臆病風邪




お目汚し、失礼いたします。



臆病というのは人間が自らの身を守るために必要な
防御システムでございますが、このシステムが硬直化してしまうと
自己免疫疾患を患うことになります。
これを「 臆病風邪 」と申しますが、これを患いますと
チャンスを逃す、問題の解決を先送りにして問題をさらにこじらせる
何事に対しても億劫になり、ひきこもる。人間嫌いになるといった症状を呈します。
その他にもいろいろと症状はございますが
ともあれ、臆病が自己免疫疾患になってしまうと厄介でございます。



かといって人間から臆病という免疫機構を奪ってしまえば
人間はキチガイもしくはターミネーターと化してしまいましょう。
自己免疫疾患と化したこのシステムを正常に戻すには
どうすればいいのでございましょうか。
特に、私のような慢性の臆病風邪をひいている人間にとっては
その方法をどうしても知りたいものでございます。



連合赤軍が引き起こした浅間山荘事件を映画化し
先ごろ交通事故で亡くなった某映画監督は
この映画に「 勇気 」の欠如が破滅をもたらすというメッセージを
込めるつもりだったようですが
警官を殺す映画を作りたいからと映画監督になった人間が
「 勇気 」などという言葉を口にしても
それは「 蛮勇 」という意味にしか聞こえません。
しかし今の日本社会に巣食っている様々な問題の原因の一端が
「 臆病風邪 」にあるのではないかと喝破したようなこの監督の主張には
うなづきたくなる部分もございます。



風邪をひいた時には薬を服用いたしますが
それは所詮、対症療法に過ぎません。
風邪をひいたときに必要なのは
体を温める。栄養のある消化の良いものを摂取する。
そしてたっぷりと睡眠をとることでございます。
しかしながら今の日本社会に
それらの諸条件がバランスよく整っているかといえば
残念ながらはなはだ疑問であるといわざるを得ません.....






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