悩ましきドーナツ






お目汚し、失礼いたします。



ちょいと困ったことが起きましてそのことで頭を悩ませております。
先月なかば、某ディスカウント店で徳用サイズのお菓子を購入いたしました。
プレーンとチョコの2種類の味のミニドーナツが40個ぐらい入っている
袋入りの菓子でございまして価格は250円ほど。
値段の安さに目がくらんで買ってしまったわけなのですが
黒っぽい色をしたチョコ味の方のドーナツが美味しくありません。
というより、変な味がいたします。
濡れた雑巾の絞り汁を吸ったような味がするのでございます。



販売しているのは東京の方の会社で
ググってみるとメーカーと言うよりかは輸入販売店のようでございます。
もしかすると工場廃液の油を掬い取ったものを使って揚げ物を作るような
中国のろくでもない食品メーカーから安く買い受けたものではないかと不安になりましたが
今のところマスコミでその手のニュースが流れている形跡はございませんので
ただ単に味だけの問題なのかもしれません。
購入したディスカウント店へ行ってみたところ
そのドーナツの陳列棚だけが、こぼれそうなほど満杯になっておりました。
やはり評判が悪くて売れていないようでございます。



販売元に文句を言ってやろうかと思いましたが
ヘタレな私は事を荒立てるだけの覚悟がございません。
極端な話、食べずに捨ててしまえばいいだけの話でございますが
食べ物を粗末に扱うのは私としては抵抗がございますし
貧乏性なサガが、もったいなくて捨てることを許しません。
ですから我慢して食べ続けようかとも思いましたが
口の中に広がる泥水のような味がなんとしても耐え難いのでございます。



賞味期限は今月末の31日、大晦日でございます。
それ以降は、食べるという以外の再利用方法を考えるつもりですが
その場合は先月24日の記事において記したような芸当と若干カブってしまうかもしれませんが
「 ドーナツ割り 」を会得して、その小道具として使うことにいたしましょうか。
黒いドーナツにイチモツを通し、瞬時にイチモツを膨張させて、ドーナツを割る芸当でございます。
ただ問題は私の股間がそのようなパワーを有していないこと
そしてその芸を披露する場が無いということでございます.....






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追記
書いているうちに当初書くつもりだったものとは懸け離れた内容の記事になってしまいましたので
まことに勝手ながら先日予告させていただいたタイトルを変更いたしました。
謹んでお詫び申し上げます.....

疲労大敵






お目汚し、失礼いたします。



ちょうど一ヶ月ほど前のことですが
仕入先の担当者が商品を納めに私の店にやってまいりました。
約2年ぶりに会う担当者でございます。
今ではもう仕事にも慣れているようで、適当に愛想笑いなどもできるようになっておりますが
2年前に初めて会ったときの彼はまだホヤホヤの新入社員でございまして
緊張していたのか表情も硬く、喋りもぎこちなかったと記憶しております。



その時、そんな彼の心中を察して私、リラックスさせようといくつか冗談を言ったのですが
彼はまるで無反応でした。
お恥ずかしい話ですがそのとき申した私の冗談
今どきの若い世代の琴線に触れるようなものとは程遠く
いわゆるオヤジギャグばかりだったのでございます。
何とか彼を笑わせようとしていた私
さりげなく冗談を連発したのですが全部スルーされてしまいました。
その日、彼が帰ってからひどく自己嫌悪に陥った私でございますが
自分も彼と似たような新人サラリーマンだったことを思い出し
まぁしょうがないかと忘れることにいたしました。



あれは30年ほど前だったでしょうか、私が社会人一年生だった頃
上司といっしょに得意先へ挨拶回りをしたことがございました。
お客様は運送関係の会社の社長でございまして、お年は60代後半だったかと存じます。
上司と二人、応接間でお会いしてお話しておったのでございますが
この社長が私の上司との会話の最後に一言、私に向かって笑いながら
「 お前の上司、本業は落語家とちゃうかぁ?」とおっしゃったのでございます。



