あのときの紅葉




お目汚し、失礼いたします。



確か社会人一年生のときだったかと存じますが
通勤で利用している電車の車内広告に
美しい紅葉の写真が大きく写っておりました。
京都の高雄という紅葉の名所の観光案内でございます。



そのころ休みと言えば、映画館やゲーセン、パチンコへ行ったり
百貨店や美術館でおこなわれるアート関係の催し物を見に行ったりと
おもに街なかで過ごすことの多い私でしたが
一年365日、ずっと紅葉しているのではないかと感じるほどの
その写真の美しさに見とれて
高雄というところに行ってみたいという気になりました。



しかしいかんせん、若い頃からモノグサで面倒くさがりの私でございましたゆえ
その後、休みの日に高雄へ行くことはありませんでした。
それから今日に至るまで、京都の方へは何回もドライブで参りましたが
高雄へ行こうと意識して出かけたことはございません。
どこか別の場所の観光の最中に、偶然に高雄を訪れていたとしても
スルーするか忘れてしまっているかもしれません。



それでもあのとき、通勤電車の中で私の目を射た高雄の紅葉の美しさは
今も私の中で息づいております。その息吹をバネにして
若い頃にやり残した高雄観光をやり遂げてみたいものですが
モノグサで面倒くさがりの性格は相変わらず。
おまけに若い頃は比較的自由だった時間とカネが
今は雁字搦めでございます。



素朴でありながらも洗練されている美しさというものに対して
近づいたり触れたりするには
自分はあまりにも役不足なのかもしれません.....






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