社長と呼ばれて




お目汚し、失礼いたします。



私のように、ちっぽけな店を細々と営んでいても
独立して自営業者となると「 社長 」と呼ばれる場合がございます。
相手に対してそういった呼び方をすることはあっても
自分がそういった呼び方をされることに慣れておりませんので
「 社長 」と呼ばれると背筋がシャキッとなるのと同時に
イチモツの裏筋がくすぐったくなりまする。



かといって何の呼称も無く、名前でさえも呼んでもらえない場合
特に「 おい 」だとか「 おまえ 」とか呼ばれるとつらいものがございますし
名前で呼ばれる場合も、呼び捨てというのは惨めな気分になるものでございます。



40代半ばの頃、まだ雇われの身だったときに
そういった「 おい 」呼ばわりとか「 おまえ 」扱いを受けたことがございまして
そのときはつらぅございました。
京都の山科での現場仕事でございましたが
お得意様サイドの人間で、眼鏡をかけてネクタイを締めたスーツ姿の男に
そういう呼び方をされ、非常に不愉快な思いをいたしました。
歳は私と同年代のようだったのですが、馴れ馴れしく接していたというよりかは
「 なめている 」「 小馬鹿にしている 」という感じでございました。



私より年下でも年上でもどんなに嫌なタイプの人間でも
初対面でそういった接し方をする人間は
その男以外、後にも先にもおりませんでした。
親請けだからとか元請けだからとかいう意識が働いていたのかもしれませんが
実に失礼な人間でございます。



社長と呼ばれるようになった今
何かの偶然でその男に会ったらどうしてくれましょうか。
きっと私はその場でズボンを脱ぎ
自分の尻の穴に指を突っ込んで
血が出るまで禿げしく掻き回すでしょう。
そして血の付いた指をそいつに向かってヌッと突き出し
こう言ってやることにいたしましょう。
「 なめるなよ。俺は今、初潮なんだ 」と.....






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