ここが笑いどころだったのでございましょう。
しかし前日まで仕事に忙殺されていて寝不足になり疲れていた私は
その社長がおっしゃった冗談にまったく笑うことができませんでした。
しばらく三人とも沈黙しておりましたが、慌てて私の上司がわざとらしく笑いながら
私に( 空気嫁よ )といった視線を投げかけてきたのでございます。



しかしその視線がなおさら私の疲労感を増幅させ
私は無理やり笑おうとしたものの逆にあくびが出そうになり
ムンクの「 叫び 」のように口を開けたまま固まってしまって声も出せませんでした。
あくびを噛み殺しているのがバレバレで、その社長はあからさまに不愉快な表情を見せておりました。



このときの私と同様、2年前に初めて会ったあのとき、彼は疲れていたのかもしれません。
疲労というものは人間の肉体はもちろん、精神の働きを鈍くさせるものなのでございます。
しかし仮に疲れていなかったとしても、おそらく私の冗談に彼は決して笑わなかったでしょう。
それほど寒くて痛い冗談の連発だったのでございます.....





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感覚的潤滑剤






お目汚し、失礼いたします。



ちょっと前のニュースですが、魚を氷漬けにしたスケートリンクのことが話題になっておりました。
話題というよりも炎上でございまして
動物を氷漬けにしてその上を滑るなんて悪趣味だ、残酷だ、魚がかわいそうだというのでございます。
結局、このスケートリンクは日の目を見ないことになってしまったのですが
私が小耳に挟んだところでは
魚はもともと死んでいるものを魚市場から買い受けて氷漬けにしたそうでございます。



最初からそういう説明がなされていたのかどうかは存じませんが
もしそういったことをきちんと説明していれば世間の反応は違ったかもしれません。
しかしそういったことを別にしても悪趣味だというのは頷かざるを得ないかもしれません。
私は残酷だとか悪趣味だとか言うよりも先に
氷が溶けてきて魚の生臭いニオイが衣服に付着したりしないか、それが心配でございます。



昔、小学生だった頃に見たテレビの特撮ドラマで
氷漬けになった南極観測隊員の姿が映っていたことがございました。
ドラマの中で、その隊員は死んだことになっていましたが
その隊員の外見がほとんど生きている状態と変わりなかったため
幼い私は、お湯をかければ元に戻ってめでたしめでたしじゃないかなどと暢気なことを考えておりました。
しかし、じゃあ木乃伊もお湯をかけたら生き返るんじゃないかとは、さすがにそうは思わなかったでしょう。
なぜなら、木乃伊は見た目がグロテスクで明らかに生きている状態とは異なっているからでございます。



私も当初は、スケートリンクの炎上騒ぎは大げさだと思っておりました。
そしてあのスケートリンクの関係者を叩くつもりも毛頭ございません。
ただ、今あらためて考えてみると、ああいうスケートリンクを作るという発想には
上記のような「 お湯をかければ元に戻る 」という勘違いと
どこか根っこの深いところでつながっているような気がいたします。
生きているように見えるからという、理屈ではない感覚的な潤滑剤によって
ああいうものを作ろうという発想がスルリと素通りしてしまったのではないでしょうか。



生きているように見えるから、きわめて大丈夫そうだから、まったく心配無さそうだからという
感覚的な潤滑剤が世の中に浸透してしまっているのかもしれません。
そして今この日本で起きている多くの不幸な出来事は
この感覚的な潤滑剤によってもたらされているような気がいたします.....





