今そこにある痛み




お目汚し、失礼いたします。



米国にはCIA、DIA、NSAなどの情報機関を束ねる
国家情報長官室という役所があるそうでございますが
その役所が最近発表した報告書によれば
2040年までに世界的な水不足による紛争や経済的混乱が起きる可能性が
あるとのことでございます。
人口増加と経済発展による水への需要の増加
そして地球温暖化による水の供給量の不足が、そういった由々しき事態を招来し
特に南アジア、中東、北アフリカといった地域の国々が
深刻な影響を受けるそうでございます。



2040年などと申しますと、何やらまだまだ先のことのように感じられますが
ほんの28年も経てばホレ、すぐそこでございます。
また、わが国がどれほど水不足になるのかはよくわかりませんが
仮にたいしたことはないにしても、今のような青息吐息の経済情勢が続いていれば
水不足による世界的な経済不安の影響を受けたとき
わが国の国内経済はひとたまりもないでしょう。
おまけに最近は中国人が日本の良質な水資源を買い漁っております。
世界的な水不足が本格化した時、連中がどんな行動をとるかは想像に難くありません。



ともあれ、そういったマクロ視点での危機予測はさておき
このニュースを聞いて私の頭に真っ先に浮かんだのは
尿路結石という病気のことでございます。
この病、水の摂取を怠ったり、摂取量が少なかったりすることにより
腎臓、膀胱、尿管などにおいてカルシウムやシュウ酸、リン酸などを成分とする
石のようなものが生じ、激痛をもたらす病気でございます。
いわゆる死病の類ではないのでございますが
その激痛たるや悶死するかと思われるほど苦しく辛いものでございます。



私もかつてこの病を患い、死にそうなくらいの苦痛を味わいました。
一般的には「 刺すような痛み 」だそうですが
私が経験したのは脇腹や下腹部に高層ビルがのしかかってきたような
重苦しい痛みでございました。あまりの痛みに歩くこともできず
処女の新妻が初夜の営みにおいて破瓜の痛みに耐えるがごとく
両手で布団をかきむしり、ベッドの上で七転八倒しておりました。
幸い、石の大きさが小さかったので鎮痛剤の服用で痛みを抑えたのち
水分を大量に摂取し、利尿剤を服用することによって
石を外に出すことに成功いたしました。
もっともそれまでに約3年ほどかかりましたが。



この疾患に罹る割合は女性よりも男性の方が多いそうでございます。
世界中が深刻な水不足に陥ったならば
地球上のいたる所で、この病に犯された男どもが呻き苦しみ
のた打ち回る光景が見られることになりましょう。
この病気の恐ろしさを知っている私としては、とても他人事とは思えません。
地域紛争や経済的混乱はもちろんでございますが
男性諸氏が尿路結石の激痛を味わうことがないように
わが国や諸外国の政府は、将来起こりうるであろう水不足の対策に
本腰を入れてもらいたいものでございます.....






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