こころざし高く




お目汚し、失礼いたします。



最近、ネットのニュースを拝見しておりますと
テレビの視聴率に関する話が
なにかと取りざたされているような気がいたします。
あの俳優が主役のドラマは視聴率が良くないとか
あの女優が主演しているドラマの視聴率がイマイチだとか
あの番組は数字が低くて打ち切りになりそうだとか
あの大物芸人はとっくに賞味期限切れでもう使えないとか
総じて手厳しい話が多いようでございます。



テレビ業界の人間にとって
視聴率のアップが重要な課題だというのはわかりますが
あまりにそこを突き詰め過ぎると、いろんな面で弊害が出てまいりましょう。
先ごろ、某テレビ局のバラエティ番組において悪質なヤラセが発覚し
打ち切りになったことは耳に新しいところでございますが
これなどはそういった弊害の一つではないかと存じます。



テレビ番組というコンテンツも
とどのつまりは様々な人間が知恵を絞り汗を流し
お金を費やして作り上げた仕事の賜物でございます。
視聴率も大切でございましょうが
もっとこころざしを高く持っていればいいのであって
結果は二の次ではないかと私などは思うのでございます。
もっとも、「 フン。所詮は門外漢の戯れ言じゃねーか 」
と言われれば、返す言葉もございません。



昔、仕事の関係でとある工事現場を訪れたとき
ローカルのテレビ局のディレクターらしき人を見かけたことがございます。
ここで撮影をしたいので協力してくれないかと
工事を取り仕切っている建築会社の社長に願い出ておりました。



若者向けのドラマのロケを担当していたそのかたは
自分たちはどういうドラマをつくり
それによって何を世の中に伝えたいのかということを
建築会社の社長に対して臆することなく、ひるむことなく
静かな口調ではありましたが高らかに説明していたのでございます。
当時からテレビを含めてマスコミというものに対して不信感が強い私でしたが
少なくともこの担当者は真剣に仕事をしているという印象を受けました。



どんな仕事にも貴賎はございませんし
どんな仕事にも野次は飛んでくるものでございます。
そしてその仕事に関して上の位置に立つ者は野次から部下を守り
仕事の質を高めるべく尽力すべきではないかと存じます.....






コメント

非公開コメント