蓼食う虫




お目汚し、失礼いたします。



世界一大きな花にして激しくイヤなニオイを放つ植物
ショクダイオオコンニャクなるものが先日
東京都調布市の神代植物公園で開花いたしました。
この植物の映像をネットで拝見したのですが
何やら往年の特撮ドラマ「 人造人間キカイダー 」に登場した
悪役ロボットの着ぐるみのようなナリをしております。
それにしても花の持つ美しさで注目されるのではなく
その大きさや悪臭で話題になるとは
なんとも哀れな植物ではございませんか。



しかし私はこの花に対して、妙に惹かれるものを感じました。
その外見からショクダイオオコンニャクの「 ショクダイ 」は
おそらく蝋燭を立てる燭台のことを指しているのでございましょう。
「 燭台→ろうそく 」という連想や
「 コンニャク 」「 イヤなニオイを放つ 」という言葉から
妄想癖のある私の目の前には
即座にイヤラシイ光景が浮かび上がってまいります。
この花自体を見て自家発電をしようとは思いませんが
この花が醸し出す妄想は、十分に自家発電の燃料たりうるものでございます。



美しいばかりが人を惹きつけるわけではございません。
均整の取れた顔や体形、美声や薫香を有した女性が
そうでない女性に比べて必ずしも魅力的だとは限りません。
むしろ顔の面積や胴回りがデカいとか、ダミ声で口臭がきついとか
足が臭い、ウンコが太い、立ちションをする
人前でも平気で鼻糞を取って食べる
男性の股間をピンヒールで踏みにじって快感を覚える.....
そういった女性に魅力を感じる男性もおられましょう。



また、花と言えば女性というイメージがございますが
ショクダイオオコンニャクの花の姿は
男性というイメージでも違和感が無いような気がいたします。
見た目は、細長いだけがとりえの頼りない粗チンのようですが
やはり美しい女性だけが男性を惹きつけるわけでもないのと同じく
細くて貧相な上に、思わず顔をしかめたくなるような
饐えたニオイを発しているにもかかわらず
そういったモノに魅力を感じる女性もおられましょう。



ショクダイオオコンニャクの花は、女性のそういった性的嗜好に
火を点けるきっかけとなったかもしれません。
神代植物公園でショクダイオオコンニャクを見物した御婦人方の中には
その晩、ベッドの上で自分でも驚くほど夫に対して積極的になったかたが
数多くおられるのではないでしょうか。



言い古された諺ですが、蓼食う虫も好き好きなのでございます.....






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