冗長な長文






お目汚し、失礼いたします。



先週の日曜日は亀岡へドライブに行ってまいりましたが
今週の日曜日、9月1日のことですが本を借りに図書館へ行ってまいりました。
読みたいと思っている好きな作家の最新作を探したのですが
図書館に蔵書されていないのか、それとも貸出中なのか書架にはどこにも見当たりません。
館内のPC端末で貸し出し状況を確認しようかと思いましたが
どのみち無いものは無いだろうと思い、諦めた次第。



代わりに何かお茶を濁すものは無いかと探したものの適当なものがございません。
私が図書館で借りる本を選ぶ時の基準は
まず第1に読みたい本であること
第2に好きな作家の本であること
第3に面白そうな本であること
第4に表紙にHっぽい絵や写真が無いこと
そして第5に手垢や汚れや折り目の付いていない新品に近い本であること、でございます。
このうち第4の条件は自動貸出機なるものが図書館に備え付けられるようになったおかげで
さほど気にならなくなりました。
以前は図書館の係員と対面で貸し出し手続きをしなければならなかったので
そういう表紙の本は借り難かったのですが
今ではお乳の写真が表紙にデカデカと写っていてもコッソリ借りることができるので気楽でございます。



図書館内には小・中学生の姿が散見されました。
9月1日が日曜日だったため、その日が実質的に夏休み最終日ということで
溜まった宿題を片付けに来ていたようでございます。
そのせいで図書館はいつもよりもごった返しておりました。
納得のいくような本は無かったのですがせっかく来たのだからと
第5の条件に則って新品に近いハードカバーの本を3冊借りました。
同じ作家の書いたサスペンス小説のシリーズ物なのですが
新品同様で3冊も図書館に蔵書されているということは、3冊とも内容がつまらなかったために
わずか数ページ読んだだけで読み捨てた読者が図書館に寄贈したものなのかもしれません。
イヤな予感はしましたが、まぁ一応サスペンスなのでそこそこ楽しめるはずだと借りて帰りました。



しかしすぐに私の読みが甘いことを思い知らされることになります。
3冊ともそれぞれ数百ページあるのですが話が一向に進まない。
枝葉や余計な描写が延々と続いて物語が停滞しがちになる。
しかも先の展開や終盤の伏線が見え見えで
「 わかったから早く次に行け 」
「 それはさっきも書いただろ 」
「 なんでそんなに回りくどいんだ 」と何度もツッコミを入れたくなる始末。
どうしてこんな作品がハードカバーで少なくとも3冊もシリーズ化されていたのか解せませんが
100ページほど読んで音を上げた私
早々に図書館の夜間返却口へ読みかけの1冊と全然読んでいない2冊を放り込みました。
こういう作品でも丁寧に読んでいくのが真の読書家なのでしょうが
初めて行った風俗店で70過ぎの婆さんから数時間に及ぶ手コキを受けているような内容の本を
じっくり噛み締めて読むほど私はプロの読書家ではございません。



もっとも、夜間返却口に放り込んでからは少し後悔いたしました。
確かに冗長な内容の本でしたが、どこかを境にまるでジェットコースタームービーのごとく
ガラリと展開が変わるのかもしれません。
見え透いた伏線も実はさらなるどんでん返しがあったのかもしれません。
老婆の手による単調な手コキと見せかけて
あとになってから老婆の変装を脱ぎ捨てた極上の40代熟女が
中田氏OKのスペシャルサービスを提供してくれるような
そんな内容だったのかもしれないのでございます。



書いた作家に対しても、いくぶん哀れみのようなものを感じました。
内容については綿密な取材をした上で書いたものだという印象を受けますが
そういった取材の成果をフィクションに積み上げていく過程で
読者にわかりやすくしかもおもしろく書くというのは至難の業でございましょう。
しかもそんなふうに苦労して書いたものであっても、思ったより実売部数が伸びないこともありましょう。
そういった苦労の賜物を、図書館で借りてロハで読もうとしていたくせに
おもしろくないと言ってブログであげつらう不遜な輩もいるでしょう。
そういうブログを当の作家が目にしたらどう思うでしょうか。



勢いや弾みでならもちろんのこと、何かよほど恵まれたきっかけや境遇が無い限りは
作家とくに小説家になどなるもんじゃないなとあらためて思いました。
もちろん作家になりたいなどと大それたことを考えているわけではございませんが
少なくとも当ブログのこの記事のように冗長な長文を書く輩は
作家にはなるべきではないと痛感した次第でございます.....






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