
普段の日常生活においてもそれが遺憾なく発揮されているのは存じております。
個人的に聞いた話では中国では若い女性でも平気で道端に痰を吐くそうでございまして
野蛮さを通り越して気持ち悪ささえ感じてしまうのでございますが
拡散された画像のこの女性は、孫がトイレに行きたくなったので
孫のためを思って咄嗟にその場で排便させてやったのでございましょう。
しかも店の前が汚れないように気を遣って敷物までしているのでございます。
これは道端で平気で痰を吐くような行為とは次元を異にするものでございましょう。
むしろ、われわれが高度経済成長の時代やバブル景気で浮かれていたころに
どこかで見かけていたかもしれないノスタルジックでほほえましい光景だという気がいたします。



はっきり申しまして私は中国のことが好きではありません。
しかし、少なくとも悪気があるようには見えない祖母と孫の恥ずかしい姿を
最先端技術を使った通信インフラによって世界中にさらしてしまう輩の心理には嫌悪感を催します。
その底意地の悪さや人間の営みに対する冷淡さ
そしてアジア人への差別意識には吐き気を覚えますが
このツイッターユーザーは何様、いや何者なのでしょうか。



もし仮に中国人なのだとしたら、ああ、なるほど合点がいった、というだけのことですが
英国人ならちょっと危機感が無さ過ぎではございませんかな?
今、おたくの国はカネに困って中国という闇金業者に泣きついているのでございましょう?
その屈辱の意趣返しでこんなことをしたのなら、とんでもないお門違いですぞ?



どうせなら習近平が野グソをしているところをお撮りなさいませ。


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祭りの罠




お目汚し、失礼いたします。



本日10月31日はハロウィンでございました。
このハロウィン、昨年はその経済効果がバレンタインデーの場合よりも
上回っていたそうでございます。
他国の風習や文化をわが国へ取り込み、それが経済活性化につながった成功例が
また一つ増えたわけでございまして
今年も去年に負けず劣らず、関係業者のフトコロが潤ったことでございましょう。



とはいえ、そんなめでたい話に水を差すようで恐縮でございますが
私はハロウィンなるものにあまり興味がございません。
何か仮装やコスプレをしてカボチャ料理を食べるという以外
具体的に何をどうすればいいのか全く分かりません。
その由来や文化的背景も詳しくは知りませんで
ハロウィンのシーズンになるとよく見かける魔女の尖った帽子や、カボチャのシワシワな外見が
竿と玉のように見えることから、外国の道祖神のお祭りかと思っていたぐらいでございます。



そしてこのハロウィンというお祭り、経済効果というありがたい恵みをもたらす一方で
トラブルや災いをもたらす場合もございます。
ハロウィンといえば仮装でございますが
今月半ば、熊本県で不審な格好をしてチェンソーを持つ男性がいると警察に通報があり
実はこれがハロウィンがらみの仮装だったという騒動がございました。
ニュースにはならなかっただけで
これと似た騒ぎはこれまで全国各地で何件か起きているのではないでしょうか。



また海外では10日ほど前、スウェーデンにおいて
学校が襲撃されて教師と生徒が死亡する事件があったのですが
犯人は映画「 スター・ウォーズ 」のキャラ、ダース・ベイダーのような格好をしており
当初、ハロウィンの仮装だと勘違いされて警戒がなされていなかったようでございます。
そして、古い話になりますが20年ほど前、アメリカに留学していた日本人学生が
ハロウィンの仮装をして他人の家を訪問した際に訪問先を間違えてしまい
不審者と誤解したその家の住人に銃で撃たれて亡くなったことがございました。



祭りというものは、日常を逸脱するところにその醍醐味がございます。
しかし日常の逸脱は得てして日常自体の崩壊につながったり
非日常の浸透に利用されたりするものでございまして
その点、注意が必要でございましょう.....


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