気後れ 【 1/2 】






お目汚し、失礼いたします。



20年ほど前、当時勤めていたところの通勤途上に本屋がございました。
駅から少し離れたところにあるに書店でございまして
帰宅する途中にときおりそこへ寄って行き、立ち読みをしたり雑誌を買ったりしておりました。



中年の御夫婦がお二人で営んでおられる、こじんまりとしたお店でした。
扱っているのは雑誌と文庫本、単行本がほとんどでしたが
店内の一角にビデオのコーナーがございます。
当時はビデオと言えばVHSのビデオカセットが主流でございまして
その本屋に置いてあるのは超大作映画やVシネマのビデオカセットがほとんどでしたが
そのうちの一割程度がいわゆるR18のビデオでございました。
ただしR18と申しましてもオリジナルビデオはごくわずかでございまして
大半は日活ロマンポルノの作品をビデオ化したものばかりでございます。



ある日、いつものように帰宅途中にその本屋へ寄った私は
何気なく目をやったビデオのコーナーに
とある日活ロマンポルノの作品タイトルを見かけました。

   「 団鬼六 美教師地獄責め 」

団鬼六原作、真咲乱主演で1985年に公開された作品でございます。
若い頃、映画館で見たときの真咲乱の巨乳に目を奪われたことを思い出し
そこがアダルトショップではなく普通の本屋だということも忘れて
思わず手が伸びておりました。
ちょうど店番をしていたのが奥さんの方ではなく旦那の方で
おまけにフトコロが温かかったということもありまして
私は迷うことなくそのビデオをレジの方へ持って行き、購入いたしました。



思わぬ掘り出し物を見つけた、と思いました。
そして一ヵ月後、その本屋で立ち読みをしていた私
ビデオのコーナーへ恐る恐る行ってみましたところ
今度はSMの女王として名高い谷ナオミ主演の「 黒薔薇夫人 」を見つけ
これも即行で購入いたしました。
大学生の頃に見た「 11PM 」というテレビの大人向け深夜バラエティ番組で
その一部が紹介されて激しく印象に残っている作品であり
この映画でヌくのが夢だったのでございます。
このときもやはり店番は旦那、フトコロはホカホカでございました。



それからというものは私
その本屋で立ち読みをしたついでにビデオのコーナーへ行き
気に入ったAVを見かけたら購入するというのが癖になりました。
しかもそうこうするうちに立ち読みは添え物になり
その本屋へ行くと真っ先にビデオのコーナーへ直行するようになっていたのでございます。
こじんまりとしていて私以外に客の姿を見ることがほとんど無い本屋ですので
気弱な私でもあまり人目を気にせずにアダルトビデオを買うことができますし
また勤め先からの帰宅途中にAVを買うことができるというのが便利でもありました。



このように、当初は立ち読み目的だったのが
いつの間にやらアダルトビデオ目当てにその本屋を訪れるようになった私ですが
やがて、ある「 異変 」に気づくことになるのでございます.....



申し訳ございません。長くなりますので続きは次回更新にて.....





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