キャッチボール




お目汚し、失礼いたします。



以前、とある工事現場で見かけた光景なのですが
足場を組み立てる作業を数人の職人がおこなっておりまして
途中まで組み立てた足場の上に一人の職人が立っておりました。
その下にもう一人、職人が立っておりまして
下の職人が足場の部品と思しきものを真上に向かって投げ上げております。



30センチ前後の大きさの重そうな部品が
宙に浮き上がるようにして上の職人の胸の辺りまで飛んでまいりますと
上の職人はスッとその部品をキャッチいたします。
同じ事を繰り返して、部品は次々と上に向かって運ばれておりました。
安全上、本当はこういうやり方をしてはいけないのかもしれませんが
上と下の職人の息が見事に合った職人技でございます。



球技が苦手でキャッチボールが下手糞な私にも
なんとなくできそうな気がいたしましたが
実際にやってみると難しくて失敗してしまうかと存じます。
キャッチボールにしろ、こういう運搬作業にしろ
息や呼吸を合わせることが肝要でございますので
超マイペース人間の私にはムリでございましょう。



先日、キーファー・サザランド主演の海外ドラマ
「 24 」のシーズン1を見ておりましたら
主人公が女性の部下から電話機の子機を受け取るシーンがございました。
階段を降りながら

( 子機を貸してくれ )

と身振り手振りで指示する主人公ジャックに部下のニーナが子機を投げ渡し
ジャックはそれを歩きながらキャッチいたします。



わずか数秒のシーンですが
二人がいかに息の合った者同士かということが見事に表現されておりました。
単に息の合った上司と部下というだけでなく
肉体関係のある男女という雰囲気まで感じられる秀逸な演出でございます。
ベッドの上でも、お互いにスキンやバイブを投げてキャッチできるほどの
親密な間柄だったのでございましょう。



超マイペースを信条とする私ですが
ときには相手に合わせる、キャッチボールをしてみる
そういうことも必要ではないか
ふと、そんな気がした次第でございます.....






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