特殊体質




お目汚し、失礼いたします。



急に冷え込んで肌寒さが著しい今日この頃でございますが
みなさま、いかがお過ごしでございましょうか。
私は軽い風邪をひいてしまい、ビタミン剤と栄養剤のお世話になっております。



私、あまり風邪薬は服用いたしません。
16歳から20歳までのあいだ、薬物アレルギーのようなものに悩まされ
市販の風邪薬はもちろん、医者からもらった風邪薬でも副作用が起きてしまい
体じゅうに湿疹ができて難儀いたしておりました。
二十歳を過ぎると体質が変化したのか湿疹は出なくなりましたが
今でもそのころのことがトラウマとなっていて
風邪薬を使うのはできるだけ控えるようにいたしているのでございます。



あれは私が高校2年生ぐらいのときのことでございました。
風邪をひいて医者に行こうとしたのですが、例のアレルギーが怖い。
で、もしかすると医者を変えればアレルギー症状は出なくなるのではないかと思い
いつもとは違う内科の医院へ診察を受けに参りました。
小学校のときの同級生の女子の父親が営んでいる医院で
そこを受診するのは初めてでございましたし
その同級生の女の子とは何のつきあいも無く単に面識があるというだけだったのですが
同級生の父親に診察を受けるということで、なんとなく安心感がございました。



どうやらその医師は、私が娘の同級生だということを知っていたようでございます。
カルテに私の名前を書き込みながら「 娘と同級だった●●君だね 」と話しかけてこられまして
私は親近感を感じると同時に安心感も増し、診察は終始なごやかな雰囲気の中でおこなわれました。
普通の風邪だろうということでしたが
私が、自分には薬物アレルギーのようなものがあるということを伝えますと
じゃアレルギー症状が起きないタイプの薬を処方しようということになりました。
そして薬をいただいた私は、なんとなく明るい気分になって自宅へ戻り
もらった薬をゴックンと飲んだのでございます。



翌朝、起きてみたら私の唇は二倍近くに腫れ上がり
全身には「 よう、元気?」とばかりに、いつもの湿疹がいつものように広がっておりました。
そんな体をボリボリと掻きながら何とかして欲しいと再診を受けに行くと
医師は私の体を見るなり「 何だコレは?!」と非難めいた口調で申すのでございます。
そして「 いったいどうしてこんなことになるんだ?!」と詰問するのでございますが
それを一番訊きたいのはこちらの方。
しかし同級生の女子の父親は昨日とは打って変わった態度で私に接し
まるでアレルギーの発作を起こした私の方に問題があるような物言いでございました。



結局、なにがどうなっているのかサパーリわからないまま
湿疹の薬も別の風邪薬ももらえずに診察料だけ支払い
その医院から追い出されるようにして自宅へと戻りました。
それから私は薬の類は一切飲まず、消化が良くて栄養価の高い食物と
安静・早寝によって風邪を治したのでございます。



それ以後、私は薬で風邪を治すのはあきらめました。
きっと私の体は医者泣かせのかなり特殊な体質だったのでございましょう。
幸い、20代になってからはそういったトラブルは全く無くなりましたので
それからは仕事の都合や症状の重さなどを考慮したうえで、風邪薬を使っております。



風邪をひいたときの対処法としては
「 バランスの取れた栄養食を摂り、暖かくして早く眠るのが一番!」だそうですが
そういった話を見聞きするたびに私は、複雑な思いにとらわれる次第でございます.....






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