ブログ人間の葛藤




お目汚し、失礼いたします。



第155回の芥川賞・直木賞の受賞作品が発表されております。
芥川賞は現役のコンビニ店員で36歳の村田沙耶香さんの作品「 コンビニ人間 」。
直木賞は作家の荻原浩さん、60歳の作品「 海の見える理髪店 」とのこと。



芥川賞を受賞された村田さんはコンビニ店員としての体験やノウハウを参考にして
作品を書き上げられたようですが、コンビニで働きながら小説を書き続け
それが見事に栄えある文学賞に輝いたというのですから、大したものでございます。
コンビニ勤務というのはけっこう重労働で目が回るような忙しさだ
という話を耳にすることがございますが、どうやって小説を書く時間を捻出したのでしょうか。
比べるのも恐縮なのですが、私のように週二回のブログ更新でさえヒィヒィ喘いでいる者にとっては
ある種、ミステリーのようにさえ感じてしまいます。



ミステリーや恋愛物を手がける作家、藤田宜永氏の作品に
「 野薔薇の殺人者 」という連作短編集がございます。
90年代に読んだ作品なのですが、暗い過去を背負ったコンビニ店員が
本業の傍ら探偵として活躍するミステリー小説でございまして、けっこう面白ぅございました。
ただこの作品、私の記憶ではコンビニが事件の舞台になったり
コンビニ業界にまつわる犯罪などはほとんど出てこなかったようでございまして
その点、リアリティの面で弱かったかもしれません。



今回芥川賞を受賞された村田さんは現役のコンビニ店員でございますので
もしミステリーを書かれることになれば
コンビニを舞台にしたかなり面白いものが出来上がるような気がいたします。
とはいえ、記者会見で御本人がおっしゃられていましたが
コンビニは村田さんにとって職場という聖域でございまして
その聖域をネタにして作品を書いたこと自体、驚きですし
これからも同じネタで何かを書いていくというのは、かなりリスクや障害を伴うことになりましょう。



自分の実生活を題材にしてリアルタイムで身近なことを書いていくのは
書き手にとっても読み手にとってもエキサイティングでしょうが
周囲や自分自身に及ぼす影響を考えれば躊躇せざるを得ないでしょう。
作家とは何か、どうあるべきかという議論はさておき
実生活への影響を考えたとき葛藤が生じるのは止むを得ません。



私も当ブログについては、できるだけ関係者名やその仕事内容、実住所などが特定されないよう
細心の注意をはらっておりまするが、ときおり「 バレてもエエがな 」「 書いてまえ書いてまえ 」と
悪魔の囁きもしくは死神の誘惑、あるいは露出狂の雄叫びが聞こえる次第でございます.....




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