昼日中の二匹




お目汚し、失礼いたします。



先日、客先を訪問して自分の店に戻ろうとしていたときのことでございます。
客先の駐車場に停めていた自分の車に乗り込もうとしたとき
二匹のネコがものすごい勢いで駐車場に走り込んできました。



二匹は私がいるのも眼中に無いようでございまして
白くてほっそりとしたネコをやや大柄な三毛猫が追いかけておりましたが
私の車から少し離れた位置にある別の車のタイヤの陰で三毛猫が白猫に追いつきました。
案の定、三毛猫は白猫の上に乗っかかったのでございますが、なかなかコトを始めません。



ネコのHというものはやたらと前戯が長いのでしょうか。
どちらの鳴き声かは存じませんが、唸るような声が延々と続いてはいるものの
白猫も三毛猫もいっこうに腰を振ろうとしないのでございます。
私は二匹がコトを終えるのを見届けようと、しばらくその場で佇んで眺めておりましたが
猫のセックスを見ながら自慰行為に励もうとする変質者のオッサンだと思われてもマズイので
あきらめて自分のクルマに乗り込んで出発いたしました。



ある意味、のどかな光景でございましたが、人間があれをやれば婉曲な表現なら「 暴行 」
横文字で書けば「 レイプ 」、はっきり申せば「 強姦 」でございます。
人間の男性はどんなに相手の女性のことを真剣に愛していようとも
下半身のことに関しては前戯が不可欠、おっと失礼、事前の合意が不可欠なのでございます。
これは女性側にも言えることでしょうし、あらゆる性的嗜好の持ち主に関しても言えることでございましょう。



今の日本社会においては、相手のある性行為に関しては「 結果オーライ 」は許されません。
では逆にどんなに悲惨な結果が待ち受けていようとも事前の合意さえあれば何でもアリかというと
そういうわけにも参りません。
そして悲惨な結果にならなくとも、それが「 営利活動 」としておこなわれるものはアウトでございます。
要するに、衛生管理された無菌状態の工場で作られ、有害物質や不純物が混じっておらず
きちんと製造元・原産国・消費期限などが明記され
何かあったときにはお客様相談室とPL保険が漏れなくついてくる製品で
しかもそれはタダで手に入れなければならないものだというようなセックス以外は
許されないのでございます。



もちろん、私はそういう「 きれいなセックス 」には大賛成でございますし
人間とはそうあるべきだと思っております。
しかし、昼日中からまぐわっていたあの二匹のネコの姿に悲惨なものを全く感じず
所詮、セックスなんてこの程度のもんだろと思ったのもまた事実でございます。
つい最近、わが国が男余りの状態になっているというニュースを見聞きいたしましたが
「 きれいなセックス 」しか断固として許されない社会では、それもやむを得ないことでございましょう.....



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