背に腹をかえられない破壊神




お目汚し、失礼いたします。



通信教育事業を営む大手企業ベネッセの個人情報流出事件で
警視庁はベネッセの顧客情報を管理している会社に勤めていた
39歳の派遣社員の男を逮捕いたしました。



連行されるこの男の画像をネットのニュースサイトで見ましたが
およそ反省や後悔、恐縮、懺悔などとは縁遠い表情でございました。
薄笑いを浮かべた五分刈り頭のその顔を見ていると
灰皿にテキーラを入れて飲むのが通だと思っている歌舞伎俳優か
売れない映画を作り続けて所属事務所の決算を赤字に追いやっている
といわれている某漫才師を連想いたします。



あの罪の意識が希薄そうな表情は
何に由来するものなのでございましょう。
せいぜい所持品検査でタバコを隠し持っているのを
教師に見つかったDQN生徒のようにしか見えませんが
この男のしでかしたことによって大勢の人間の個人情報が
無防備な状態に晒されたのでございます。
一部報道によれば、少なくとも1500万人分
最悪の場合5000万人分に及ぶ個人情報が漏れたとのこと。



犯行の動機は借金による生活苦だったようでございまして
背に腹はかえられないとばかりに
このような大それたことに手を染めてしまったのかもしれません。
しかし仮にそうだとしても
ごく普通のまともな人間の良識を持ち合わせていたならば
背に腹をかえるはずでございます。



おそらく自分は何千万人にも及ぶ人間の個人情報を
意のままにできる選ばれた人間だという
思い上がりがあったのかもしれません。
そしてなにかこういう大それたことをしでかして
社会に対する何らかのアピール
もしくは意趣返しをしたかったのかもしれません。



この容疑者は、自分のことをそのような破壊神のごとき存在だと
無意識のうちに思っていたのでございましょう。
しかし5000万人の人間のプライバシーを破壊して
5000万人の人間から恨みを買ってしまっては
いかに神といえども、雲の上の存在でいられようはずもございません.....






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