このろくでもない、痛々しき人生




お目汚し、失礼いたします。



先日、お客様と現場で商談をしていたときのことでございました。
話の最中、不意にお客様の携帯電話に着信があり
私、お客様の話が終わるまで暫し待つことにいたしました。
ところが電話の内容は何か商品の不具合に関する話だったようで
最初のうち、ビジネスライクに話をされていたお客様でしたが
相手側の対応がまずかったのか、だんだん言葉遣いが荒くなり
やがて激昂した調子でまくし立てるようになりました。



お客様が携帯電話の向こう側に延々とクレームをつけていらっしゃるのを
黙って聞いていた私でしたが
話の内容は、私の仕事とは何の縁も無さそうな商品のトラブルに関するものでございます。
聞いていても一銭の得にもなりませんが
話が終わるのを待つよりいたしかたございません。
しかし他人事とはいえ、電話の向こう側で大汗をかきながら
クレーム対応をしている相手のことを思うと
まるで自分が公開処刑の場に居合わせているようで非常に居心地が悪ぅございました。



「 人の不幸は蜜の味 」などと申しますが
私も一応それなりに人生経験を積んで謙虚になってきたせいか
最近ではこのような状況を見聞きするにつけ
「 明日はわが身 」という言葉が真っ先に頭に浮かぶ今日この頃でございます。
もっとも、そういう言葉が「 他山の石 」よりも先に頭に浮かんでくるあたり
私が積んできた人生経験とやらも
相当ろくでもないものだったといわざるを得ません.....






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