怪獣の餌食




お目汚し、失礼いたします。



さる5月22日、高さ634㍍に及ぶ電波塔
東京スカイツリーが業務を開始いたしました。
このスカイツリー、電波塔としての役割のほかに
観光客を楽しませるための展望施設を有し
しかも周辺にはショッピングセンター、レジャー施設などを従えて
さながらちょっとしたテーマパークのような装いでございます。



高さ634㍍の電波塔ということで
これまで首都東京の象徴でもあった電波塔、東京タワーは333㍍
スカイツリーの約1/2の高さでございますゆえ
やや影が薄くなってしまいそうでございます。
しかし私のような昭和生まれの人間にしてみれば
東京タワーの存在感はまだまだ根強いものがございます。



そんな私にとって、東京タワーといえば真っ先に思い浮かぶのは
往年の東宝特撮映画「 モスラ 」( 1961年公開 )でございます。
太平洋上の架空の島、インファント島の守り神モスラに巫女として仕えていた
双子の妖精が拉致され、彼女たちを取り返すべく
モスラが日本にやってくるという怪獣映画でございます。
この映画の中で、巨大な芋虫の姿をした怪獣モスラが
へし折れた東京タワーにへばりつき
糸を吐いて繭を作る場面が出てくるのでございます。



やがてこの繭の中から蛾の姿になったモスラが
成虫として現れるのでございますが
私の脳内では、この映画の中で最も印象に残っていますのは
この、モスラが東京タワーにへばりついて繭を作るシーンでございまして
それが私にとっての東京タワーのイメージとして固まっておる次第。



今思えばこのシーン、高度経済成長の終焉と歪みを
予言あるいは象徴していたものだったような気がいたします。
経済成長による恩恵のシンボルたる東京タワーと
それにへばりついて巨大な繭を作るモスラという怪獣。



今、仮に東京に怪獣が現れ、スカイツリーにへばりついて繭を作るとしたら、
それはどんな怪獣でございましょう。
このところ日本全国で暴れまわっている地震や津波、竜巻に雷雨などの
天変地異でございましょうか。
それとも原発安全神話の崩壊とその影響による電力不足でございましょうか。
政権担当能力の無い政府与党と
建設的な歩み寄りや代案を示せない野党でございましょうか。
お前のものは俺のもの、俺のものは俺のものと申して憚らない
某中華珍民共和国でございましょうか。
老若男女、民間と公務員、同胞や在日外国人に蔓延している
モラルハザードでございましょうか。



スカイツリーは東京タワーの約2倍の高さがございます。
怪獣のパワーも2倍でございましょう.....






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