屋上屋を架す






お目汚し、失礼いたします。



3日前の朝、税務署へ行ってまいりました。確定申告でございます。
申告書の提出窓口の方へ行きますと
6~7人の職員が横一列に並んで申告書をチェックして受付印を捺しておりました。
30代~40代の職員がほとんどでしたが
中に一人だけ年のころは60代後半か70歳前後の職員がおりました。
税務署員のOBが応援で駆り出されたのでございましょう。
作業が多少遅れがちですが、落ち着いて書類の確認や押印をおこなっておりました。



民間企業にしろ官庁にしろ、どこも人手不足のようでございます。
若いアルバイトでも雇えばいいのにと思うのですが
重要な公的書類を扱うということで、そうもいかないのでございましょう。
少子高齢化は着実に進行しており
労働力の枯渇はもはや歯止めが利かなくなっているのではないかという気がいたします。



ところで税務署はもちろん役所なるものには常におびただしい数の書類が提出され
また逆におびただしい数の書類が市民へと送付されております。
送付された書類の何割かは必要事項が記載されたり印鑑が捺されたりして
再び役所に戻ってまいります。
そして送付するために用意された未使用の書類も大量にあるわけでございまして
役所には一体どのぐらいの量の書類が保管されているのでございましょう。
書類が増えすぎて整理や処理が追いつかなくなるのではと
他人事ながら余計な心配をしてしまいます。



人手不足が災いして、役所がゴミ屋敷のようになってしまうかもしれません。
今は公務員や役人に対する風当たりが強く
何らかのミスで重要な書類を無くしたことが発覚すると
鼻血が出そうなほどネットで叩かれてしまいます。
かといって適切な管理をするには人手不足だとなると
もうとにかく書類は何でもかんでも捨てずに保管しておけということになり
その結果、庁舎内のいたるところにダンボールに入ったままの書類の束が放置され
かえって管理が困難になって紛失や破損が増えてしまうという悪循環に陥るでしょう。



そういったことの解決策として電子化ということを耳にいたします。
書類をすべてデジタル化して保存すれば場所を取らないし管理も容易だというのでございます。
しかし、たとえ電子化が浸透したとしても、それはそれでまた困ったことが起きましょう。
ハッキングやウイルス感染による情報の流出・消失の危険がつきまといますから
万一に備えて紙媒体による情報の保管が必要となってまいります。
そうなると元の木阿弥でございますし、むしろ書類と電子データの両方を管理しなければならなくなって
屋上屋を架すことになりかねません。



それ以外にも電子化のデメリットは色々とあろうかと存じますが、ここでは割礼させていただきまして
ともあれ私の経験から申しますと、それほど劇的な効果があるとは思えないのでございます。
PCでエロ系の画像や動画を楽しみながらも
若い頃に手に入れたビニール本とHなVHSビデオを未だに捨てきれず
押入れの中に大量に保管している私が申すのですから間違いはございません.....





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