邪神の領域




お目汚し、失礼いたします。



先ごろ起きたドイツ旅客機の墜落事故は
副操縦士の男性による意図的な事故である疑いが濃厚になっております。
何か精神的な病を抱え込んでいて
旅客機もろとも自殺を図ったというのが事の真相のようでございまして
調査すればするほど、この副操縦士がガチで自殺をもくろんでいた
という形跡がボロボロと出てまいりまして、慄然とするものを禁じえません。



航空会社が副操縦士の精神状態について把握できていたかどうか
まだまだ精細な調査が必要でございますが
ドイツにおいては、たとえなんらかの疾患で精神科に通っていたとしても
主治医には患者に対する守秘義務があるために
本人による自己申告を俟たなければ、周囲はそういった異常を把握できないとのこと。
つまり、一個人が数百人の命を左右するようなポジションにいるとしても
その個人の内面や心象は外からはうかがい知れないようになっているのでございます。



これは一般的に政治家・役人・裁判官がその思想信条や個人的趣味を
苛烈なまでに晒されることと比べると著しく衡平を欠くような気がいたします。
政治家・役人・裁判官とそれ以外の人間というメルクマールではなく
むしろその人間がどれだけ大勢の人間の命を左右するか
どれだけ大きな政治的・経済的・社会的影響を及ぼすかというパラメータによって
その人間の内面を晒す必要が生じてまいります。



語弊があるかもしれませんが
そういう人間は神の領域に近い位置にいます。
ただし、それは神は神でも邪な神、すなわち邪神でございます。
その人間がどれだけ邪神の領域に近い位置にいるかを見極め
それに応じて、ある程度プライバシーを制限することが
これからは必要になってくるのではないでしょうか.....






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