飾り窓




お目汚し、失礼いたします。



数日前の寒い午後でございました。
車を運転中、私のスマホへお客様からの連絡が入ってまいりました。
たまたますぐ近くにあったスーパーマーケットの駐車場に車を停め
通話を始めたのでございますが、込み入った複雑な話が続きまして
通話を切った後はドッと疲れが出てしまい
とりあえずその駐車場で一休みすることにいたしました。



スーパーマーケットの入り口近くにあった自販機でホットの缶コーヒーを買い
車の中に戻ると外の景色を眺めながら一息に飲み干しました。
駐車場はスーパーマーケットの正面玄関と向かい合うようになっており
その左右にはガラス張りの壁が広がっております。
その壁に沿って、会計を終えた品物を客が袋詰めするための
「 サッカー台 」と呼ばれるテーブルが並んでおり
主婦がスーパーの支給したビニール袋や自ら持参した買い物袋などに
野菜や牛乳、肉・魚などの食材を詰め込んでおりました。



昼の2時ごろでしたが、サッカー台では比較的多くの主婦が
袋詰め作業に勤しんでおりました。
ガラス壁の向こうには、セレブ風や水商売風、フツーの奥さん風など
様々なオバサンがおりましたが、それを見ているうちに
何やらアムステルダムの飾り窓を眺めているような変な気分になってまいりました。



それぞれどんな体位やプレイがお望みだろうか。
どんな声を出し、どんな匂いがするのだろうか。
十人十色のオバサンたちを、より取り見取り、つかみ取り。
はしゃぐあなたはアホウドリ。ソレ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃ~い♪……
などと車の中でワケの分からない即興の鼻歌を歌い
不埒な妄想に股間を膨らませておったのでございますが
やがて仕事中だということを思い出し
車のエンジンをかけると私はスーパーの駐車場をあとにしました。



最近は年のせいか若いオネーチャンには興味が湧きません。
そして異常なシチュエーションでの過激なHよりも
ごく日常的な風景の中に、さりげなく入り込んでくるエロスに心打ち震える今日この頃。
若い頃のエネルギーなどもはや望むべくも無い一方で
生活感あふれるリアルな日常に性のときめきを感じるあたり
自分が色ボケ爺への道を確実に転がり落ちているような気がいたします.....







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