不要なポスト




お目汚し、失礼いたします。



私の地元にはございませんが、地方または郊外の町や村で
ときたま「 白ポスト 」なるものを見かけることがございます。
ゴールデンウイークの旅行中に
たまたまその「 白ポスト 」を見かけたのでございますが
今更ながら感じたのは、あのポストへ「 有害図書 」を投函しに来る者が
実際にいるのだろうかという疑問でございます。



ノコノコとあのポストまで行って有害図書を捨てるなど
普通の神経の持ち主なら恥ずかしくてできようはずもなく
それは私とて同様でございます。
私の実家の押入れには百冊近いビニール本・エロ雑誌の類が眠っておりますが
それらを一度に捨てるとなると、マジソンバッグにでも詰め込んで
エッチラオッチラとポストの前まで行き
そこでバッグのチャックを開けて一冊一冊、ポストに投函しなければなりません。



その間、そばに誰もいなければいいのですが
白ポストは、ひと気の無い鬱蒼とした森の中にあるわけではございません。
一冊だけならまだしも、百冊近いものを投函するとなるとそれなりの時間を要し
必ず他人の視線にさらされることとなりましょう。
そもそもチキンな私には
一冊ですら恥ずかしくて投函することができそうにありません。
通りすがりにサッと突っ込むことさえ無理でございます。
20メートルぐらい離れた位置からジョギングをするフリをしながら
投函口めがけて投げ込んで走り去るというピンポンダッシュのようなやり方なら
まだできそうな気もいたしますが。



しかし、ここまで考えてから私、ふと気付きました。夜でございます。
深夜、人通りが完全に途絶えるころを見計らって投函すればいいではないかと。
そう考えると、単なるお飾りのようなあの白ポスト
意外と利用者は多いのかもしれません。
だとすると、それなりの需要はあるといえましょうが
時は今、インターネットの時代でございます。
今やエロ画像は紙媒体ではなく、電子媒体を使って手に入れる御時勢でございます。
いずれあの白ポストは無用の長物と成り果ててしまいましょう。



だからといって、今度はネット上に白ポストのようなものを設けたとしても
やはり無用の長物と化してしまいましょう。
どのコンピュータにも「 ごみ箱 」という名の
白ポストが付いているのでございます。
そして仮にネット上に白ポストのようなものが設けられ
頻繁に利用者が訪れるようになったとしたら
そこはむしろハッカーやクラッカーたちにとっては
有害図書の「 宝庫 」となってしまうかもしれません.....






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