恐妻家に告ぐ




お目汚し、失礼いたします。



以前、あるお客様に商品をお届けしたところ
その商品の型番が違うというクレームが来たことがございました。
お客様にカタログをお見せして、お客様が指定したとおりのものを
お納めしたはずなのですが、後日電話連絡があり
別の型番のものがお入用だったとおっしゃるのでございます。



問題の商品はお客様の御自宅でお使いになるものでした。
当初はクレームということだったのですが、よくよく話を聴いてみたところ
どうやらエンドユーザーはお客様の御内儀のようでございまして
しかもお客様は、御内儀から聞いた型番を別の型番と勘違いして
発注されたようなのでございます。
そしてそのお客様、私の受注ミスだということにしてくれたら
実費交換には応じるとおっしゃるのでございます。



このお客様、私より少し年上の60歳前後のかたなのですが
ものすごい恐妻家でございました。
もし自分の発注ミスで型番の違ったものが納品されたと
女房が知ったらどんなことになるかわからない……
そのような物言いをされて怯えているのでございます。



結局、そのお客様の御提案はおことわりいたしました。
ヘタに譲歩してこちらの信用を失うようなことになれば、元も子もありません。
それに、家庭内の力関係をビジネスの場で持ち出されても困ります。
こういう場合、恐妻家であろうが愛妻家であろうが
発注先を巻き込むよりも、まず家庭内での解決を図るのが筋道というもの。
そして妻の機嫌を直してやるのも男の甲斐性のうちでございましょう。



たとえば

「 次からはあたしが業者と話をするわよ。あなた、あてにならないもの 」
「 手厳しいなぁ。ちゃんと埋め合わせはするから勘弁してくれないか 」
「 あら、何を埋め合わせするっていうのよ 」
「 決まってるだろ。おまえのアソコを俺のイチモツで埋めるのさ~♪」
「 ちょ、ちょっとやめてよ、こんなところで…… 」
「 フフフ……生娘でもあるまいし、何を言ってるんだ。ほぅ~ら、もうこんなになって 」
「 あっ、ああぁ……だ、駄目、お願い、堪忍して頂戴!」

という具合に。



もちろん、これは一例でございます。
場合によっては土下座や高額なプレゼントも必要となりましょう.....



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