生兵法






お目汚し、失礼いたします。



道を歩いていると、何の関係もない人間からいきなり刃物で刺されたり
殴る蹴るの暴行を受けたりして死傷者が出たという事件のニュースを
ときおり見聞きすることがございますが
そのたびに実に物騒な世の中だなと身震いいたしております。
いわゆる通り魔による無差別殺傷事件というやつでございますが
銃社会の米国ほどではないにしろ
わが国もナイフや包丁などの鋭利な刃物を購入することは原則として自由でございますので
一般市民が犯罪被害に巻き込まれる危険と常に隣り合わせにあるのは確かでございます。



私どもが子供の頃、テレビドラマの格闘シーンで凶器を振り回す悪漢が出てくることがございました。
凶器はナイフだったり、包丁だったり、アイスピック、あるいは割れたビール瓶の先だったりするのですが
そういうとき主役の男優がよく背広や上着を脱ぎ、それらの衣服を使って相手の凶器を払いのけたり
隙を突いて凶器ごと悪漢を上着で押さえ込んだりしたものでございます。



格闘の際、このように衣服を利用して相手の凶器から身を守るというのは
何か当時の人間社会で起きていた喧嘩やいざこざの場で自然と培われた
泥臭いノウハウだという印象がございましたが
後年、護身術について記された書物かサイトを見たときに
この衣服を使った護身術のようなものがあることを知り
泥臭いというよりかはむしろ高度な専門技術として印象を新たにいたしました。
まぁ、もともとは泥臭いノウハウだったものが
軍隊や警察その他、格闘の技術を要するところで洗練されていき
一つの護身術として確立したのかもしれませんが。



もし仮に私もどこかで刃物を振り回す通り魔に遭遇したら
自分の命を守るため、あるいは大切な誰かを守るために
衣服を使って応戦しようかと思うのですが、生兵法は大ケガの元と申します。
うまく刃物をかわすことができずにブスリとやられたり
上着を脱ぐのに手間取っているうちに刺されたりするかもしれません。



また、刃物を払いのけようとして使っていた衣服が切り裂かれ、用を成さなくなるかもしれません。
そうなったら背広の次はワイシャツを使って応戦
ところがワイシャツも切り裂かれたのでその下のランニングシャツを脱ぎ
それも使い物にならなくなって次はズボンを脱ぎ
さらにブリーフを脱いでと、最終的にはマッパになってしまい
傍から見ているとどちらが通り魔か分からなくなってしまいましょう。
ブリーフを両手で持って武器のようにして構えたまま
興奮してイチモツをそそり立たせながら通り魔とにらみ合いを続けることになるかもしれません。
もし警官がその場を通りかかったら通り魔よりも私の方を撃つでしょう。



やはりこういったことは素人がやるべきではなく、逃げるというのが最良の手段でございます.....





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