暗転




お目汚し、失礼いたします。



東京の方で物騒な殺人未遂事件が起きたようでございます。
幸い犯人は捕まっているものの、近ごろ何ヶ月かに一回
決まってこのような事件が起きている気がしてならず
なにやら背筋に寒いものを感じます。



三日前の5月21日、東京の地下鉄の駅構内のエスカレーターにおいて
肩がぶつかったというトラブルが原因で
32歳の男が53歳の男性を殴打したうえに
護身用として持っていたサバイバルナイフで切りつけ、逃走いたしました。
53歳の男性は首と脇腹などに傷を負い、重傷でございます。
不特定多数の人間が行き交う場所でのこの手の事件は
もはや珍しくない御時勢となってしまいましたが
それでも、犯人が刃渡り30㌢もあるような刃物を
「 護身用 」と称して持ち歩いていたことには、あらためて戦慄を禁じえません。



ところで警察は、犯人が映っている防犯カメラの画像を早々に公開し
それを見た人からの通報によって、比較的早い段階で
犯人の居場所を特定していたようでございます。
そして昨日、自宅を出た犯人がアルバイト先へ向かうのを尾行し
犯人が勤めを終えて外に出たところを逮捕したとのこと。
世人を震撼させるような大それたことをしでかしながら
平然と勤めに出てくる犯人の精神状態も不可解ですが
もうひとつ私が不可解に思ったことがございます。



犯人のアルバイト先がどんなところなのか存じませんので
私の指摘はピント外れなのかもしれませんが
もし犯人が昨日、アルバイト先での休憩中や昼休みにテレビを見ており
しかも見ていたのがニュース番組で、そこに自分の姿が映っている
防犯カメラの画像が出てきたらどうなっていたでしょう。
おまけに犯人の同僚なり上司なりも、いっしょにその画像を見ていたなら
どうなっていたでしょう。

「 あれぇ? ひょっとして…… 」
「 まさか…おまえ…… 」
「 お、おい…マジかよ!」

てなことになって職場がパニック
血迷った犯人がサバイバルナイフを使って人質籠城事件……
という不測の事態も考えられましょう。



あるいは犯人が、アルバイト先へ向かう途中の道で
お喋り好きなオバチャン連中と遭遇し

「 ねぇ。ちょっと見てよ、あの人 」
「 あら、いやだ。防犯カメラに映ってた人でしょ?」
「 や~ねぇ~。こんなところで何してるのかしら 」( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

と囁いているのを見て事態を察し
その場で逆切れしてオバチャン連中に襲い掛かり
更なる凶行を重ねるおそれもあったわけでございます。



今回、そのようなことも無く犯人の身柄が確保されましたので
とりあえずめでたしめでたしというところでございましょうが
警察はなぜ犯人が自宅にいるところ
または自宅を出たところをすぐにつかまえなかったのでございましょう。
もちろん、法的手続きの関係や現場での実務的・技術的な必要性から
即行逮捕に踏み切らなかったとも考えられます。
しかし過去に警察の対応の遅さや不手際が原因で
深刻な事態や悲惨な結果になった事例があるゆえ
私の個人的な第一印象としては不信感や不安感が否めません。



考えたくないことではございますが、ひょっとするとこの事件
一つ間違えれば、思いもかけないような形に暗転していたかもしれません.....

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120524-00000023-mai-soci






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