落とし穴




お目汚し、失礼いたします。



今朝、出勤途中にビデオのレンタル店へ寄りまして
借りていたDVDの返却に行ってまいりました。
テロ対策組織の元捜査官が無茶苦茶なことをして
大勢の人間を危険にさらす海外ドラマのDVDでございます。



午前中に大事なお客様との商談があり、先を急いでいたのですが
ビデオの返却期限が迫っておりまして
レンタル店が開店する今朝の10時までに返却ポストに放り込んでおかなければなりません。
レンタル店の駐車場に車を停め、念のために車に鍵をかけておいてから
本降りの雨の中、私は返却ポストの方へと向かいました。



返却ポストへDVDを放り込んだとき、DVDといっしょに持っていた車のキーが
手のひらからスベってポストの中に落下しそうになりました。
右手で傘を差し、左手にキーとDVDの両方を持っておりまして
その左手でDVDだけをポストの中に入れようとしたのでございます。
ヒヤッとしながらとっさに指先でキーを絡め取り、かろうじて事なきを得ました。



もしキーがDVDといっしょに返却ポストの中へ落ちていたらと思うと、ゾッといたしました。
キーを取り戻すにはレンタル店の店員にポストを開けてもらわなければなりませんし
店が開店する10時まで店員は来ないわけでございます。
つまり10時までは私、車を動かすことも車の中に入ることもできず
雨の中でずっと待ち続けなければならないのでございます。



そして私がお客様と商談のお約束をしている時刻は9時でございます。
しかもこのとき、よりによって鍵をかけた車内にスマホを置いてきてしまっており
お客様に遅刻の連絡を入れることすらできません。
返却したDVDに収録されている海外ドラマの主人公のお決まりのセリフのように
あやうく「 くそっ!! くそっーーー!!!」と返却ポストの前で叫ぶハメになるところでした。



まるで返却ポストが、何気ない日常に潜む思いもかけない落とし穴のように見え
ちょっとトラウマでございます。
しかし考えてみれば機能的になる一方で複雑化し、便利になればなるほど逆に窮屈になる。
誰もが何でも簡単にできる反面、自分一人ではどうすることもできない.....
そんな世の中において、この返却ポストのような落とし穴はいたるところにございます。
場合によっては命に関わるような落とし穴もございましょう。



おまけに人間は年を取るにつれて脳が老化してまいります。
知力が衰え、こういった落とし穴の存在を洞察あるいは予測する能力が
鈍くなったり欠如したりするようになってしまうわけでございまして
これから老いていくばかりの私、どうやってこのような落とし穴から身を守るか
悩ましいところでございます。



とはいえ私、知力とともにチン力もだんだん衰えてきておりますゆえ
幸いなことに男女関係にまつわる落とし穴に関しては縁が無さそうでございますが.....



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