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誇りの報酬






お目汚し、失礼いたします。



写真週刊誌のスクープ記事が元で薬物使用疑惑の渦中にいた俳優、成宮寛貴氏が
自らの性的嗜好まで暴露された一連のスキャンダル報道に嫌気が差し
先ごろFAXにて俳優を引退する旨を発表いたしました。
ただし、肝心の薬物使用疑惑に関しては明確な否定をしておりません。
成宮氏は現在消息不明とのことで
一部報道によれば東南アジアの方へ旅立ったという情報もあり
だとするとおそらくは傷心旅行のようなものなのでしょう。
しかしネット民の間では、無責任な噂レベルの話かもしれませんが
ヤク抜きのために海外へ渡航したのではないかと揶揄する声もございます。



所属していた芸能事務所の話によれば
成宮氏が自前で購入した検査キットで尿を調べたところ陰性だったとのことですが
尿検査は麻薬使用を示す成分を検出できる期間が短いために
より正確に調べるのなら毛髪鑑定による検査が必要になってまいります。
そして尿検査よりも検出可能な期間が長い毛髪鑑定にしても90日しか余裕がないそうで
この時期に海外へ長期旅行に出るというタイミングが
高飛びだとかヤク抜きツアーだといった疑いをかけられる原因となったのでございましょう。



成宮氏が関わったとされる薬物はコカインだとのこと。
コカインは隠語で「 チャーリー 」と称されるそうでございますが
50代以上の関西人や関西の芸人に詳しい人間なら「 チャーリー 」と聞けば
吉本新喜劇に出演していたコメディアン、チャーリー浜さんを思い浮かべるでしょう。
現に某巨大電子掲示板の成宮氏の薬物疑惑関係のスレにおいてチャーリー浜氏のギャグを使い
「 ごめんくさい 」とか「 これまた、くさい 」とか「 あ~、くさ♪」とか書き込まれているレスを見かけました。



話がちょっと横にそれてしまいましたが、引退して一般人となった成宮氏に対しては
ファンは愚か無関係な第三者や野次馬が何をどうすることもできないわけでございますし
仮に何か良からぬ疑いが氏にあったとしても
相当な事情がない限りは警察や麻取も動くことはないでしょう。
ただ、もし成宮氏に自分が芸能界において活躍していた華々しい日々を
ほんの0.1ミリグラムでも誇りに思う気持ちがあるならば
氏が今、選ぶべき道は自ずと決まってくるはずでございます。



それは、疑惑について白黒はっきりさせるという道であり
もしその道を選ばなければ、それまでの氏の人生はまったく取るに足らない凡庸なものか
もしくはそれ以下に堕してしまいましょう。
今のように灰色な状態のままでも氏を受け入れるファンはいるでしょうから
彼らに対しては成宮氏、「 君たちがいて 僕がいる 」とばかりに喜色満面となりましょうが
しかし果たしてそれが本当のファンと言えますかな?



もっとも、万が一何か心に疚しさを抱えているならば
その道を選ぶ場合、大変な勇気が必要となってまいりましょう。
本人にすれば、それは自分で自分を追い込むような荷の重すぎる選択であり
「 馬鹿なことを言っちゃ、あ、いけないヨ 」と言いたくなるような選択でございましょう。
たった0.1ミリグラムの誇りのために、市井の一市民となった俺が
なぜそこまでやらなきゃならないんだという気持ちもわかります。
今の世の中、誇りというものに対して見合うものは極めて微々たるものなのでございます.....





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センス無き選択






お目汚し、失礼いたします。



先日、京都の清水寺において今年の漢字を選んで発表する催しがおこなわれました。
毎年恒例のこの催し、今年選ばれたのは「 金 」だそうでございます。
何やら色々とツッコミが入りそうな一字でございますが
これより先に発表された新語・流行語大賞の方は、その受賞語の一つ
「 保育園落ちた日本死ね 」に猛烈なツッコミが入っているようでございまして
選考委員を務めた著名人たちがフォローのため、おりにふれて選考理由を説明しておりますが
大きく炎上しないかわりに完全な火消しともなっていないようでございます。



