安全の対価




お目汚し、失礼いたします。



昨日、クルマが車検から戻ってまいりました。
数日前、車検のために整備会社にクルマを預けていたのですが
昨日、整備会社の方から車検が完了したという
電話連絡をいただいたのでございます。
車検の間、整備会社から代車を借りておりましたので
その代車に乗ってクルマを取りに行きました。



代車は何年も前の型の車で
はっきり申し上げますれば「 お古 」でございます。
エンジン音は耳障りで、ブレーキの利きも悪ぅございますが
一応、乗用車としては問題のない車でございました。
その車と引き換えに自分のクルマを受け取ったのですが
なにやらブレーキの利きが異常に良くなっておりました。



きっと、借りていた代車のブレーキの利きがあまりにも悪かったため
戻ってきたクルマのブレーキの利きが
良くなったように感じたのでございましょう。
しかしそれにしては、ブレーキの利きようが尋常ではございません。
まるで、地面にタイヤが吸い付くような
いやそれどころかブレーキを踏んだ私の足が
道路にめり込むような感触でございます。



30年ほど前、当時勤めていた会社の営業車が
いわゆる「 重ステ 」の車からパワーステアリング装備の新車に
変わったことがございました。
その結果、ハンドルを回す作業がかなり楽になったのでございますが
あまりにハンドルが軽いため、勢いあまって手がすべり
股間を殴打してしまったことがございます。



あまりの痛さにブレーキをかけ、路肩に車を停車させて歩道に飛び出すと
股間を両手で押さえてジャンプいたしました。
ジャンプ、ジャンプ、こういうときはただひたすらジャンプでございます。
すると近くを歩いている買い物帰りの主婦らしき中年女性が
「 にいちゃん、どないしたんや。ちょっとおばちゃんに見せてみぃ 」
とおっしゃるので、ズボンとパンツを下ろしてお見せいたしました。



赤黒く腫れ上がった私の一物と玉袋を
まるで八百屋の店先で品定めをするかのように
手にとってしげしげと眺めていたその御婦人は
やがてパンチパーマを当てた頭をかしげながら
「 あかん。看護婦とちゃうから、わて何ともよう言わんわ 」と
立ち去ったのでございます。実に無責任な御婦人でございました。



なにやら妄想の度が過ぎたようでございますが
結局、私のクルマのブレーキの利きが良くなったのは
タイヤを交換したからだということにあとで気づきました。
整備会社から事前に「 走行距離がかなり嵩んでいるし
古くて磨耗も進んでいるから交換しておきたいのですが 」
という打診があり、取り替えてもらったのでございます。
請求書を見るとその分加算されており
キンタマが飛び出るような金額になっておりました。



最近、自賠責も任意も保険料が値上がりの傾向にございます。
車検なるもの、こういった自動車保険料も考え合わせてみますと
まことに高くつきまする。
そして、もはや「 水と安全はタダ 」とはいえない今日この頃
これからは車の安全走行にまつわること以外にも
なんだかんだとカネをかけなければならないことが
増えてくるのでございましょうか。
暗澹たる気持ちになってまいります.....







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