ロジカルとエモーショナル






お目汚し、失礼いたします。



ジャズ系のトランペット奏者、日野皓正氏がジャズコンサートの場において
中学生に対してビンタをおこなったということで何やら叩かれております。
コンサートのバンドメンバーは東京都世田谷区の中学生で構成されており
日野氏は彼らを指導する役を引き受けていたようですが
ドラム担当の少年が演奏終了後もドラムを叩くのを止めなかったために
氏が制止するべくビンタをしたとのこと。



叩くのをやめさせるために叩いたら
結局叩かれるハメになるというのも皮肉なものですが
叩かれたのが中学生だからといって、ジャズを披露する場での出来事に
学校教育の見地からとやかく申すのも痛々しゅうございましょう。
また日野氏も取材に訪れたマスコミ相手に
あんたたちのせいで日本の文化がダメになると申したというのも
何やら的外れという感がいたします。
オマエラはハイエナだ、ウジムシだと言う方が、まだ当を得た発言ではないかと存じますが。



ビンタをされたこの少年、要するに興奮の極みにあったのでございましょう。
音楽活動においてエモーショナルな瞬間は重要な要素でございます。
しかし人間社会においては、そこへ飲み込まれるばかりでは困るわけで
現実との折り合いも必要なのでございます。
そしてその折り合いの付け方がエモーショナルではなくロジカルかどうか
まさにここが重要な点でございます。



興奮で我を忘れている人間に対し、言葉は無力な場合がございます。
あの場の状況や当事者の信頼関係を精査してみなければ何とも言えませんし
日野氏本人もやり過ぎだったと申してはおりますが
私は日野氏の取った行動はロジカルだったのではないかと存じます。
たとえば夫の浮気現場へ乗り込んだ本妻が
ベッドの上の2人がまぐわったまま離れないのを見て
いきなりバケツで水をかけるか
あるいはタコ殴りにするか強烈な踵落としをお見舞いするかして
無理やり引き剥がすことがございましょう。あれと同じでございます。



「 ちょっと、やめてくれない? 超ムカつくんだけど 」とか
「 もういいでしょ。そろそろあたしにバトンタッチしてくれないかしら 」とか
「 あら、可愛い娘ね。私が抱いてあげる。さぁ、こっちへいらっしゃい 」とか
そんな悠長なことを申しても、かえって相手方がますます燃え上がり
2人の繋がりを強めてしまうことになりましょう。
そうではなく即座に実力行使に踏み切って思い知らせる。
それが最も効果的な方法であり、またこれこそ妻の本懐でございましょう。



とはいえ、即行の実力行使が相手の女性を動揺させて膣痙攣を引き起こし
驚異的なレベルで2人の繋がりが強くなったために
医師やレスキュー隊を呼ばなければ引き剥がせなくなる場合もございます。
それゆえ、有形力の行使というものは
諸々のリスクやそれらに対するサポートを念頭に置いておこなうべきものでございまして
そこにロジカルな視点というものが必要になってくるわけでございます。



日野氏の行動がロジカルに見て間違っているという主張もございましょうが
あの行動の表層を見て逆上し、いたずらに日野氏を叩くのも
エモーショナル一辺倒でございましょう.....






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