選考委員の面々はいずれも
このフレーズは待機児童政策の現状に対して
問題提起をした、あるいは一石を投じたものだと申しておりますが
まず個人的なレベルでひとこと言わせてもらえるなら私
この「 問題提起 」だとか「 一石を投じる 」とかいったことが大嫌いでございます。
こんなことを言う輩に限って事を起こしてから「 オラシラネ 」とバックレて
遠巻きに煽る野次馬と化すものでございまして
例えるならそれは2ちゃんねるでスレの立て逃げをするようなものでございましょう。
まぁ私もスレの立て逃げをやらかしたことがございますので
あまりエラソーなことは申せませんが。



確かに待機児童の問題は深刻ですし、なんとかしなきゃならないとは思うのですが
そのために「 死ね 」という言葉が入ったフレーズを流行語として選ぶのはいかがなものかと。
自分たちだけの感性で選び、一般大衆へ乱暴に投げ付けるようなやり方はいただけません。
とどのつまり、選考委員のセンスの無さが
このようなツッコミや炎上を招いているのではないかと存じます。
もし待機児童問題を世論においてクローズアップさせたいのなら
こういった言葉を使わずに訴えかけるようなウィットやトンチが利いたものを選ぶべきであって
そういった適切なものが無ければわざわざ選ぶ必要はないし
むしろ選ばない方がいいのでございます。



以前、ケンドーコバヤシという芸人が国内外の都市伝説を紹介するテレビ番組の中で

     クレオパトラはフェラチオの達人だった

という都市伝説を語り、大顰蹙を買っておりました。
けっこう信憑性の高い話だったようですが、そのあまりに破天荒な内容に
司会者を務めていた今田耕司氏から、ネタが無いのなら引っ込んでろ! と窘められております。
流行語をめぐる此度の炎上騒動、この一件にどこか似通っているとは言えないでしょうか.....





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皮肉な話






お目汚し、失礼いたします。



私が会社勤めをしていた頃で、新入社員だった当時のことですが
3ヶ月ほどのあいだ、行動をともにしていた上司がおりました。
口数が少なくそれでいて皮肉屋で、常に私のことを小馬鹿にしているところがあり
正直なところ苦手な相手でした。



営業車でいっしょに得意先や仕入先を回ったりすることもあったのですが
私のことをほとんど信用しておらず
上司だというのに車のハンドルは必ず自分が握り、私は常に助手席でございました。
そしてときおり運転をしながら私の至らない点を指摘いたしまして
それがいちいち的を得ていて耳に痛くてしょうがありません。



そんなある日のことでございます。
商品についての納期遅れのクレームの電話がございまして、お客様はかなり御立腹。
担当だった私は、歯に衣着せぬ言葉で言いたい放題言われながら対応いたしまして
どうにかカタはついたのですが
電話の受話器を下ろしたときには身も心もヘトヘトの状態でございました。



例の上司に事のいきさつを報告しなければならず
納期遅れを招いた私の責任を追及するとか、その対応の仕方は何だと指摘するとかいった
手厳しい叱責があるかもと覚悟して話しましたところ
その上司、私の報告に対して一切さようなことは言わず、ただ

 「 客は正直だな 」

と申しただけ。
しかし皮肉屋としての本領を発揮したかのようなそのセリフが
かえってグサリと私の胸に突き刺さり、ひどく落ち込んでしまいました。



こういうとき、ガッツのある熱血社員なら
ようし、今に見ていろ。きっとあの上司の鼻を明かしてやる。
いや、鼻フックをかけてボールギャグを噛ませ、ケツを掘ってやる。
そして「 身体は正直だな 」と皮肉たっぷりに言ってやる……
という具合に一念勃起するのでしょうが
残念ながら私はそんな打たれ強い人間ではございませんでした。



今でもその時の悔しさは忘れておりません。
しかし逆に申せばそれだけあのときの皮肉なセリフが効いているということであり
それだけあの上司が一筋縄ではいかない不敵な人間だということを認めることになり
皮肉な話、なおさら悔しさが募る次第でございます.....





