原点回帰






お目汚し、失礼いたします。



4月になり新年度を迎えまして、全国各地で入社式がおこなわれております。
昨今は就職に関して売り手市場と言われておりますが
やはり採用する側も何でもいいから雇ってしまえというわけにはいかないわけでございまして
良い人材をどのように見分けるか、各企業とも知恵をしぼっているようでございます。



先月半ばだったかと存じますがテレビの情報番組で
焼肉面接なるものが紹介されておりました。
企業の人事担当者が就活生を焼肉店に招待して酒や食事を楽しみながら
面接をおこなうというものでございます。
これは、かしこまった面接試験では就活生が本来の姿を隠してしまい
本音や資質を見分けることがむずかしいという意図から催されているようでございます。



なかなかユニークな企画でございまして
企業の人事担当者にも就活生にもメリットがある催しだと言えましょう。
就活生の側からしても、緊張やストレスを感じるような面接よりかは
さっくばらんな雰囲気の中で自分をアピールする方が楽なのは申すまでもございません。
また意地の悪い見方ですが、人事担当者にしてみれば
肩の力を抜くことができるような場において油断した就活生が何気なく見せる欠点や弱点を
チェックすることができるわけでございます。



私事になりますが、社会人一年生としてある会社に就職したとき
新入社員研修を終えたあとの歓迎会の席でやらかしてしまったことがございました。
食事中に人事担当者から「 話があるのでみなさん、ちょっと聞いてください 」
と言われたのでございますが、他の新人たちがきちんと正座して話を聞いていたのに
私だけ漫然と胡坐をかいて聞いておったのでございます。
しかもあろうことか、食べかけの海老天を箸でつまんだままの状態でございまして
話をしているあいだ人事担当者の視線は、箸を持った私の手にずっと据えられておりました。



食事や酒の席においては、玉石混交の中に隠れている「 石 」を
このような形で判別することができる場合がございますので
これを面接の場において活用しない手はございません。
しかし最近の若者や就活生も馬鹿ではございません。
企業側にとっての、こういった焼肉面接の「 裏メリット 」を想定していないわけはないでしょうから
焼肉面接も、いずれは攻略のための対策やマニュアル、ノウハウができあがってしまいましょう。



そうなると採用する側としては焼肉面接だけでは不十分でございます。
そのあとの二次会面接、締めのラーメン面接、終電なくなったのでカプセルホテルで一泊面接
カプセルホテル満員なのでラブホで間に合わそう面接
ラブホも満杯なのでソープでも行ってみるか面接といった手段も必要になってまいりましょう。
しかしどれもいずれ手の内は読まれてしまうでしょうから
結局回り回って元の格式ばった面接に原点回帰してしまうかもしれません。
就職は採用される方も採用する方も大変なのでございます.....





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