アンチ・アンチエイジング




お目汚し、失礼いたします。



先日、新聞の広告を見ておりましたら
なにやら違和感を覚えるようなものを拝見いたしました。
或る化粧品メーカーの広告で、社長自らが商品の宣伝をやっているのですが
この社長、60代だと記されているにもかかわらず
異常に若く見えるのでございます。



頭髪はヅラかもしれませんが実に豊かでございまして
容貌や体格は多く見積もっても30代にしか見えません。
広告の写真に映っている顔には、目立ったシミや皺は見当たりませんでした。



何やら信じられないほど若々しい御老人でございます。
太陽の光を浴びたら体がドロドロに崩れるのではないかとか
コーヒーの味にうるさいロボット社長なんじゃないかとか疑いましたが
どうやらリアル人間のようでございます。
この会社、化粧品以外に美容・健康・アンチエイジング関連の商材を扱っているようで
そういった意味ではこの社長、まさに格好の広告塔と言えましょう。



若返ることができればそれに越したことはございません。
しかし、なまじPCが扱え、ネットやメールが使いこなせるために
面倒な仕事や煩瑣な用事が増えるということもございましょう。
それと同様、若返れば若返るだけ
やらなければならないこと、考えなければならないことが
増えるような気がいたします。



そもそも、若返っていようがそうでなかろうが
定年の延長、年金の支給開始年齢の引き上げなどが
検討されている御時勢でございます。
年寄りも若い世代同様に国家財政の補完のためにこき使おうというのが
政治家や役人の御意向でございましょう。



モノグサな私にとっては
若返りなどすれば却って困惑するばかりでございます。
そして近い将来、老人の仲間入りをした折には
周囲からは年相応の扱いをしてもらいたいのでございます。
もっとも、「 ならば平均寿命を全うしたら即刻、氏ね 」
と言われても困るのでございますが.....






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