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Silent Voice






お目汚し、失礼いたします。



幼少の頃の一時期ですが、家庭の事情で私、キリスト教系の幼稚園に通っていたことがございます。
キリスト教系でございますので、毎年クリスマスシーズンのこの時期になると
幼稚園を挙げてのイベントがおこなわれ、園児もそれに参加せねばなりませんでした。



私がその幼稚園に通っていたのは、せいぜい1年か1年半ほどでございまして
このイベントに参加させられたのは一回だけでございました。
そのときのイベント内容は、クリスマスイブの日に親や保護者が見守る中
園児たち全員で「 きよしこの夜 」を歌うというものでございました。



リハーサルや練習を何日か繰り返したのち、本番当日がやってまいりまして
聖歌隊のような白い服を着た私たち園児は、親や保護者たちの前で
「 き~よし~ こ~のよる~♪」と歌を披露いたしました。
私以外の園児は皆、飲み込みや覚えが良く、練習も本番もソツなくこなしていたのですが
落ちこぼれの私は最初の「 き〜よし〜 」のあとの歌詞がまったく出て来ません。
で、どうしたかと申しますと、あとの歌詞を全部クチパクで誤魔化したのでございます。



我ながら実に悪知恵のはたらく幼子だったものでございます。
イベントが終わり、家に帰って幼稚園からもらったクリスマスケーキを私といっしょに食べていたとき
母は私に、声が小さかったので私の歌声が聞こえなかったというようなことを言っておりました。
そもそも歌っていなかったのですから聞こえないのも当然でございます。



もっとも、果たして本当にそうだったのか、今となってはよくわかりません。
何しろ幼いときのおぼろげな儚い記憶でございます。
実際はクチパクも何も、為すスベも無く単に立ち尽くしていただけかも知れず
母はそんな私を哀れに思って、あのようなことを言ったのかもしれません。
いつか私が主の御許に召されることになり、母と再会したおりに
本当のところはどうだったのか、尋ねてみることにいたしましょう.....





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他戒






お目汚し、失礼いたします。



年の瀬が近づくにつれ、街の様子が一層慌ただしくなっております。
歩道をせかせかと歩く人々を見かける一方で車道はクルマの渋滞でございまして
運転している方々はさぞかし苛ついていることでございましょう。
私もクルマで移動することが多いので
師走に限らず忙しいときに渋滞に巻き込まれると、気もそぞろでございます。



渋滞していない車道では、せっかちに車線変更をしてスピードを上げるクルマもあり
急いでいるという気持ちは理解できるものの
随分と危なっかしいことをするもんだなと眉をひそめてしまいます。
まるでクルマそのものがオシッコを漏らしそうになってトイレに駆け込もうとしているように見え
もっと気分に余裕をもって運転することに努めようと
人のふり見て我がふり直せと自戒する次第でございます。



しかし、さすがに今日は私も焦っておりました。
運転中に尿意を催し、トイレを借りるために私
鵜の目鷹の目でコンビニを探しておったのでございます。
いけないことだとは思いつつも、ついついアクセルを踏む足に力が込もってしまいましたが
このときはどういうわけかコンビニがなかなか見つかりません。
ハンドルを握る手に脂汗が滲むのを意識しながら
某大手ショッピングセンターを見かけた私は、即座にその駐車場にクルマを停めました。



ショッピングセンターのトイレに駆け込むと、小便器の前に立っている先客がおりました。
背の低いその老人が立っている隣の便器の前に立った私は
安堵しながらズボンのファスナーをおろしました。
で、用を足そうとしたところ、ちょうど排尿を終えた隣の老人が
しずくを落とそうと腰を振り始めたのでございます。



