光の催し




お目汚し、失礼いたします。



今日、お客様の御自宅を訪問したおり
玄関先に雪だるまの形をしたイルミネーションと
蔦のように張り巡らされた電飾を見かけました。
そろそろ師走ということで
「 イエナリエ 」を始めておられるようでございます。



昨今のイエナリエブーム
もともとは神戸のルミナリエが元となっているものでございます。
ルミナリエとは1995年に大震災に襲われた神戸において
犠牲者の追悼とともに災害からの復興を願って
毎年12月におこなわれる催しでございまして
開催期間中、神戸の街は夥しい数の電飾によって美しく彩られるのでございます。
その彩りの華やかさ、温かさ、やさしさが人々の心に感動を呼び起こし
今日のイエナリエをはじめとする電飾ブームに「 灯を点けた 」わけでございます。



私、震災後におこなわれた第一回目のルミナリエに行ってまいりました。
そのころはまだ今ほど大掛かりな催しではなく
また街のいたるところに震災の傷跡が生々しく残っており
裏通りなどを歩くと応急修理の施された人家や
壁にひびの入ったビルなどを見かけることもございました。
震災後、神戸の街を訪れたのはその夜が初めてございまして
その頃には余震はもう皆無に近いような状態で不安は感じませんでしたが
沈痛な面持ちを浮かべた街の様子に驚いたものでございます。



資金難で継続はむずかしいとか
陳腐なイベントに堕しているとか言われてはおりますが
今年もルミナリエは開催されるようでございます。
部外者が勝手なことを申すようではございますが
個人的にはどうかこの催しが末永く続いてほしいもの。
そしてあえて申し上げるなら
東日本大震災の被災地における追悼と復興のために
この光の催しが何らかの助力になることを願って止みません。






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