月の向こう側




お目汚し、失礼いたします。



今宵は満月でございます。
私の地元では昼間は雨模様でございましたが、次第に晴れてまいりまして
やや曇りがちながらも、宵の口には晩秋の夜に浮かぶ丸い月を見ることができました。
早いもので来週にはもう師走が訪れてまいります。



ところで最近、ネットでその画像を拝見してドン引きしてしまったのですが
月の裏側というのは実に醜い姿をしているものでございます。
月はその表面の模様がウサギが餅をついているように見えるため
何となくメルヘンチックな存在というイメージがあったのですが
これは月を地球上から見た場合、すなわち表側の姿でございます。
その向こう側、つまり月の裏側はどうなっているかと申しますと
かなり様相が異なっておりまして
その鮮明な画像からはホラー映画というイメージしか湧いてまいりません。
童話や昔話には、その裏に残酷な寓意や気味の悪い暗示が隠されているものがある
という話を耳にいたしますが
この月の裏側の画像はまさにそれを想起させるようなインパクトがございました。



なんでも、月は引力の影響や自転・公転の仕方によって
常に地球に対して表側しか見えないようになっているそうでございます。
しかしそんな月の裏側の姿をわれわれは今日
科学技術の進歩によって鮮明に見ることができるようになったわけですが
それにしても月の裏側、見れば見るほどグロい姿でございまして
画像検索は私としてはあまりオススメできません。
「 月でウサギが餅をついている 」というイメージを最初に考えた人間を
私は世界一の詩人だと思っておりますが
この月の裏側を表現できる絶妙な言葉を発する人間がいるならば
その者はおそらく世界一の変質者ではないでしょうか。



私たちが夜空を見上げて目にする月は
永遠にウサギの餅つきというホッコリした姿のままでいてもらいたいものでございます。
将来、月世界旅行が可能になったとしても、おそらく私はそのツアーには参加しないでしょう。
宇宙船の窓からあのグログロしい裏側の姿を見ることを思うと、とてもそんな気にはなれません。



もっとも、月世界旅行を一般人が楽しめるようになる頃には私
月の向こう側よりも、もっと遠いところに旅立っていることでしょう.....


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