第3の豆




お目汚し、失礼いたします。



あす2月3日は節分、豆まきの日でございます。
私も小学生の頃くらいまでは、この日を大切な行事の日と認識し
「 鬼は~外、福は~内 」と言いながら家の内外へ豆をまいておりましたが
さすがに中学生くらいになると
「 鬼は~ 」という掛け声を出すのが恥ずかしくなり
無言で豆をまいてから
年齢の数だけ枡に入った豆をボリボリと齧っておりました。



その頃だったかと存じます。
クラスメートの男子が、落語家の笑福亭仁鶴氏の落語が面白いと言って
私にその話をしてくれました。
今思えば、それは落語の本筋ではなく
いわゆる「 まくら 」と呼ばれる四方山話だったのでございますが
クラスメートは甚く気に入ったようで
いかにも楽しそうにその話をいたしておりました。



で、話の内容はというと
なぜか女性が全裸で眠っている部屋へ
男が「 福は~内!」とばかりに豆をまきにやってまいります。
一般的な風習としてまいた豆は拾って食べることになっておりますゆえ
男はその風習どおり豆を拾って食べ始めるのでございますが
部屋にまいた豆を全部食べ終わった後
男はおもむろに女性の方に目を向けて
「 おっ、こんなところにも豆が落ちてるゾ 」と言いながら豆を食べる……
確かそういう話だったかと存じます。



私はその猥談を聞いてニタニタと笑いはしたものの
当時は女性のことなどまだ何も知らない
ウブなチェリーボーイでございました。
男が食べた豆は、てっきりバストトップのことだと思っていたのですが
女性の体にはもう一つ豆があることを後ほど知ることとなりました。



クラスメートの話に出てきた豆
あれは一体どこの豆のことをさしていたのでございましょうか。
笑福亭仁鶴氏が、もしこのまくらの話を覚えておいでであり
しかも個人的にお話できる機会があれば
コッソリ教えていただきたいと存じます.....






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