その動きが妙に大げさでしかも長ったらしく
たとえて申すならラジオ体操をやっているような動作なのでございます。
大きく腰を落としたかと思えば高く高く伸び上がり、右へ左へと円を描くように腰を振る。
イチモツを握った両手はほとんど動かさず
上下左右に前後左右、たてたてよこよこ丸描いてチンチン、はじめチョロチョロなかパッパ
赤子泣いてもフタ取るな、ムスコ吠えてもマスかくな、とばかりに腰を動かすのでございます。



元気なお年寄りだなとは思ったものの、色んな意味で危ない感じがいたしましたので
すぐにその場を離れたかったのですが
私はと言うと現に排尿が続いている状態でございまして、動くわけにはまいりません。
幸い、その老人の手や飛沫が私の竿とか衣服に触れることは無く
やがて老人はおもむろにズボンのファスナーを上げると
打って変わったようにノロノロとした本来の老人らしい動きでトイレをあとにいたしました。



まぁよほど立派なモノをお持ちだったので
あのようなエキセントリックな動作にならざるを得なかったのかもしれませんが
トイレと言えども公共の場でございます。
他の利用者に警戒心を抱かせたり迷惑をかけたりするようなマネは控えてもらいたいもの。
私などモノが小さいせいもありますが、用を足したあとにせいぜい2、3回腰を振り
イチモツを絞るように手先をシコシコと動かす程度でございます。



できればあの老人に「 人の振り見て我が振り直せ 」と他戒してやりたいところでございました.....





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小さな小さな記事






お目汚し、失礼いたします。



もうじき平成28年、2016年も終わりを告げようとしております。
みなさま、今年はどのような一年でございましたでしょうか。
私事ながら今年は何かと忙しい一年だったという印象でございまして
あまりに忙しすぎて、どういう一年だったかろくに覚えておらず
満足に答えられないというなさけない状態でございます。
まぁ無駄に年を食って記憶力が鈍ったせいもあるやもしれませんが。



世間の動きを振り返りますれば、今年一年、一言で申しますと
スキャンダルに明けてスキャンダルに暮れたといったところでございましょうか。
ベッキーと川谷絵音の不倫スキャンダルから成宮寛貴の薬物疑惑に至るまで
ほぼ一ヶ月おきに著名人のスキャンダルが暴露されていたような感がございます。
その主な発信元はいわゆる「 文春砲 」と呼ばれる週刊文春の記事でございまして
今年は文春の一人勝ちと申してもよろしゅうございましょう。
来年も文春は強力な弾頭を装備したスキャンダル兵器を撃ち続けるのでしょうし
また文春に追いつけ追い越せと他誌も新兵器の開発と発射に血道をあげ
さまざまなスクープ記事の火矢が飛び交うことになるのでしょう。



個人的に申せば、もうスキャンダル報道にも慣れてきた、飽きてきたというところでございます。
この先、また不倫や薬物、事件事故や性癖などを報じたスキャンダルが
飛び出てくることがありましょうが
何かよほどセンセーショナルでインパクトの強いものでなければ
私はもちろん、世の中の大勢の人間の関心を引き付けることはできないだろうという気がいたします。
そして、そういった記事ネタを追い求める余り
週刊誌その他のメディアが越えてはいけない一線を越えてしまうのではないかという懸念を禁じえません。



また、それとは別に新たな懸念、あるいは今そこにある懸念とも言えましょうが
こういった世間の耳目を集める報道が、何かの目くらましになっていないかという懸念もございます。
以前テレビやラジオの番組で活躍されていたジャーナリストの竹村健一氏が
かつてこのようなことをおっしゃっています。

マスコミが、芸能ネタなりスキャンダル事件を連日連夜、執拗に報道している時は注意しなさい。
国民に知られたくない事が必ず裏で起きている。
そういう時こそ、新聞の隅から隅まで目を凝らし、小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい。


この言葉の「 マスコミが 」「 新聞の 」という部分に
今ならさしずめ「 ネットが 」「 ネットの 」という言葉が付け加わることになりましょう。



おや、こんな夜遅く、しかも大晦日だというのに来客のようでございます。
ちょっと失礼.....






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