ボブ氏の受賞






お目汚し、失礼いたします。



2016年のノーベル文学賞を米国のミュージシャン、ボブ・ディラン氏が受賞しております。
文学賞と銘打っているので、受賞の対象者は小説家や詩人だけかと思っておりましたが
音楽家も含まれるようでございます。
ともあれ毎年、小説家の村上春樹氏の受賞を期待している
いわゆる「 ハルキスト 」と呼ばれるかたがたにとっては残念な結果となってしまいました。



私がボブ・ディランという名前を初めて耳にしたのは中学生の頃だったかと存じます。
当時、ガロというフォークグループが歌う「 学生街の喫茶店 」という曲が巷でよく流れておりまして
その歌詞の中に「 ボブ・ディラン 」という名前が出て来るのでございます。
しかし私にはそれが人名だとは知る由もなく
曲名もしくはジャズやブルース、ロックやソウルといった音楽のジャンル名だと思っておりました。



そのころ、ラジオでこの曲が何度も何度も流れておりましたが
この「 ボブ・ディラン 」という言葉についての説明を聞いたことが私、一度もございません。
ことほどさようにボブ・ディランという名前は世間的に周知され
一般常識のようなものとして扱われていたのかもしれませんが
オナニーを覚えたばかりの中学生だった当時の私がフォークミュージックに興味など示すはずもなく
逆にどうして説明してくれないのだろう、世の中ってなぜこんなにもモノグサなのだろうかと
自らは人に尋ねようともせず、雑誌か何かで調べようともせず
理不尽な理屈に基づいた理不尽な思いに憤慨していたものでございます。



やがて時が経ち、私はボブ・ディランが世界的に有名なフォークミュージシャンだと知りましたが
そのときの私は高校生。
オナテクに磨きがかかり、センズリ街道一直線の性春真っ只中でございます。
「ボブ・ディラン? ふーん、あっそ 」てなもんで、さほど興味は持っておりませんでした。



それから何年か後、テレビでサム・ペキンパー監督の「 ビリー・ザ・キッド 21才の生涯 」という映画を見ました。
米国の西部開拓史時代に実在したアウトロー、ビリー・ザ・キッドの生涯を描いた作品で
主演はロック歌手のクリス・クリストファーソン。その映画にボブ・ディランが出演していたのでございます。
ボブ・ディランはビリーの仲間の役としてガンマンの格好をしておりましたが
私が見た印象では、あまり演技に身が入っているようには見えず
何やらモノグサな感じがいたしました。



ボブ氏が歌う「 風に吹かれて 」という曲は何度か聴いたことがございます。
とはいえ歌詞が英語であり、しかもボブ氏のあの寝言をつぶやいているような歌い方のせいで
あまり強烈な印象は受けませんでした。
そしてやはりモノグサな印象のある曲としか思えませんでした。



とにかくボブ・ディランというとモノグサなイメージしか湧きません。
聞くところによると受賞したことをボブ氏本人にノーベル賞の選考委員会が伝えようとしたところ
完全スルーの状態でどうしても連絡がつかず
しかもボブ氏の公式サイトからは、ノーベル賞を受賞したという経歴が削除されているそうでございます。
かといって受賞を辞退するという意思表明もございません。



ボブ氏がこのようなスタンスを取り続けるのは
世捨人のようなイメージが崩れるからとか
ダイナマイトを発明した人間に縁のある財団が授与する賞を貰うのは
平和主義者のボブ・ディランとしては抵抗があるからとか
色々と憶測が乱れ飛んでいるようですが
私にはボブ氏が単にモノグサだからというような気がしてなりません。
それとも、空気嫁とでも言いたいのでしょうか.....





                                       プロフィール画像2015圧縮前→fg→圧縮→jpg→FC2画像圧縮20150929

コメント

非公開コメント