宝の山




お目汚し、失礼いたします。



先日、半世紀近く前の映画になりますが
市川雷蔵さん主演の大映映画
「 眠狂四郎無頼控 魔性の肌 」( 1967年公開 )を
ネットで拝見いたしました。
この作品において「 ちさ 」という名の武家の娘が登場いたしまして
眠狂四郎は、このちさの父親の頼みで
幕府の仕事に手を貸すことになるのですが
アウトローでヒネクレ者の眠狂四郎
最初はその頼みを断っていたものの
やがて、ちさの貞操を奪うことを条件として
頼みを引き受けることになります。



そして物語の中盤ぐらいになりますが
ちさと眠狂四郎が何気なく会話を交わしている最中
偶然、そのゲスい条件のことについて話が及ぶシーンがございます。
お上の仕事に関わることゆえ
その条件について、ちさは承知の上、覚悟の上だったのでございますが
遠まわしに、それでいてサドっ気たっぷりに話す狂四郎の言葉から
悲愴な自分の運命をあらためて思い知るハメになり
ちさは激しくうろたえながら狂四郎から視線をそらし
恥じらい、苦しむような表情を浮かべるのでございます。



ちさを演じているのは鰐淵晴子という女優さんですが
このシーンの演技が実に上手い。しかもエロい。
当時の若々しい鰐淵晴子さんのお顔は
キュートでチャーミングでコケティッシュ。
その顔が動揺し、恥辱に苦悶する武家の娘の表情を
巧みに表現しており
中途半端なアダルトビデオよりも
オカズとしての質は数段上でございまして
このシーン、何回見ても思わず片手が股間へと伸びてしまいます。



この映画、他にもエロいシーンがいくつも散見されるのですが
肌の露出も無くそれっぽい動きを見せるわけでもないのに
濃厚なエロチシズムを感じさせるという点で
このシーンは異色でございました。
これはまさに鰐淵晴子さんの
女優としての演技力の賜物でございましょう。
そして私がこの映画においてもっともエレクトしたシーンは
鰐淵さんのこのシーンでございます。



50年ほど前の昔は、映画やドラマなどにおいて
今よりも表現の規制が厳しい場合がありましたでしょうし
女優さんもおいそれと「 脱ぐ 」ことのできる時代ではなかったと存じます。
それゆえエロチシズムを表現するにあたっては
女優さんは演技力以外は武器として使えなかったのではないでしょうか。
むしろ、この映画の鰐淵さんのように表情や仕草だけで
男を勃起させるような女優さんが数多くいらっしゃったのではないでしょうか。



そういった点で、昔の映画やドラマは宝の山……
いや、オカズの山なのかもしれません。
この年になってようやくそんなことに気づくというのは
われながら遅すぎるような気もいたしますが
ともあれ、これから昔の映画やドラマを見るときは
その点に着目しながら見ることにいたしましょう.....






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