くだけた姿




お目汚し、失礼いたします。



4月になりまして新年度でございます。
1日に民間企業において入社式を済ませた新入社員の皆様は
土日をはさんで本日4日より正式に勤務に就くということになりましょう。
新社会人としての生活が今日より本格的に始まったということで
緊張や不安に苛まれたかたも中にはいらっしゃるかと存じます。



この時期になるとマスコミは各企業の入社式の様子や
新社会人となった若者たちの表情を報道しているようですが
それらはおおむね、ポジティブに伝えられていることが多いような気がいたします。
今朝もテレビのニュース番組で、某自転車メーカーの
「 入社式サイクリング 」なるもののレポートが流れておりまして
自社商品のことを知ってもらいつつ消費者目線を養うことを目的とし
あわせて新人同士や上司との結束を強めるという効果のある催しのようでしたが
当然のことながら暗いイメージはございませんでした。
自転車に乗ったままエスケープして行方をくらますような新人が
一人ぐらいは出てくるのではないかと思いましたが、それも無かったようでございます。



入社式早々から陰鬱な顔をしている新入社員の姿が
全国ネットのテレビ番組で流されては一大事でございましょうが
ただ一般的な話で申しますと
入社式の時にウキウキルンルン・ワクワクテカテカという状態でいる新人ばかりではございますまい。
私も入社式のときは特別指名手配の被疑者のように落ち着きがなく
また入社後もしばらくは何かミスをして怒鳴られるんじゃないかとか
頓珍漢なことをして顰蹙を買うんじゃないかとか、不安ばかりが先立っておりました。



同期入社の社員がみな優秀で、自分だけが使えないように思えてきて
いきなり人事担当者から「 君、明日から来なくていいよ 」と言われるんじゃないかという心配が
常につきまとっておりました。
上司はもちろん先輩社員はどの人も冷たく見えまして
自分の仕事の邪魔をしたり足を引っ張ったりするようなことがあれば
容赦なく私を指弾し、排除する敵意に満ちたものさえ感じられたほどでございます。



今思い返すと、そういった私の懸念は9割がた当たっていたのですが
それはともかく、若い新入社員を会社にとって有用な人材にしていくためには
ゆとりだコミュ障だと真っ向から決め付けたり
逆に妙に気を遣ったりしても、実りのある結果は得られないと存じます。
決してブラック企業というわけではないにもかかわらず
入社して一ヶ月も経たないうちに新人が辞めてしまうという話をよく聞きますが
30年ほど前に、ゆとり&コミュ障の新人として苦しんでいた私からの提案を申しますれば
先輩社員たちに自分の至らないところ、だらしないところ、ダメダメなところを
もっと見せてほしいのでございます。



つんと澄ました顔で如才なく仕事をこなしている姿よりも
ミスって上司ににらまれたり、トイレに行った後に手を洗わなかったり
あるいは真昼間から社内で上司や部下、同僚を相手にこっそりクンニやフェラチオに没頭し
ヒョロヒョロとした陰毛を顔にくっ付けたまま電話の応対をしていたりといった「 くだけた 」姿を
むしろ意識して見せた方が、若くて優秀だが繊細で傷つきやすい新人を安心させることになりましょう。
5月病をこじらせて5月にならないうちから辞めてしまうということも無くなるかと存じます。



まぁそうなると別の理由から新人がすぐに辞めてしまうという可能性が無きにしも非ずでしょうし
会社自体が砕けてしまうかもしれませんが.....



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