ありきたりのままに






お目汚し、失礼いたします。



ついこの前のゴールデンウイーク中だったかと存じますが
「 おはよう朝日です 」というテレビの朝の情報番組で
○野という女子アナが食レポのようなものをやっておりました。
彼女は以前からその番組にちょくちょく顔を出してニュースを読み
番組内のコーナーの内容紹介やワイプのようなことをしていたのですが
その表情には何かしら透明なよそよそしさが漂っており
決して素を出さない仮面のようなものが感じられました。



しかしこのときの彼女は食レポということもあってか、のっけからどことなくハイテンション。
おまけに大好物のウニの試食レポートでは、食べた瞬間にそのウニの美味しさを表現するべく
まるでオルガスムスを感じているかのような恍惚とした表情を浮かべまして
そのあまりのエロさに私、思わずテレビ画面にブッかけたくなったほどでございます。
おそらくはちょっとクールなキャラが「 売り 」であろうこの女子アナ
撮影現場のディレクターの指示でキャラに合わないリアクションをさせられたのかもしれません。
ちょっとかわいそうだなという感じがいたしました。



最近のテレビ番組、特にバラエティ番組においては
上手な食レポにバイアスがかかっているような気がいたします。
動作や表情はもちろん言葉を使った表現にもそういうバイアスがかかっていて
まぁネタだとは思いますが
ありきたりなコメントには、ツッコミやダメ出しが来るシーンを何回か見たことがございますし
今や単に「 美味しい 」「 美味い 」
あるいは「 まったりとしているがしつこくなく、あっさりしているが濃厚 」などという言い回しさえ
NGワードになっているような空気が感じられ、見ていると堅苦しくてしかたありません。
美味しいものは、ただ単純に美味しいと言えばよろしゅうございましょう。
殊更むずかしい言葉を使ったり、妙な表現やレトリックを使って料理や食材のことを褒め称えるのは
かえって違和感だけが目立つというものでございます。



SEXの後に「 気持ちよかったよ 」「 最高だったわ 」という言葉じゃありきたりだからといって
「 君は神が与えたもうたダッチワイフだ 」とか
「 子宮を突き破って喉から飛び出るかと思ったわよ 」といった感想ならOK
というわけでもございますまい。
たとえありきたりであろうとありのままに、自然体で言葉を発する。
食レポに限らず、人間にとってこれが一番大切なことではないかと存じます.....





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