動くマネキン




お目汚し、失礼いたします。



家具メーカーの大手、大塚家具において
経営陣内部の諍いが表面化しております。
原因は経営方針の対立ということでございまして
女社長とその父親である会長との間で
抜き差しならぬ反目が続いているとのこと。



ところで家具と申しますと、高い買い物という印象がございまして
そういったものを扱っている店へは私
普段はほとんど行くことがございません。
しかしたまに大きな家具店へ行ってみると、楽しいものでございます。
広々としたフロアにゴージャスなテーブルや椅子、箪笥が陳列してあり
自分が豪邸の主になったようでイイ気分。
疲れているときなどはベッドやソファに腰掛けて休息が取れます。



そして腰掛けて周りを見渡してみると
店内にいる老若男女、客や店員が
まるで動くマネキンのようでございまして
実際に家具が自宅や職場に置いてあるときのイメージが
ぼんやりと浮かんでまいります。



食卓を囲む一家だんらん
勉強机で宿題をする子どもたち
カウチソファに腰掛けてビデオ鑑賞をする熟年夫婦
ダブルベッドの上で初夜を迎える新婚夫婦
事務机の上に女性社員を押し倒すセクハラ上司.....
何やら不思議な陳列効果を醸し出しておりまして
家具の品定めをするのには、うってつけでございます。



それにしても大塚家具、経営方針をめぐって実の娘と父親が争うとは
なんとなく悲しいものを感じます。
もっとも、父親に甘やかされた娘が飛行機を止める
というような親子関係よりかはマシかもしれませんが。



現社長と会長との確執は、来月下旬におこなわれる
株主総会によってけりが付くことになりそうでございますが
大株主には米国投資ファンドや大手保険会社が
名を連ねているそうでございます。
この父娘が、動くマネキンとして踊らされているのではないか
他人事ながら、ちょっと心配になった次第でございます.....






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