嘘は方便




お目汚し、失礼いたします。



本日はエイプリルフールでございまして
笑って済ませることのできる嘘なら何でもOKの日でございます。
わざわざこうやって嘘をついてもいい日というのを設けるのは
嘘とは本質的に悪である、という共通認識があるからでございましょう。



確かに嘘が氾濫すれば世の中は立ち行かなくなってしまいましょう。
しかし逆に嘘が一片も無い状態でも世の中は立ち行かなくなってしまいます。
要は程度問題なのでございますが
自分や他人のついた嘘が原因でひどい目に遭ったり大変な苦労をしたり
という経験の持ち主にとっては、嘘とは徹底的に撲滅すべきものでございましょう。



私も自らの嘘や自分以外の人間がついた嘘によって
散々な思いをしたことが多々ございます。
しかし人を憎んで嘘を憎まずでございまして
社会生活上、嘘を完全に排除しようという気はございません。



昔、「 コメットさん 」という特撮テレビドラマがございました。
宇宙からやって来たコメットさんという魔法使いの女の子が
お手伝いさんとして人間の家庭に住み込んで活躍する
コメディータッチのドラマなのですが
この中で、コメットさんが嘘をつくことは悪いことだからと
全く嘘をつかないで行動したことがございました。



その結果、嘘をつかないことがかえってあだとなり
小さな騒動が次々と巻き起こって大きな騒動へと発展し
挙句の果てに住み込み先の家の御主人さまが大ケガをして
危篤状態になってしまうのでございます。
自分が間違っていたことを知り、うろたえて号泣するコメットさんなのですが
結局、時間を逆戻りさせることで事態は解決いたします。
何やらドラマの展開がいつもとは違っていたようで
ある意味非常に深刻な感じがいたしました。



嘘は人類にとって最も身近な必要悪なのでございます.....






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