詮索不要




お目汚し、失礼いたします。



サングラスをかけたコワモテ風の中年男性と
気の強そうなハーフの女性タレントが並んで映っている映像を
最近、テレビで見かけません。
舞台公演中止にまつわる両者のトラブルが
いっときは芸能ニュースを扱うテレビ番組のコンテンツとして
毎日のようにオンエアされておりましたが
あまたのビッグニュースや衝撃的スキャンダルに流されて
コンテンツとしての価値が下がってしまったのかもしれません。



あるいは水面下で何らかの裏取引がおこなわれ
アグレッシブな両者の闘争は、ギャラリーの知らないところで
あっけなく幕切れとなっている可能性もございます。
現在のところ、両者の争いは「 出るところに出る 」
という話になっているようでございますが
実際には早い段階で、こんな風に
「 カタがついている 」のではございませんかな?



都内某所、シティホテルの一室。
舞台演出家、K氏の待つ部屋にファッションモデルであり
女優でもあるTが、緊張した面持ちで入って来る。
そんなTに対して、ソファに腰掛けているKは
余裕綽々といった顔で声をかける。

「 お話は伺いました。
 まぁ私もこの業界でこれからも飯を食っていくつもりですから
 あまり事を荒立てたくないというのが本音でしてね 」

「 本当に訴えは取り下げてくれるの?」

Tは疑心暗鬼な視線をKへと向ける。
とっぽいキャラにそぐわない清楚なスーツに身を包んだ姿は
彼女を普段よりも小柄に見せた。

「 当たり前じゃないですか。
 私も一度はあなたとともにあの舞台の成功を夢見た仲なんですよ。
 同志だという認識は今も変わってはいない 」

表情は硬いながらも、やや緊張が緩むT。
そのスキをつくかのように彼女をベッドに押し倒すK。
鋭い目でキッと睨み返しながらも抗おうとはしない彼女の姿に
Kは勝ち誇ったように傲然と言い放つ。

「 覚悟はできているようだな 」

Kはソファの脇に置いてあった大きなカバンから
縄の束と鞭、太くて真っ赤な蝋燭、洗濯バサミ
シリコン製ディルド、電動コケシ
浣腸器、エネマシリンジ、アナルビーズ
全頭マスク、ノーズフック、ポールギャグ、アングルワイダー
手枷、足枷、首枷、三角木馬など、様々な種類のオトナのオモチャを
動揺するTへ見せつけるようにして取り出した.....




舞台公演中止をめぐる此度の騒動
いずれ何らかの形で決着がつくこととなりましょうが
示談でカタがついたにしろ裁判で決着がついたにしろ
その途中の過程で何らかの裏取引が存在した可能性もございます。
しかし当事者は、絶対にその存在を明かそうとはしないでしょうし
部外者には所詮、立ち入ることのできない話でございます。



裏取引の有無など、詮索してはいけません。
それはむしろ妄想として、オカズとして楽しむべきものでございます.....






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補足

ちなみに「 K 」は「 甲斐智陽 」、「 T 」は「 土屋アンナ 」でございます.....
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