料理人伝説




お目汚し、失礼いたします。



随分と昔のことですが「 ばってら 」というタイトルのテレビドラマがございました。
私、そのドラマ自体は見たことがないのですが、その番宣のCMは見たことがございます。
寿司職人らしき割烹着の男が包丁を振り回し
同じく割烹着を来た男がその男と格闘をしているシーンが流れていたように記憶しておりますが
当時まだ子どもだった私には、その物騒な光景ばかりが印象に残ってしまいまして
どのようなドラマだったのかはさっぱりわかりませんでした。



それ以降、寿司職人というのは気が荒いものだという観念が頭にこびりつき
有名・無名を問わず、寿司職人はもちろん料理に携わる者の無茶な言動を見聞きするたびに
さもありなんという思いが深まっていきました。
もちろん、そんな寿司職人や料理人ばかりではないということは理屈では分かっているのですが
一流の料理を極めた者には尊敬とともに畏怖がつきまとうものだという
一種「 伝説 」めいた固定観念が、いつのまにか私の中に出来上がってしまったのでございます。



そんな私にとって、先日、東京の高級料理店で経営者の男性が
「 挨拶が無かった 」という理由で、板前の見習いをやっていた男性の股間を蹴って
大ケガをさせたというニュースは
その「 伝説 」の正当性を敷衍するものでございました。この事件の続報をググってみましたら
この経営者( 彼もまた料理人なのでございます )の怪物めいた言動が取り沙汰されておりまして
中でも私が理不尽だと思いましたのは、「 それをやれ 」という彼の指示でございます。



このような、指示語のみしか無いファジーな指示に戸惑う従業員に対して、この経営者は
「 『 それ 』と言ったら『 それ 』に決まってるだろ! そんなこともわからんのか!」という感じで逆ギレし
そ~れ、ソレソレソレソレソレソレ━━!とばかりに罵倒の嵐だったそうでございます。
そのせいかすぐに辞めてしまう従業員が多かったとのことで
おそらく従業員たちの間では、彼の存在は「 恐怖の大王 」だったのではないでしょうか。



国営放送のテレビにも出演し、人当たりが良く好印象だったこの経営者
厨房や店内では夜叉のような顔を見せていたようでございます.....


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