不正のニオイ




お目汚し、失礼いたします。



ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン社が販売していた製品について
排ガス規制の検査をパスするために不正がおこなわれていたことが発覚し
大問題となっております。
発覚したきっかけは米国の環境保護庁( EPA )による調査でございまして
クルマに搭載されたコンピュータに細工を施し
検査の際、排気ガスに含まれる有害物質の濃度が低くなるようにしていたとのこと。



ガラの悪そうな自動車屋でやっている違法改造レベルの不正を
世界的に有名な大企業がやっていたわけでございます。
この問題の責任をとって同社のCEOは辞任いたしましたが
米国政府からの制裁金やリコール関連・訴訟関連の諸費用は莫大なものとなり
何よりもブランドのイメージに生じたダメージが深刻でございます。



まぁ、フォルクスワーゲン社の気持ちはわからないでもありません。
メーカーにとってその製品は、手塩にかけて育てた娘も同然でございます。
その娘が念願かなって添い遂げた相手の家で
姑からこともあろうに「 屁を出せ 」と命令されるのでございます。
そして羞恥に身もだえする娘に向かって
「 いいかい。おまえさんの屁が臭かったら即刻、この家を出て行ってもらうからね!」
と言われるのでございます。
何とかして娘の屁のニオイがわからないように細工をしてやろうと思うのは
親心としては当然でございましょう。



しかし、クルマの排気ガスは地球環境に与える影響が大きいため
行政機関による規制が厳しいのは、やむをえないところ。
各メーカーは、その規制をクリアしながらより良い製品を開発してきたわけでございまして
今回の不祥事、その努力を汚すような感がございます。
自動車メーカーとしてのプライドを地に落してまで売りさばこうとしたのは
何ゆえでございましょうか。



此度のスキャンダルでフォルクスワーゲン社が被る損失は
10兆円にも上る可能性があるとのこと。私には自殺行為にしか見えません.....



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