師走の風




お目汚し、失礼いたします。



師走と申しますと、あわただしくせかせかとしたイメージがつきものでございます。
昼日中、仕事で車に乗って街へ出かけたりいたしますと
そういった街の様子を実際に目にして、師走の風を肌で感じる今日この頃でございます。



師走の街なかでは、アベックだとか数人で連れ立って歩いている人とかをよく見かけますが
大半の人は一人でトボトボと歩いておられます。
そしてそんな一人歩きをしている人は、大抵なにやら思いつめた表情を顔に浮かべており
傍目には何か悩み事や心配事を抱え込んでいるように見えるのですが
そういった人たち、年齢層も性別も様々でございまして
老若男女、中には小学生ぐらいの子供さえ居るのでございます。



もっとも、彼らが見た目と同じ精神状態にあるかどうかは判然といたしません。
もし見た目と内心が異なるのであれば、それは彼らなりの防犯対策でございましょう。
格差社会というものが定着してしまった感のある昨今
ヘタに幸せそうな顔をして歩いていれば何かと妬みの標的となってしまいます。
わけの分からないキチガイや通り魔に襲われでもしたら、たまったものではございません。



それゆえ、そんな難を避けるべく、わざと不幸な顔をしているのかもしれません。
不幸な顔をしていてもキチガイや通り魔に襲われることはございますが
少なくともある程度のリスク回避にはなるんじゃないか
そういった意識でわざと不幸な顔をしているのでございましょう。



ともあれ、はっきりしているのは、幸せな人間が幸せを満喫できないというのは
まともな社会ではないということでございます.....






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