納期短縮




お目汚し、失礼いたします。



ときおりお客様から無理難題を吹っかけられて困ることがございます。
プロだから出来るだろというのがお客様のお考えでございましょうが
プロだからこそ出来ないことがあるのでございまして
またプロだからこそ出来ないことは出来ないと
はっきり申すわけでございます。



特に納期を縮めろという御要望には、著しい抵抗を感じます。
縮めることが可能ならば御要望どおりにはいたしますが
場合によってはその分、品質や外観などにシワ寄せが生じることもありますし
物理的に不可能なケースはお断りするより致し方ございません。



仕事の厳しさとかプロ意識だとか勇ましいことを言うのは結構でございますが
無理なものは無理でございます。
ちょっと景気が良くなってきたり、あるいは物事に余裕がなくなってきたりすると
そういった精神論が幅を利かすようになってくるわけでございまして
それが個々人の私生活にまで浸透するとたまったものではございません。



せっかくの週末の夜なんだからと女房といっしょに寝床に入ったら
「 明日、パートで出勤なのよ。速いめに済ませて頂戴 」と言われ
はいそうですかと素直に受け入れることのできる男性なら
それでもよろしゅうございましょうが
世の中そのような草食系の殿方ばかりではございますまい。
ましてや「 手コキでいいでしょ?」と言われたら
喧嘩になるやもしれませぬ。



女性の側からしても同様でございます。
「 あしたは早朝から接待ゴルフなんだ 」と言いながら
亭主がそそくさと顔射を済ませて、一人で勝手に鼾をかいていたら
緑色の用紙にハンコを捺して突き付けてやりたくなりましょう。



何事も余裕というものが肝腎でございます.....






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